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タクシー車両の種類

タクシーにはさまざまな車種が存在します。一般的に、タクシー車両といえば何を思い浮かべますか?多くの人が最初に思いつくのは「セダンタイプ」の車でしょう。しかし、実際にはさまざまなタクシー車両があり、それぞれに特徴があります。こちらの記事では、タクシー車両の種類と特徴についてご紹介します。

 

セダンタイプ

外観

セダンタイプのタクシーは、一般的に4つのドアを持つ普通の乗用車の外観をしています。外部デザインは地域やタクシー会社によって異なりますが、明るい色やタクシーのサインが目立つことが多いです。

快適性

乗客の快適性を考慮してデザインされており、室内は広めで、座席やエアコン、ヒーターなどの装備が整っています。清潔で快適な環境を提供します。

利用シーン

セダンタイプのタクシーは、個人やカップル、小さなグループに適しています。特に出張、買い物、観光、空港送迎など、様々なシーンで利用されます。

燃費

一般的にセダン型のタクシーは燃費が比較的良く、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載していることが多いです。最近ではハイブリッド車も増えており、環境にやさしい選択肢として人気があります。

人気車種「クラウンコンフォート」

「クラウンコンフォート」とは、トヨタ自動車が製造・販売するタクシー向けの車種です。快適性、信頼性、耐久性を備えた高品質なタクシーとして、多くの都市で利用されています。運転席と乗客席の両方に対する高度な設計が、多くのタクシー運転手と乗客にとって魅力的な車種となっています。

外観とデザイン

・クラウンコンフォートは、優雅な外観と高級感あるデザインが特徴です。

室内空間

・室内は広々としており、乗客に快適なスペースを提供します。

・高品質の座席と内装が、長時間の乗車でも疲れにくい環境を実現します。

 

ミニバンタイプ

外観

ミニバンタイプのタクシーは、通常、大きなボディとスライド式の側面のドアを持つ特徴的な外観をしています。このドアは荷物の積み込みや乗客のスムーズな出入りを容易にします。

座席

ミニバンタイプのタクシーは、通常、広い室内スペースを提供し、多くの座席を持っています。これにより、家族や小さなグループ、観光客など、大人数での移動が可能です。

荷物スペー

ミニバンタイプのタクシーは、大きな荷物やスーツケースを運ぶのに適しており、多くの荷物スペースを備えています。これは空港送迎やショッピングの際に特に重宝されます。

利用シーン

ミニバンタイプのタクシーは、家族旅行、空港送迎、ショッピング、観光ツアー、イベントへの移動など、大人数での移動が必要なさまざまなシーンで利用されます。

人気車種「アルファード」

トヨタ自動車が製造・販売する高級ミニバン型の自動車です。アルファードは、スタイリッシュな外観、豪華な内装、高度な快適性、そして最新の安全技術が搭載されており、衝突回避システム、自動ブレーキ、車線維持アシスト、駐車支援システムなどが提供されています。アルファードは、家族やビジネス目的での利用に向いており、その高級感と快適性から、特に需要の高いミニバン車種として人気です。

外観とデザイン

・アルファードは洗練された外観が特徴で、流線型のボディデザインが目立ちます。

・大きなグリルと独自のヘッドライトが存在し、高級感を際立たせています。

室内空間

・アルファードの室内は非常に広々としており、乗客に快適なスペースを提供します。

・豪華な素材と高品質な仕上げが施された内装は、高級感と贅沢さを醸し出します。

 

高級車タイプ

外観

高級車のタクシーは、一般的に高級車メーカーによって製造された車両を使用しており、洗練された外観が特徴です。美しいデザイン、高品質な素材、高級感のある装飾が一般的です。

内装

内部では、高級車のタクシーは快適な座席、高品質の革張り、木目調の装飾、最新のエンターテインメントシステム、そして一般的に広々としたスペースを提供します。

快適性

乗客は高級車のタクシーで快適な乗車体験を楽しむことができます。静かで振動の少ない走行、高度な空調システム、シートの調整機能など、快適性を追求しています。

セキュリティ

一部の高級車のタクシーには、セキュリティ機能が充実しており、乗客の安全性が確保されます。プライバシーを重視するビジネス旅行者や有名人に人気があります。

利用シーン

高級車のタクシーは、ビジネス旅行、特別なイベント、結婚式、特別な日のディナーなど、特別な機会や要求の高い状況で利用されます。

人気車種「レクサス」

レクサスは、高級車の高品質な快適性とサービスを求める乗客に向けて提供されており、特別な場面や特別な旅行体験を演出します。高級車ブランドとして知られるレクサスが提供するタクシーサービスは、贅沢な移動を楽しむための魅力的な選択肢の一つです。

外観とデザイン

・洗練された外観が特徴で、一般的なタクシーよりも高級感があります。

・レクサスのデザインアイコンである「スピンドルグリル」など、独自の外観要素を備えています。

室内空間

・車内は通常、広々とした室内スペースが確保されており、乗客に快適な移動体験を提供します。

・レクサスの内装には、高品質な素材が使用されており、本革シートや木目調の装飾、アルミニウムのアクセントなどが取り入れられています。

 

ハイブリッド車

環境への優しさ

ハイブリッド車の最大の特徴は、ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせることで、燃費を向上させ、排出ガスを削減することです。これにより、都市の空気質向上や温室効果ガスの削減に寄与します。

燃費

ハイブリッド車は、ガソリンエンジンと電動モーターを連携させることで、燃費を向上させています。ブレーキをかける際にエネルギーを回収し、電動モーターの充電に利用します。これにより、エネルギーの効率的な利用が可能となり、燃料消費をさらに削減します。タクシー運転者にとって、燃料費の削減は長期的にコスト節約につながります。

静粛性

ハイブリッド車は電動モーターを搭載しているため、起動時や低速走行時に静かでスムーズな走行が特徴です。これは乗客にとって快適な移動体験を提供します。

環境への配慮

ハイブリッド車の採用は、都市部での空気品質向上や環境への配慮を示す一つの方法として評価されています。多くの都市でタクシー業界が環境への取り組みを強化しており、ハイブリッド車はその一環として広く受け入れられています。

人気車種「ジャパンタクシー」

トヨタからタクシー専用の車両として登場しました。ジャパンタクシーは従来のタクシーとは異なり、ワゴンタイプの車両を採用し、室内空間が広々と確保されている高機能なタクシーです。バリアフリーに特化しており、誰もが乗り降りしやすいユニバーサルデザインを採用しています。これにより、さまざまな利点や魅力が詰まっています。

外観とデザイン

・これまで一般的だったセダンタイプのタクシーとは異なり、JPN TAXI(ジャパンタクシー)は新しいデザインの丸みを帯びたフォルムで、柔らかい印象を与えます。

・タクシーの外観には、日本の伝統的なデザイン要素が取り入れられています。これには、和紙や漆器などの要素が反映されています。

室内空間

・ジャパンタクシーのボディはトヨタのシエンタをベースとしています。シエンタは本来最大7人乗りの小型ミニバンであるため、それを5人乗りにしたジャパンタクシーの室内空間は広々とした快適空間となっています。

・ドアは電動スライドドアとなっているため、荷物をもっていてもスムーズに乗降できます。また、助手席が折りたたむことで車いすの方でも乗車できるバリアフリー対応をしています。

 

まとめ

今では、タクシー車両のセダン型から次世代のタクシーへの置き換えが進んでいます。各タクシー会社が多様なタクシー車両を配備しており、これらは通常のタクシー車両とは異なる運転技術を必要とする場合もあります。しかし、経験を積むことで、多くのドライバーが新しい車種に対応できるようになっています。

この記事を書いた人

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株式会社ミライユ
ドライバーズワーク編集部

株式会社ミライユは2014年に創業、少子高齢化・労働力不足といった社会問題を雇用創出や就職支援を通じて解決すべく、社会貢献性が高い業界・領域に特化して転職支援サービスを展開している企業です。中でもタクシー業界、運送・配送業界、警備業界、10代20代の転職市場に精通しています。

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申請する営業区域において、申請日以前継続して10年以上同一のタクシーまたはハイヤー事業者に運転者として雇用されている。 申請日以前10年間無事故無違反である。 35歳以上 40歳未満 申請日以前、申請する営業区域において、自動車の運転を専ら職業とした期間が10年以上ある。 ※一般旅客自動車運送事業用自動車以外(トラック・スクールバス等)の自動車の運転を職業とした期間は50%に換算。 1.の運転経歴の内、タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた期間が5年以上ある。 申請する営業区域において、タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた期間が申請日以前継続して3年以上ある。 申請日以前10年間無事故無違反の者は、40歳以上65歳未満の要件による事ができる。 40歳以上 65歳未満 申請日以前25年間のうち、自動車の運転を専ら職業とした期間が10年以上ある。 ※一般旅客自動車運送事業用自動車以外(トラック・スクールバス等)の自動車の運転を職業とした期間は50%に換算。 申請する営業区域において、申請日以前3年以内に2年以上タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた者である。 つまり、個人タクシー運転手として働きたいと考えている方は、55歳までにタクシー業界で働き始める必要があります。法人タクシーで経験とスキルを得ながらも、上記の条件を守り、個人タクシーの運転手になる準備をしていきましょう。個人タクシーになるための条件は年齢が上がるにつれて緩和されていきます。例えば、年齢が35歳以下の場合には申請日以前10年間、無事故無違反である必要がありますが、35歳以上は3年間以上の無事故無違反が条件となっているのです。 ただ、年齢が何歳であろうとドライバー業を10年以上継続していることが条件なので、どちらにしても個人タクシーの運転手になる道は簡単とは言えません。さらに、運転経歴の計算方法は「在籍証明書」、「乗務員台帳の写し」、「タクシーセンターの発行する運転者登録原簿」や「社会保険の加入状況を証明するもの」で確認していきます。例えば、在籍証明書で入社が確認できても、社会保険に未加入の場合はその期間をカウントされませんので、ご注意ください。 営業区域に住む必要がある 個人タクシーになれば自由になると考えている方もいるでしょう。たしかに経済的・時間的な自由はできるかもしれませんが、営業区域に関しては決まりがあります。個人タクシーの運転手は営業する区域に住み、原則として自宅と営業所が同一でなくてはなりません。例えば、東京都の場合「多摩地区」に住んでおり、そこに営業所を構えた場合、「東京23区・三鷹市・武蔵野市(武三地区)」での営業は禁止されています。将来的に個人タクシーになりたいと考えている方は、この営業区域のことも加味して住居の場所も選んでいきましょう。   個人タクシーと法人タクシーの違い 個人タクシーは、個人事業主が運営するタクシー業の形態です。この形態では、タクシーの所有者と運転手が同じ人物であり、自分の車を使って利用者を目的地まで運ぶことが特徴です。個人タクシーの最大の利点は、業務の柔軟性が高いことです。運転手は自身のライフスタイルに合わせて働くことができます。また、全ての収益が運転手自身に入るため、成功すれば収益も大きくなりますが、一方でリスクも個人が負担する必要があり、ビジネススキルや経営知識が求められます。 一方、法人タクシーは法人組織(株式会社や有限会社など)が運営する形態を指します。ここでは、タクシーの所有者(会社)と運転手が異なり、運転手は会社から給与を受け取ります。法人タクシーの利点には、所属する会社のリソースやノウハウを活用できること、安定した給与を得られることが挙げられます。ただし、運転手は拘束時間が長く、時間的な自由度が低いことや、売り上げの一部を会社に支払う必要がある(歩合給)といったデメリットも存在します。 要するに、個人タクシーは個人が自分の車を使ってタクシー業を営む形態で、柔軟性が高いがリスクも大きい。一方、法人タクシーは会社が運営し、給与が安定しても拘束時間が長く自由度が低いという特徴があります。 個人タクシーと法人タクシーの違い 個人タクシー 法人タクシー 免許・経験 ・第二種免許取得 ・タクシー運転者等の経験10年以上 (申請者が35歳未満の場合は同一タクシー会社に限る) ・法令地理試験に合格すること 第二種免許を取得していれば可 地理 ・申請する 営業区域での経験が申請前に継続して3年以上であること (申請者が35歳以上40歳未満の場合) ・法令地理試験に合格すること 東京、神奈川、大阪など一部の地域では地理試験に合格すること 安全 ・申請前3年間無事故無違反 (申請者が35歳未満の場合は10年間無事故無違反) ・指定された条件の任意保険に強制加入 特になし 資金 ・160万円以上 ※関東の場合 特になし 設備 ・車庫、整備などすべて自己負担 全て会社負担 住居 住居(自宅)と営業所が同一であること 特になし 定年 平成14年2月参入以降は、期限付き(75歳) (平成14年1月以前参入者は、条件付で期限なし) 法人の規定による 住居 住居(自宅)と営業所が同一であること 特になし 車両 専用車両(一人一車制) 一台を社員複数名で使用   個人タクシーと法人タクシーの見た目の違い ここまで制度的な違い、運転手になるための条件の違いについて紹介してきましたが、個人タクシーは見た目に関しても法人タクシーとは異なります。見た目に関しては大きく2つの違いがあります。 1つは、ボディーに書かれている文字です。個人タクシーには、車体側面ドア付近に「(個人)」との表示があります。車体の色と文字の色によって、見えにくくなっているものもありますが、良く見ると表示を見つけることができるでしょう。 もう1つは、行灯(あんどん)です。タクシーのルーフ(車体の上部)に何か乗っているのを見たことはあるでしょう。注意して見ると「○○交通」のように会社名が分かるようになっています。そのため、会社によって行灯の色や表記、形は異なります。業界の人やタクシーが好きな人なら、行灯を見て法人タクシーか個人タクシーかはもちろんのこと、会社名を言い当てることは容易なことです。 個人タクシーの行灯にもいくつかの種類があります。例えば、全国個人タクシー連合会(略称:全個連)はでんでん虫グループと呼ばれており、かたつむりの形をした行灯です。また日本個人タクシー連合会(略称:日個連、NKR)はちょうちんグループと呼ばれ、ちょうちん型の行灯です。この全個連にも日個連にも属さない個人タクシーも存在し、かまぼこ型や流れ星型の行灯も存在します。 個人タクシーの優良ドライバーのみが付けられるマスターズマーク 一部の個人タクシーには、三ツ星の行灯を装備しているものがあります。これはマスターズマークと呼ばれ、1998年に制定された優良個人タクシー事業者認定制度に合格したタクシーにのみ取り付けが許されています。 このマスターズマークを取得するには、一ツ星、二ツ星の認定を受けた上で、さらに申請を出し、マスター認定委員会の厳しい審査を受けなければ認定されないという、かなりハードルの高いものとなっています。運転スキルのみならず、接客スキルにも秀でた個人タクシー運転手であることを証明する マスターズマークは、個人タクシー運転手なら誰もが欲する称号と言えるでしょう。 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは 関連記事 プロドライバーになるための定義・条件とは   個人タクシー運転手の4つのメリット メリット1:営業で得たお金をすべて自分がもらえる タクシー会社に勤める法人タクシーの運転手の場合、給料の制度として歩合給を採用されていることがほとんどです。売り上げに対して歩率の分だけ、給料にプラスされるという仕組みです。歩率の高い会社でも65%ほどとなり、歩合以外の部分、この場合で言うと残りの35%はタクシー会社の収益となります。一方、個人タクシーの場合には、売り上げた金額すべてを自分がもらえる100%完全歩合給となります。自分の営業力次第で、効率良く稼いでいくことができるでしょう。 メリット2:時間的な拘束がない 個人タクシーは自営業となりますので、時間的な拘束がないというメリットがあります。もちろん働いて稼がなければ給料が減ってしまいますが、時間に融通が利くのはメリットでしょう。家族が急に体調不良になったときなど急用にも対応できますし、時間を自分で決められるため、介護などをしながら働くこともできるでしょう。時間に決まりがないため、割増運賃で料金の高くなる早朝・深夜だけ働くことや、昼間だけ働くことも可能です。 また、法人タクシーの場合には出社して担当となる車両の整備や準備、点呼、出庫点検などが必要になります。個人タクシーでも整備や点検は必要ですが、出勤や点呼などにかかる時間を削減できるメリットがあります。例えば、法人タクシーでこの通勤時間や点呼の時間が毎日2時間程度かかり、タクシードライバーの一般的な隔日勤務で月12日乗務すると、年間で288時間にもなります。この時間を個人タクシーの場合に乗務に充てたらと考えると、時間的な拘束がないのは大きなメリットと言えるでしょう。 関連記事 タクシードライバーの勤務形態・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説! メリット3:好きな車両で仕事ができる 法人タクシーの場合には、どの車に乗るかはタクシー会社が決めます。しかし、個人タクシーの場合には自分で車両を準備するため、好きな車両に乗れるというメリットがあります。車種やグレードを自分で選び、好みの車でタクシーの営業ができます。車が好きな方は特に、自分の好みの車両で仕事ができるのは嬉しいことでしょう。 メリット4:定年が75歳になる タクシー会社の規定として定年が決められており、法人タクシーとして働く場合には基本的に60歳~65歳で退職となります。健康状態などによっては定年を超えても働かせてくれることもありますが、必ず運転させてもらえるとは限りません。しかし、個人タクシーの場合には定年は75歳となります。長く働きたいと考えている方には魅力的なメリットです。 個人タクシー運転手の4つのデメリット デメリット1:車両の設備にかかる費用は自分が負担する タクシー営業に使う車両を購入する費用や、ガソリン・税金・車検・整備など維持にかかる費用は自分で負担することになります。売り上げの費用はすべてもらえますが、初期費用やメンテナンス費がかかることは念頭に置いておきましょう。個人タクシーは自営業ですので、開業するにあたっては、それ相当の資金も必要になります。目安として設備資金に80万円以上、運転資金に80万円以上、その他車庫代や車の保険代などがかかり、200万円程度が必要になります。 デメリット2:ケガや病気で体調不良になったら収入を得られない 売り上げはすべて自分のものになりますが、自分が売り上げを得られなかった場合には、収入が得られないというデメリットがあります。法人タクシーであれば、売り上げが少なくても基本給として支給されますが、個人タクシーの場合にはそうはいきません。また、ケガや病気で出勤できなくなったときも法人タクシーの運転手には基本給があり、有給休暇を活用することも可能です。 デメリット3:事故やトラブルの対応が必要となる タクシー営業をしていると、事故を起こしてしまったり、事故に巻き込まれてしまったりすることもあります。タクシー会社によっては事故・トラブルの対応をしてくれます。一方、個人タクシーの場合には事故やトラブルが起こっても自分で対応することになるデメリットがあります。 関連記事 タクシードライバーのクレーム対策・対応について 関連記事 タクシーで起きるトラブルとは?また対処方法は? デメリット4:営業活動以外に確定申告などの申請が必要となる タクシーを走らせ、お客様を乗せる営業活動が基本的な仕事となり、法人タクシーの場合にはタクシーの営業だけを行っています。しかし、個人タクシーの場合には営業活動以外に確定申告などの申請が必要となることには注意が必要でしょう。   個人タクシーの平均年収 個人タクシーの平均年収は約340万円程度ですが、これはあくまで全国平均であり都市部と地方では収入の格差が存在します。特に都市部ではタクシーの需要が高く、乗客数が多いため収入が高くなります。一方、地方では需要が限られるため収入は相対的に低くなる傾向があり、収入が最も高い地域と低い地域とでは年収に200万円を超える差がでています。 しかし以下のような効率的に稼ぐポイントを押さえれば、個人タクシードライバーの年収を向上させることが可能です。 ・空車率の低減 空車率を低く抑え、需要の高いエリアや時間帯に的確に移動し空車時間を減らしましょう。 ・高単価エリアでの営業活動 高単価エリアでの乗務を積極的に行うことで、収入を増やすことができます。タクシーの利用頻度が高い場所や、深夜帯に長距離利用される場所を把握して需要が高まるエリアに注力しましょう。 ・顧客の利便性向上 顧客がタクシーを利用しやすい環境を提供することも重要です。クレジットカード決済やアプリを活用した予約システムなど便利なサービスを提供することで需要を増やすことができます。 ・定期契約の獲得 定期契約を獲得することで、安定した収入を確保することができます。企業や施設との連携を図り定期的な輸送ニーズを担当することを目指しましょう。 以上のように効率的に稼ぐポイントを押さえれば、年収1000万円も夢ではありません。   個人タクシーの開業資金の目安 個人タクシーの開業資金の目安は、一般的に300万円から500万円程度といわれています。ただし、新車を用意する場合は開業資金が高くなる傾向があります。また、タクシー業務には特別な保険が必要であるため保険料の支払いや免許関連の費用も開業資金に含める必要がありますし、さらに開業時には集客や顧客獲得のためにタクシーの宣伝や広告費用も考慮する必要があります。その他ガソリン代や車両のメンテナンス費用、税金や手数料など日常的な経費も開業資金に含めるとよいでしょう。 開業するにあたっては、事前にどの程度の資金が必要になるのかを把握し、適切な計画を立てることが重要です。また、金融機関からの融資や補助金制度を調べて活用することもおすすめします。   個人タクシーの運転手になるための方法と手順とは? 個人タクシーの運転手になるための3つの方法・手段 個人タクシーの運転手になるには以下3つのいずれかが必要になります。 新規に許可を得る(新規許可) 既存の個人タクシー事業者から事業を譲り受ける(譲渡譲受) 既存の個人タクシー事業者の事業を相続する(相続) それぞれ審査基準と年齢や運転経歴、法令遵守状況、資金計画などの諸々の条件をクリアしてはじめて申請、試験を受けることができるのです。 個人タクシーの運転手になるまでの手順 ここまで、個人タクシードライバーになる条件やメリット・デメリットについてお話してきましたが、そもそも個人タクシーの運転手になるにはどうやったらなれるのか、大まかな流れを簡単にご説明します。 地方運輸局に申請する 法令・地理試験を受験する 試験に合格し許可証を受け取る 事業所開始届を提出する 個人タクシーの申請は、営業区域ごとに地方運輸局で行います。申請時期や試験日などは、各地域の管轄ごとに違いますので、申請の際事前に確認しておくようにしましょう。これは、新規で申請する場合も譲渡の場合も同様です。申請が終わると、次は試験です。法令・地理試験に受験する必要があります。また、年齢制限や運転資金、運転経歴などの諸々の条件がちゃんとクリアできているかどうかをこの時点で判断されます。 すべて合格だった場合に許可書が発行されます。その後、事業所開始届を提出すれば、晴れて個人タクシー事業を開始できる流れとなっています。営業が開始できるまでの期間は、例えば11月実施の試験で合格した場合は、2月頃です。 個人タクシーの試験内容 個人タクシーの開業にあたっては、法令試験と地理試験の両方に合格する必要があります。 以下に試験内容と地理試験の免除条件についてご紹介します。 ・法令試験 法令試験は、タクシー業務に関連する法律や規則に関する知識を問われる試験です。一般的に、45問中41問以上正解する必要があります。解答方式は語群選択式や〇×式が一般的です。 ・地理試験 地理試験は、開業申請する区域の道路や交差点の名称、建造物、駅などの知識を問われる試験です。目的地まで向かう際の最短ルートやそのルートの走行距離・所要時間・運賃などについても出題されます。一般的に、30問中27問以上正解する必要があります。解答方式は語群選択式や〇×式が一般的です。 なお、開業申請区域にてタクシー・ハイヤー会社に乗務員としてのみ10年以上継続勤務し、かつ過去5年間無事故無違反である方と、開業申請区域のタクシー・ハイヤー会社に乗務員としてのみ15年以上継続勤務し、過去3年間の無事故無違反である方は地理試験の免除が認められることがあります。免除条件の詳細については、各都道府県や地域のタクシー協会や運輸局のウェブサイトで確認することをおすすめします。 【重要】2024年2月29日付で、東京都、神奈川県、大阪府で「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」のうち地理試験の廃止が決定しました。詳細は各協会または組合へご確認ください。 開業を支援してくれるタクシー会社 個人タクシーを開業したいエリアが決まっている場合、そのエリアにあるタクシー会社に所属することが効率的です。既存の会社に加入することで、すでに確立された営業エリアでの運行をスムーズに始めることができます。また、一部のタクシー会社は、個人タクシーの開業を積極的に支援・サポートしています。営業区域の規定には注意が必要ですが、このような会社に所属することで、開業に関するアドバイスやサポートを受けることができます。制度を活用することで、スムーズな開業が可能です。 【開業支援をしているタクシー会社】 日本交通株式会社 国際自動車株式会社 二重交通株式会社 日本交通株式会社 日本交通は、タクシードライバー向けの新たなキャリアパスとして、個人タクシー事業者との業務提携をスタートしました。この提携の最大の利点は、個人事業主として独立した後も「日本交通のブランドで営業を続けることができる」という点です。日本交通の個人タクシーキャリアパスには、「無線配車」「日本交通専用乗り場」「四社タクシーチケット」「アプリ配車」といった、日本交通のサービス基盤を活用する機会が提供されます。 この提携において、運行管理規定などは原則として、日本交通と同じものが適用されます。つまり、これまでの日本交通で培ったタクシードライバーの経験やノウハウをそのまま活かしながら、個人タクシーの業務を遂行できるのです。 国際自動車交通株式会社 km提携個人タクシー制度は、国際自動車が2016年4月15日に導入したタクシードライバー向けのキャリアパス制度です。この制度は、個人タクシー事業の開業前後において支援を提供し、開業後は業務提携会社として、引き続きkmグループの一員として活動することができる仕組みです。個人タクシードライバーは国際自動車との業務提携を通じて、決済手段や端末、国際自動車の特別なサービスや車両装備、そして福利厚生などを共有できます。国際自動車から提供される充実したサポートにより、個人タクシーの開業がスムーズに行える点が、この制度の最大の利点です。つまり、この制度を利用することで、個人タクシードライバーは独立事業者としての自立性を保ちつつ、国際自動車のサポートとリソースを享受することが可能となります。 二重交通株式会社 ふたえ交通は個人タクシーを目指すドライバーさんを応援。年に2~3人程、個人タクシーのドライバーを輩出してています。個人事業主として独立した後も専用乗り場や無線配車、アプリ配車の利用相談が可能です。   個人タクシーになったら組合に入ろう 個人タクシーの組合に入ると様々なサポートを受けることができます。組合には、「東京都個人タクシー協同組合」と「日個連東京都営業協同組合」があり、加入には月に5万円ほどの費用はかかりますが、個人タクシーの運転手はこの組合に入っている方も少なくありません。 ■組合から受けられるサポートの種類 個人タクシー免許を取得するための講義等 開業に必要な事業譲渡の紹介等 車両購入にかかる資金の貸し付け 無線配車 申告書類などの作成支援 定期健康診断の補助 タクシーチケットやクレジット支払いなどの未集金の換金 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは   個人タクシーも配車アプリが利用可能 個人タクシーも「GO」や「S.RIDE」というタクシー配車アプリが利用可能です。法人タクシー業界では最近、配車アプリの競争が激しくなっていますが、個人タクシーにも実はスマートフォンの配車アプリが存在します。 タクシー配車アプリ業界のリーダーである「GO」や「S.RIDE」は、日個連東京都営業協同組合や東京都個人タクシー協同組合と提携して、利用できるようになっています。また、西日本個人タクシー共同組合でも「GO」の利用が可能です。ただし、地域によって利用できるかどうかが異なり、すべての組合の車両が対応しているわけではないので、利用可能かどうかを確認する必要があります。   まとめ 自由に働くことのできる個人タクシー。時間に縛られないのは魅力的と言えるでしょう。ただし、個人だからこそトラブルの対応を自分1人でしなくてはならないなどのデメリットもあります。ここに紹介したメリットとデメリットを参考にして個人タクシー運転手を目指すかどうか考えてみてはいかがでしょうか。もし個人タクシー運転手になろうと思った場合には、タクシー会社で10年乗務をする必要があります。今個人タクシーにはなりたくないと思っていても、数年経って個人タクシーになりたくなるかもしれません。その可能性も考慮すると、少しでもタクシー運転手に興味があるのなら、すぐにでも始めるべきと言えるでしょう。 タクシー運転手は40代、50代以上などの中高年の方でも未経験から活躍できるチャンスがありますので、ご転職をお考えの際はぜひタクシー業界も検討してみてください。これからタクシーの仕事をお探しならドライバーズワークでタクシードライバー・運転手の求人を検索していきましょう。タクシー業界に精通したキャリアアドバイザーが相談に乗ることも可能!お悩みの方はぜひ活用してみてください。 ドライバーズワークの公式ウェブサイトであるタクノート -タクnote- では、タクシーに関連する様々なコラムを豊富に取り揃え、タクシードライバーとしての知識やスキル、業界の最新トレンドなど貴重な情報を提供しています。ぜひタクノートを利用して、あなたのタクシードライバーとしてのスキルや知識を向上させましょう!

乗り合いタクシーとは?相乗りとの違いは?

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乗り合いタクシーとは、同じ方面へ向かう不特定多数の乗客が相乗りで利用するタクシーのことです。乗り合いタクシーは、道路運送法に定められた特定旅客自動車運送事業であり、運用には国土交通省の許可が必要です。 乗り合いタクシーの運行タイプ 乗り合いタクシーには、運行方法によって大きく分けて2つのタイプに分かれます。1つは定時定路線型で、決まった時間に決まった場所で乗車・降車できるタイプです。一般的なバスと同じように、近くの停車場でタクシーを待ち、定時に到着するタクシーに乗車し、目的地に近い降車場で降ります。もう1つが、デマンド型と呼ばれ、指定した場所から指定した時間にタクシーに乗車し、目的地まで送ってくれるタイプです。乗り合わせるお客様によって目的地は異なります。 乗り合いタクシーには目的によって様々な種類 乗り合いタクシーは運行目的によっても様々な種類があります。 団地型 団地型の乗り合いタクシーは、主に住宅団地と駅などを結んで運行されます。基本的に、路線バスの運行時間外となる早朝や深夜に、バスの代わりの住民の足として使用されます。 過疎地型 過疎地型は、公共の交通機関が少ない過疎地と主要地を結ぶ乗り合いタクシーです。過疎化ゆえにバス路線が廃止された場所や、高齢者が多く住む地域、一般の交通手段を利用するのが不便な地域などで主に運行されています。自治体が経費の一部を負担する場合が多く、低料金で利用できるのが特徴です。 空港型 空港型は、空港と市街地を結ぶ乗り合いタクシーです。空港へ行きたい乗客の家を回って、複数の乗客を空港に送り届けます。反対に空港から乗客の家まで送る場合もあります。 乗合タクシー(空港型)は、空港と市街地を結ぶ乗合タクシーをいいます。空港型の乗り合いタクシーは、ある地域から空港へ向かう複数の乗客を集約して、各戸を順番に回った後に空港へ向かいます。また、その逆もあります。 関連記事 福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い 関連記事 ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とは?介護タクシーと何が違うの? 関連記事 自動運転タクシーについて 関連記事 子育てタクシーについて 新着タクシー求人を見る

福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い

福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い

福祉タクシーは、車椅子などを利用する、歩行が難しい身体障害者向けのタクシーです。車いすのまま乗れるように、福祉タクシーには車いす用のリフトが付いています。あらゆる目的で利用でき、車いすの方が通院する際や旅行・観光などに向かう際に利用されています。 福祉タクシーのドライバーになるには 福祉タクシーのドライバーになるためには、普通自動車第二種免許があれば他の資格は特に必要ありません。そのため、福祉タクシーのドライバーになるのは、介護職員初任者研修の資格が必要となる介護タクシーのドライバーになるよりもハードルが低いといえます。ただし、介護職員初任者研修や介護福祉士の資格を持っていれば、乗降のサポートや一定の介護サービスなども提供できるようになるため、業務の幅が広げられます。 福祉タクシーは利用目的に限りがない 福祉タクシーは介護保険の対象とならないので、どんな目的でも利用することができるサービスです。一方、同じように身体が不自由な人を乗せる介護タクシーは、介護保険の対象となるため、利用目的が通院や役所手続きなどに限られてしまいます。福祉タクシーであれば、日常的な買い物や友人とのお出かけなど、利用者が自分の好きな目的で自由にタクシーを利用できます。ただし、福祉タクシーのドライバーに介護職員初任者研修以上の資格がない場合、タクシーの乗り降りの際には家族や付き添いの人のサポートが必要になります。 介護タクシーは地域の助成が受けられる 福祉タクシーは、介護保険の対象外とはなりますが、自治体によっては助成制度を使って割安な値段で利用できます。例えば神奈川県相模原市であれば、身体障害者手帳の1級・2級を持つ人をはじめとして、市が認定した人に対して、1枚500円の利用券を1ヶ月に6枚交付しています。また、千葉県千葉市では、年間60枚まで福祉タクシー利用券が要件を満たす重度の障害者に交付されます。 関連記事 福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い 関連記事 ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とは?介護タクシーと何が違うの? 関連記事 自動運転タクシーについて 関連記事 子育てタクシーについて まだまだ認知度が低い福祉タクシーですが、世の中の認知が進むにつれて今後需要が高まることが予想されています。

タクシードライバー憧れの黒タクシーの魅力!色の違いとは?

タクシードライバー憧れの黒タクシーの魅力!色の違いとは?

タクシーと言えば、想像するのは黄色や緑色、オレンジ色などのカラフルな色合いの車をイメージする方が多いと思いますが、中には黒く塗っているタクシー「黒塗りタクシー(以下、「黒タク」)」があるのをご存知でしょうか。こちらは、カラフルな色合いのタクシーと少し違い、高級感があり、ハイヤーに用いられたりするタクシーです。 黒タクは、高級感があり、お客様にも選ばれる確率の高い人気のタクシーなので、タクシードライバーの間でも人気が集中する車輌になります。タクシードライバーが黒タクに乗務するためには条件があり誰でも簡単に乗務できる訳ではありません。今回は、そんな黒タクの人気の秘密や、乗務までの流れをご紹介します! 新着タクシー求人を見る 黒タクとは? 黒タクは車体の色が黒色であるほかに、車種も一般のものよりも高いグレードであることが多いためにハイグレード車ともいわれています。また、乗客にとっては乗り心地も良いため乗客に選ばれやすい特徴があり人気があります。 黒タクの始まりは、大手タクシーグループからの提案だったといわれます。「安心して乗務できる環境・接客接遇面でのサービスがよい環境・事故もなく安全な環境」これらを兼ね備えたタクシーサービスを提供したいという思いから誕生しました。このようなサービスは、タクシードライバー未経験ではいきなりできるものではなく、ある程度経験を積んで習熟したタクシードライバーである必要があります。 黒タクの車種は様々で、トヨタクラウンセダンのスーパーデラックスGパッケージや、日産セドリックのスーパーカスタムにオプションを装着するものもあります。経験のあるタクシードライバーは、乗り心地のいい車種や運転しやすい車種を知っている方も多くハイグレード車は乗務員にも人気がありますし、ハイグレード車に乗れるかどうかで転職先を選ぶ方も多いです。 黒タクは、乗り心地もいいのに加え高級感があるので車種も提供サービスもハイグレードなタクシーといえます。 関連記事 ハイヤードライバー・運転手の仕事内容とは 関連記事 白タクシー(白タク)とは?ナンバープレートの違い 新着タクシー求人を見る 黒タクのライバーになる条件は? タクシードライバーが黒タクで乗務するにはどうしたらいいのでしょうか。黒タクのドライバーになるための条件は、各無線グループによって詳細は異なるものの、まずはタクシードライバーとして「上級乗務員資格」を取得する必要があります。黒タクのタクシードライバーには求められる技能やスキルが一段あがるということですね。上級乗務員資格のための講習があり、黒タクドライバーとしての心得やマニュアル、接客・接遇やドアサービスなどのテクニックに関する講義を受けながら実際に行うような研修があります。また、もう一つ重要な条件に「決められた期間の間、無事故無違反であること」「65歳未満であること」などがあります。興味関心のある方は所属のタクシー会社に詳細を問い合わせてみることをお勧めします! なるには大変!それでも魅力の黒タクドライバー 黒タクドライバーは一般車輌のタクシードライバーと比べても乗客に選ばれやすい特徴があるほか、ドライバー自身も快適に業務を行えるようになるため、入社後まずは黒タクドライバーや上級乗務員を目標に頑張るタクシードライバーも少なくありません。黒タクドライバーになるための条件は細かく設定されておりそれなりの難易度はありますが、未経験からのデビューでも日々の努力や勉強の積み重ねでなれるチャンスがあります。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 新着タクシー求人を見る

「1車2人制」や「2車3人制」とは?1台のタクシーを2人の乗務員で使う具体例を詳しく解説!

「1車2人制」や「2車3人制」とは?1台のタクシーを2人の乗務員で使う具体例を詳しく解説!

タクシー業界の働き方で「1車2人制」や「2車3人制」という言葉を聞いたことはありますか?タクシー業界が未経験であれば、あまり聞きなれない言葉かもしれません。簡単には、1台の車を2人で使うのが1車2人制。2台の車を3人で使うのが2車3人制です。ここでは1車2人制と2車3人制について詳しく解説していきます。 1車2人制について 1車2人制の場合、2人で1日12時間ずつ1台のタクシーを使用します。この12時間には、洗車時間やガソリン補充の時間なども含まれるので、働く時間は実質10~11時間くらいと考えるとよいでしょう。このように働ける時間に制限があるのが1車2人制の特徴です。一般的に5、6日程度働いて、1日休むという勤務サイクルが多い傾向にあります。つまり、1ヶ月に24、25日勤務が一般的です。 2車3人制について 次に、2車3人制です。先ほどの1車2人制とは異なり、2台の車を3人で使います。1日中1台のタクシーを使用できるという点が大きな特徴です。「3人で2台のタクシーを使うのに1台を1日中使えるの?」と疑問に感じた人がいるかもしれません。これには理由があります。2車3人制では、基本的に2日働いて1日休みという勤務サイクルになるので、そのシフトを3人で回すと、必ず1人は休みになるのです。 2車3人制の具体例について それでは2車3人制について具体例を見ていきましょう。AというタクシーとBというタクシーの2台を、田中さん、鈴木さん、山田さんの3人で使用するとします。 ■月曜日 Aのタクシーを田中さんが使用 Bのタクシーを鈴木さんが使用 山田さんは休み ■火曜日 Aのタクシーを鈴木さんが使用 Bのタクシーを山田さんが使用 田中さんは休み ■水曜日 Aのタクシーを山田さんが使用 Bのタクシーを田中さんが使用 鈴木さんは休み 上記のような勤務サイクルになります。それぞれが「2日働いて、1日休む」というシフトになっているのがわかるでしょう。つまり、毎月20日程度の出勤になるため、1車2人制よりも休日は多くなります。 関連記事 タクシードライバーの勤務形態・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説! 関連記事 タクシードライバーの点呼から終業までの1日の流れ それぞれのメリットについて 最後に、それぞれのメリットを紹介していきます。1車2人制なら、1日の実働時間が短くなるので、比較的、規則正しい生活を送ることができるでしょう。寝不足になったり、疲労がたまったりすることが少ない点については大きなメリットになるはずです。一方、2車3人制なら、1日の実働時間は長くなるものの、毎月の休日は多くなるというメリットがあります。 以上、1車2人制と2車3人制について見てきました。どちらの働き方を選択するかはライフスタイルなどによってさまざまです。まずは自分自身が何を重視するか考えて選びましょう。そして、その働き方ができる会社を探すことが重要です。 関連記事 タクシードライバー・タクシー運転手の制服と服装の決まりとは?

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白タクシー(白タク)とは?ナンバープレートの違い

白タクシー(白タク)とは?ナンバープレートの違い

白タクシーとは、タクシー営業に必要な許可を受けず、自家用車で営業しているタクシーのことです。法律上許可を受けていないタクシー営業は違法とみなされるため、白タクシーは取り締まり対象となっています。 関連記事 タクシードライバー憧れの黒タクシーの魅力!色の違いとは? 一般的なタクシーとの違い 白タクシーと一般的なタクシーとの違いは、ナンバープレートにあります。主に自家用車を使用する白タクシーの場合は白、営業許可を受けているタクシーは緑のナンバープレートとなっています。白タクシーと呼ばれる理由は、このナンバープレート色からきているのです。 白タクシー営業は罰則を受ける 営業許可を取らずにタクシー事業を行った場合は、「道路運送法」の違反となります。違反を行った場合、「三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科」されることになります。タクシー営業を行う場合は、定められた許可申請を必ず行わなければなりません。 進む白タクシーの規制緩和の動き 現状の法律では、白タクシーの営業は禁止されていますが、昨今ではその規制を一部緩和させる動きが進められています。過疎地などで、観光客の交通手段として自家用車の活用を拡大することが2015年の国家戦略特区諮問会議にて触れられ、試験的に一部の地域で運用されています。この自家用車を利用した運送方法を一般に「ライドシェア(相乗り)」と呼ばれています。ライドシェアは、一般のドライバーと乗車を希望する人を、インターネットを介してつなげるサービスで、ドライバーは乗客を有償で目的地まで輸送します。ライドシェアは、アメリカやヨーロッパをはじめとした地域で活用されています。 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は? ライドシェア合法化メリット・デメリット ライドシェアが運用されることにより、タクシー事業が行き届いていないような過疎地域で同じようなサービスを受けられたり、同業社間で競争が活発化することで従来よりも安価でサービスを受けることができたりするメリットが考えられます。しかし、許可を受けていないドライバーが運転することで、ドライバーの運転技術やサービスなどが低下し、万が一事故が起きた際、補償責任を誰が負うのかといった問題も発生します。また、日本ではこのライドシェアが現在の「道路運送法」に抵触する点も、未解決の問題です。 関連記事 タクシー運転手が知っておくべき接客やビジネスマナー

乗り合いタクシーとは?相乗りとの違いは?

乗り合いタクシーとは?相乗りとの違いは?

乗り合いタクシーとは、同じ方面へ向かう不特定多数の乗客が相乗りで利用するタクシーのことです。乗り合いタクシーは、道路運送法に定められた特定旅客自動車運送事業であり、運用には国土交通省の許可が必要です。 乗り合いタクシーの運行タイプ 乗り合いタクシーには、運行方法によって大きく分けて2つのタイプに分かれます。1つは定時定路線型で、決まった時間に決まった場所で乗車・降車できるタイプです。一般的なバスと同じように、近くの停車場でタクシーを待ち、定時に到着するタクシーに乗車し、目的地に近い降車場で降ります。もう1つが、デマンド型と呼ばれ、指定した場所から指定した時間にタクシーに乗車し、目的地まで送ってくれるタイプです。乗り合わせるお客様によって目的地は異なります。 乗り合いタクシーには目的によって様々な種類 乗り合いタクシーは運行目的によっても様々な種類があります。 団地型 団地型の乗り合いタクシーは、主に住宅団地と駅などを結んで運行されます。基本的に、路線バスの運行時間外となる早朝や深夜に、バスの代わりの住民の足として使用されます。 過疎地型 過疎地型は、公共の交通機関が少ない過疎地と主要地を結ぶ乗り合いタクシーです。過疎化ゆえにバス路線が廃止された場所や、高齢者が多く住む地域、一般の交通手段を利用するのが不便な地域などで主に運行されています。自治体が経費の一部を負担する場合が多く、低料金で利用できるのが特徴です。 空港型 空港型は、空港と市街地を結ぶ乗り合いタクシーです。空港へ行きたい乗客の家を回って、複数の乗客を空港に送り届けます。反対に空港から乗客の家まで送る場合もあります。 乗合タクシー(空港型)は、空港と市街地を結ぶ乗合タクシーをいいます。空港型の乗り合いタクシーは、ある地域から空港へ向かう複数の乗客を集約して、各戸を順番に回った後に空港へ向かいます。また、その逆もあります。 関連記事 福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い 関連記事 ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とは?介護タクシーと何が違うの? 関連記事 自動運転タクシーについて 関連記事 子育てタクシーについて 新着タクシー求人を見る

福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い

福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い

福祉タクシーは、車椅子などを利用する、歩行が難しい身体障害者向けのタクシーです。車いすのまま乗れるように、福祉タクシーには車いす用のリフトが付いています。あらゆる目的で利用でき、車いすの方が通院する際や旅行・観光などに向かう際に利用されています。 福祉タクシーのドライバーになるには 福祉タクシーのドライバーになるためには、普通自動車第二種免許があれば他の資格は特に必要ありません。そのため、福祉タクシーのドライバーになるのは、介護職員初任者研修の資格が必要となる介護タクシーのドライバーになるよりもハードルが低いといえます。ただし、介護職員初任者研修や介護福祉士の資格を持っていれば、乗降のサポートや一定の介護サービスなども提供できるようになるため、業務の幅が広げられます。 福祉タクシーは利用目的に限りがない 福祉タクシーは介護保険の対象とならないので、どんな目的でも利用することができるサービスです。一方、同じように身体が不自由な人を乗せる介護タクシーは、介護保険の対象となるため、利用目的が通院や役所手続きなどに限られてしまいます。福祉タクシーであれば、日常的な買い物や友人とのお出かけなど、利用者が自分の好きな目的で自由にタクシーを利用できます。ただし、福祉タクシーのドライバーに介護職員初任者研修以上の資格がない場合、タクシーの乗り降りの際には家族や付き添いの人のサポートが必要になります。 介護タクシーは地域の助成が受けられる 福祉タクシーは、介護保険の対象外とはなりますが、自治体によっては助成制度を使って割安な値段で利用できます。例えば神奈川県相模原市であれば、身体障害者手帳の1級・2級を持つ人をはじめとして、市が認定した人に対して、1枚500円の利用券を1ヶ月に6枚交付しています。また、千葉県千葉市では、年間60枚まで福祉タクシー利用券が要件を満たす重度の障害者に交付されます。 関連記事 福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い 関連記事 ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とは?介護タクシーと何が違うの? 関連記事 自動運転タクシーについて 関連記事 子育てタクシーについて まだまだ認知度が低い福祉タクシーですが、世の中の認知が進むにつれて今後需要が高まることが予想されています。

観光案内・観光タクシー運転手の仕事内容とは?

観光案内・観光タクシー運転手の仕事内容とは?

観光地を巡る観光タクシー。タクシー運転手になるとしたら、観光タクシーの運転手になりたいと感じている方もいるでしょう。そこで、観光タクシーの概要と、観光タクシーの運転手になる方法、求められる知識についてご紹介します。 観光タクシーとは? 観光タクシーとは、観光地を巡ることに特化した、旅行者向けのタクシーサービスのことです。観光タクシーの運転手は、お客様を目的地まで送り届けるだけでなく、観光名所を案内します。案内と言うのもタクシーを運転しながらではなく、実際にタクシーから降車して、ツアーガイドのように名所の説明をしていきます。 観光タクシーの料金制度 普段利用しているタクシーは距離と時間で運賃が計算されていますが、観光タクシーは1時間や30分ごとに一定の金額が決められている定額料金制であることも特徴的です。観光バスは一般的に乗車した人数ごとに料金がかかりますが、観光タクシーは乗車人数や移動距離によって金額が変わることがないので、お金の心配をせずに安心して利用できます。一般的なタクシーとは異なり、観光タクシーは事前の予約が必要です。 観光タクシーの1日の流れ 観光タクシーでお客様を乗せるときの1日の流れについて大まかにお伝えします。 お客様を迎える 1日のルート・案内する観光地をお客様の意向をもとに決める 観光地を案内する お客様を送り届ける 1日のルート・案内する観光地に関しては、お客様が予約時に申し出ることもあります。観光したい名所だけを言われることも多く、観光タクシー運転手は、経験をもとに最適なルートを提案します。また、ランチやディナーにおすすめのお店を聞かれることも多いため、観光地近くのお店についても調べて、実際に足を運んでおく必要があるでしょう。なお、お客様がランチやディナーの時間に、タクシー運転手も、さっと食事を済ませておきます。 どういう場面で観光タクシーが使われる? 修学旅行での観光 親孝行を兼ねた家族旅行 海外旅行で日本に訪れた外国人の観光 良くあるのが、修学旅行の観光の際にグループごとにタクシーを貸し切って使うものがあります。電車での移動が大変、団体で電車を使うのは周りの人に迷惑をかけてしまう、効率良く観光地を回れるといった理由から観光タクシーが用いられます。 観光タクシーの運転手に求められること 観光タクシーの運転手は一般的なタクシー運転手と異なり、お客様と一緒に観光名所を巡ります。そのため、通常のタクシー運転手以上に求められることがあります。 観光名所に関する知識 観光タクシーの運転手には、その地域の観光名所までの道を知っているのが前提条件として、他にも観光名所の知識が必要とされます。運転手の持っている知識次第でお客様の満足度も変わってくるのです。観光バスでは入れない穴場スポットやガイドブックには載っていないような隠れた名所、地元ならではの美味しい食事処など、観光タクシーでしか味わえない特別な体験を提供することが求められます。 お客様とのコミュニケーションを取る能力 観光タクシーは長時間同じお客様と時間を過ごすため、通常のタクシーに比べるとお客様とのコミュニケーションが多い業務です。観光名所ではお客様と一緒に下車し、案内や観光のお手伝いをする場合もあります。お客様自身が立てた観光プランに沿って案内する場合もありますが、お客様とコミュニケーションをとる中で、お客様のニーズを引き出し、ベストな旅を提案してあげるのも観光タクシー運転手に必要な能力の1つです。 外国語の能力 観光タクシーを利用するのは、日本人だけではありません。海外旅行で日本に訪れた外国人が、観光タクシーを利用することもあります。そのため、観光タクシーの運転手には、語学力も求められます。 関連記事 タクシードライバーに必要な英語のスキル【英会話フレーズ75選】 観光タクシー運転手になるには? 東京や京都、沖縄など、観光名所の多いエリアには観光タクシーが多くあります。タクシー運転手になりたい人の中には、ガイドを兼ねてお客様の移動をサポートする観光タクシーの運転手に憧れる人もいるでしょう。どうしたら観光タクシーの運転手になれるのでしょうか? 基本的には最初に法人タクシーの運転手として乗務に当たります。そして経験を積んだうえで、希望に応じて観光タクシーの運転手を目指していくことになるでしょう。ただし、観光タクシーの運転手として働くのなら、土地に関する知識、観光名所や歴史についての豊富で深い知識が必要になります。本格的に観光タクシーを目指す場合には、ガイドするための検定試験を受け、認定ドライバーを目指しましょう。その認定ドライバーの資格として、東京なら「東京観光タクシードライバー」があります。 東京観光タクシードライバーになるにはどうする? 東京観光タクシードライバーになるには、認定資格があります。それは、東京観光タクシー推進協議会の設ける「東京観光タクシードライバー認定制度」です。東京観光タクシードライバーとして認定されるためには、以下の検定を取得し、研修をすべて修了する必要があります。 東京シティガイド検定(運営:公益財団法人 東京観光財団) ユニバーサルドライバー研修(運営:一般財団法人 全国福祉輸送サービス協会) 東京観光タクシードライバー認定研修(運営:一般社団法人 東京ハイヤー・タクシー協会) 観光タクシーの運転手になるに当たって絶対に必要というわけではありませんが、認定ドライバーになるに越したことはありません。東京で観光タクシーの運転手を目指すのであれば、ぜひともこの認定資格の取得を目指していきましょう。 関連記事 【2021年版】東京観光タクシーのおすすめツアー6選! 今回は観光タクシーについてご紹介しました。東京や京都、沖縄などには観光タクシーが多いですが、山梨県にもワイナリー巡りをする観光タクシーがあったり、埼玉県にも小江戸川越巡りをする観光タクシーがあったりと、各自治体の観光名所で活躍しています。「旅行が好き」、「歴史が好き」そんな方は観光タクシーの運転手を目指してみてはいかがでしょうか。 タクシー運転手は40代、50代以上などの中高年の方でも未経験から活躍できるチャンスがありますので、ご転職をお考えの際はぜひタクシー業界も検討してみてください。これからタクシーの仕事をお探しならドライバーズワークでタクシー運転手の求人を検索していきましょう。タクシー業界に精通したキャリアアドバイザーが相談に乗ることも可能!お悩みの方はぜひ活用してみてください。 新着タクシー求人を見る

ハイヤードライバーの仕事はきつい?向いている人の特徴とは

ハイヤードライバーの仕事はきつい?向いている人の特徴とは

ハイヤーは完全予約制の車両で、通常は官公庁や大規模なビジネスイベント、冠婚葬祭など、特別なシーンで利用される高級な輸送サービスです。ハイヤーは、運転手を付けた貸し切りの乗用車と言えます。 ハイヤー運転手は、安全運転をはじめとして、細やかな接客スキルや正確な時間通りの到着を実現するための地理的知識も必要です。ハイヤーは通常、タクシー会社と企業との契約に基づいて提供されるため、選ばれる運転手は非常に厳選されています。運転技術だけでなく、礼儀やマナーにも高い基準が求められます。   ハイヤー運転手がきついと言われる理由は? 大きな責任が伴う ハイヤー運転手の仕事がきつい理由の一つは、プレッシャーがあることです。ハイヤー運転手は、一般的に会社の役員や政治家などの重要な人物をお客様として担当します。そのため、失敗の余地を許されず、高いプレッシャーがかかります。お客様を安全かつ円滑に目的地に送り届ける責任があり、その責任感も大きなプレッシャー要因です。ハイヤー運転手は、高い品質のサービスを提供し、礼儀正しい態度を保つ必要があり、プロフェッショナルであることが求められます。このようなプレッシャーの中で、常に最高のサービスを提供し続ける必要があるため、ストレスを感じることがあります。 待ち時間が長い ハイヤー運転手は、通常、予約に応じて運行するため、待機時間が長くなることがあります。また、待機時間も業務時間に含まれるため、自由な時間を使うことが難しく、お客様のスケジュールに合わせて、早朝や深夜を含む幅広い時間帯に対応する必要があります。お客様が見つからない場合でも、何時間も待たなければならないことがあります。待機時間中は車両のメンテナンスや情報収集、同僚とのコミュニケーションなどを行いながら時間を過ごしますが、特定の予定がないため、日によっては時間が経つのが遅く感じられることがあります。また、いつ仕事が発生するか分からないため、事務所から離れたり、リラックスしたりすることが難しいのです。休憩もできる時間帯に限られるため、ゆっくり休むことが難しく、長時間運転を行うため、肉体的にも精神的にも疲れる仕事となります。初めてこの仕事を始めたばかりの頃は、待ち時間の長さに戸惑うことがあるでしょう。 高いレベルのビジネスマナーが必要 ハイヤー運転手は、通常VIPや企業の役員などと接することが多いため、非常に高いレベルのビジネスマナーが求められます。礼儀正しい挨拶、上品な言葉遣い、適切な服装など、幅広い場面で適切なマナーやエチケットを守る必要があります。さらに、車両の細部にわたる注意が必要で、清潔な車内や車の外観を保つことも求められます。ハイヤー運転手は、他のドライバーとは異なり、お客様とのコミュニケーションスキルやマナーが特に重要です。お客様が快適で安心して利用できるように心がける必要があります。 高い運転技術や地理の知識 ハイヤー運転手は、高い運転技術と地理の知識を身につける必要があります。お客様を安全に目的地に送り届けるために、これらのスキルは不可欠です。運転技術は事故を絶対に起こさないように運転するために必要であり、地理の知識は最短ルートや抜け道を活用してお客様を迅速に目的地に到達させるために欠かせません。さらに、これらのスキルは定期的にアップデートする必要があるため、仕事に加えてスキルの向上にも努力が必要です。   ハイヤー運転手の魅力・やりがい 非日常的な環境での学び ハイヤー運転手は通常、VIPや企業の役員、政治家などを多く乗せる機会があります。この独特の環境において、顧客との会話等を通じて政治情勢や経済についての知識を身に付ける機会が増えます。お客様との会話は、時には深刻な議題から軽快な話題まで幅広く及びます。これにより、ハイヤー運転手は様々な分野に興味を持つ契機となり、情報収集力が高まります。自己成長の機会が増えることで、知識や洞察力が向上し、非日常的な環境で学び続けることができるのです。 年収の安定 ハイヤー運転手は高級車や専用車を運転するため、一般のタクシー運転手に比べて収入が高く、年収が安定しています。高級車の運転に伴う高い料金設定が、収入の安定性に寄与しています。また、VIPや会社の役員などを多く担当することが一般的であり、これらのお客様からは高額なチップを受け取ることもあります。お客様の対応が良好であると、チップが増えることで収入が一層安定します。このような要因から、ハイヤー運転手は給料の安定性と高収入を享受できる職業と言えます。 スキルアップ ハイヤー運転手は通常、VIPや会社の役員などのビジネスパーソンを担当することが多く、高級なサービスを提供する必要があります。この特別な環境において、ビジネスマナーや上品な接客スキルを身に付ける機会が豊富です。高度なコミュニケーション能力を養い、おもてなしの心を磨くことで、幅広い社交場で自信を持って振る舞えるようになります。また、常に新たな挑戦に取り組む機会があり、成功体験を積み重ねることができます。お客様に快適で安心感のあるサービスを提供するため、自分自身のスキルやサービス品質を向上させることは非常にやりがいのある要素です。ハイヤー運転手の仕事は、挑戦を通じて成長し、満足感を得られる職業の一つと言えます。   ハイヤー運転手に向いている人の特徴 下記の特徴を持つハイヤー運転手は、高級感のあるサービスを提供することができお客様からの信頼を得やすくなります。また、自身の運転技術や接客スキルを磨くことでより高度なサービスを提供できるようになります。 長時間の運転が苦ではない人 長時間運転を行うには十分な体力が必要です。運転中は姿勢を保ち、注意力を高め続ける必要があります。飛行機や列車などの他の交通手段では経験できない、連続した運転時間をこなす準備が必要です。 おもてなしの心がある ハイヤー運転手はVIPや会社役員、政治家など社会的に地位のある特別なお客様を担当することが多いです。その際、おもてなしの心を持ち、丁寧な対応ができることが重要です。細やかな気配りやお客様のニーズに応える姿勢が求められます。 やりがいのある仕事がしたい人 ハイヤー運転手は高いサービス品質と安全性を提供することでお客様から信頼される仕事です。お客様からの感謝や喜びの声を受け取ることでやりがいを感じることができる人が向いています。   ホスピタリティのあるハイヤー運転手になる ホスピタリティとは、「思いやり」や「心を込めたおもてなし」のことです。約束の時間前には予約場所で待っていることや、お客様が近づいてきたときにハイヤーのドアを開けること、非喫煙者のためにタバコを控えてにおいにまで気を配ることなど、様々な心遣いがハイヤー運転手に求められるホスピタリティです。タクシー運転手にもお客様を思いやる気持ちや行動は求められますが、高級なハイヤーの運転手にはそれ以上に求められるでしょう。ハイヤー事業を行う会社によっては、ホスピタリティを醸成するため、運転手の秘書検定という資格を取得させることもあります。   ハイヤー運転手に求められる守秘義務 ハイヤーでは企業の役員や取引先のお客様など、要人をお乗せすることが多いです。ハイヤーの中では、お客様が電話をすることもあり、その際に聞いたことは外に漏らさないことも重要です。それだけでなく、どなたが、いつ予約しているか等も守るべき守秘義務に当たります。このように、ハイヤーの運転手には秘密保持に対する高い意識も必要となるのです。   ハイヤーは完全予約制 街中を走っているタクシーは停めて乗ることができますが、ハイヤーの場合はそうはいきません。ハイヤーは基本的に完全予約制です。あらかじめ予約されており、決められた時間に乗客が指定した場所に迎えに行き、所定の目的地までお届けします。タクシーの場合には街中を走っているところをお客様の目に留まる色やロゴである必要がありますが、ハイヤーの場合にはその必要がありません。そうした理由もあり、ハイヤーの車体には行燈や社名がないのです。 ちなみに、ハイヤーは英語でHireと書き「雇用」という意味があります。乗客は乗務員を一時的に雇用しているようなものであり、ハイヤーが出庫して車庫に戻るまでの時間や移動距離に基づく料金を支払う体系というわけです。貸切利用にも近いため、タクシーと比べると料金は高く設定されています。また、ハイヤーは車両や色も高級感や特別感が出るように配慮されていることも特徴です。   ハイヤーの車は行燈や社名がなく高級感が溢れる タクシーの車体の上部には行燈があり、側面にはタクシー会社の社名が入っています。しかし、ハイヤーの場合にはそれがありません。黒塗りの高級感溢れる輝く車体となっています。ただ、お客様からお金をいただいて目的地までお連れするため、「旅客自動車運送事業」となります。その場合にはナンバープレートが緑の背景に白字で書かれたものとなります。つまり、行燈や社名は入っていない車で、緑色の背景に白色の文字のナンバープレートの場合にはハイヤーということです。   ハイヤードライバー(ハイヤー乗務員)として働くには ではハイヤードライバーとして働くためにはどうしたら良いのかというと、まずはハイヤーのドライバーを募集している会社へ入社をしなくてはなりません。次に学科や技能教習を受け、二種免許の試験を受ける必要があります。その試験に合格したら次は適正診断が行われ、適性であると診断された方は事故防止やマナーなどを習い、同乗教習が行われてドライバーとして配属される事になるわけです。大抵の場合ここまでに最短でも20日以上はかかるようです。いきなりハイヤーの運転手として採用されることはほとんどなく、最初の数年はタクシー運転手として働き、その後適正を考慮したうえでハイヤーの運転手として働くことができます。下積みの年数は人によって異なりますが、少なくとも2年ほどはタクシー運転手として働く必要があるでしょう。ハイヤーの運転手、それからタクシー運転手にご興味のある方は、ドライバーズワークでタクシードライバーの求人を検索してみてください。40代・50代など中高年で未経験でも活躍しやすい特徴がありますので、転職の際にはぜひタクシー業界も検討してみてはいかがでしょうか。  

介護タクシー運転手の仕事内容とは

介護タクシー運転手の仕事内容とは

介護タクシーとは、主に障害者や高齢者など、身体の不自由な方をお客様の対象とするタクシーのことです。本来タクシーは移動手段として使われ、輸送サービスのみを行っていますが、介護タクシーの場合にはそれだけでなく、お客様の介助までを担います。 また、介護タクシーを福祉タクシーと一緒にして考えてしまう方もいますが、ここで言う介護タクシーは、障害者や高齢者など身体の不自由な方が介護保険を利用して、事前に予約・契約した上で使用するタクシーを指します。そのため、介護保険タクシーとも呼ばれています。介護タクシーと福祉タクシーは、基本的に福祉車両を使うという面では変わりありませんが、福祉タクシーの場合は介護保険を利用しない場合でも利用できる特徴があります。 関連記事 福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い 関連記事 ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とは?介護タクシーと何が違うの? 介護タクシーに使用される車両とは 介護タクシーに使用されるのは基本的に、ワンボックス型の福祉車両です。後部座席やバックドアの部分にリフトやスロープが付けられており、利用者は車いすやストレッチャーに乗ったままの状態で介護タクシーに乗車できるように工夫されています。場合によっては車いすに乗ったままタクシーに乗車できるミニバン型の車両を使われることや、一般的なタクシーと同様のセダン型の車両が使われることもあります。 要介護者だけが介護タクシーの利用できる 介護タクシーを利用できる対象者には決まりがあり、利用できるのは介護保険を利用できる要介護1~5に認定されている方のみとなっています。要介護に認定されている障害者や高齢者など身体の不自由な方は、介護保険を利用して、割安で移動のサポートを受けることができます。一方、要支援に認定されている方やそれ以外の方は介護タクシーの利用はできません。公共交通機関の利用が難しい方を対象にした福祉タクシー、もしくは利用者の指定はなく、誰でも乗ることができるミニバン型のUD(ユニバーサルデザイン)タクシーの利用を検討してみてください。 介護タクシー運転手の仕事内容 介護タクシー運転手の仕事内容は、輸送サービスだけでなく、お客様の介助までを担います。介護タクシーの業務は訪問介護サービスとなり、サービス内容は3種類に分けられます。 種類 概要 サービス内容例 身体介護 利用者の身体に直接接触して行われるサービス ・入浴介助・排せつ介助・食事介助 生活援助 身体介護以外で、利用者の日常生活を支援するサービス ・料理・洗濯・掃除 通院等乗降介助 通院等のための乗車・降車の介助 ・乗車前の移動介助・降車後の移動介助 介護タクシーの運転手は、このうち通院等乗降介助を担うことが多くありますが、身体介護や生活支援を行うこともあります。介護タクシーで通院する方の利用例を見ていきましょう。介護タクシーが利用者の自宅まで迎えに行き、出かける前の着替えや外出準備を手伝い、ベッドからタクシーに乗せるまでの介助をします。利用者を乗せたら病院まで輸送。到着後は降車の手伝いをし、受付までの移動をサポートします。病院内は基本的に病院側のスタッフの役割となっていますので、そこで受け渡したら、診察が終わるまでしばらく待機です。病院ですべきことが終わったら利用者の乗車介助をして、乗せたら利用者宅までタクシーを走らせます。利用者宅に戻ってきたら、降車から室内まで介助し、場合によっては着替えや、おむつ交換に至るまでの介助を行い、1回の仕事は終了となります。あくまで一例ですが、ケアマネジャーが作成したケアプランを基に介助内容が決まっていきます。 介護タクシーの運転手になるのに必要な資格・免許は? 介護タクシーの運転手に必要な資格・免許は2つあります。それは二種免許と介護資格です。 二種免許が必要 介護タクシーは普通のタクシーとは異なりますが、そもそもタクシー運転手です。そのため、タクシー運転手になるのに必要な普通自動車第二種免許を取得する必要があります。お客様の命を預かるタクシー運転手には、卓越した運転技術と、安全性を考慮した運転の心得が求められます。 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは 介護資格が必要 介護タクシーの運転手は、輸送サービスだけでなく訪問介護サービスを行います。乗車・降車の際にサポートしたり、その前後に身体介護や生活支援をしたりすることもあります。そのため、介護タクシーの運転手になるには、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)や介護福祉士などの介護資格が必要です。 介護タクシーの料金設定とは 介護タクシーの料金は「タクシーの運賃」と「介助料金」、それから「介護用品のレンタル料金」となります。 タクシーの運賃 タクシーの運賃は、輸送サービスにかかる費用(初乗り運賃+メーター料金)と、予約料がかかります。運賃の決め方として、時間制運賃と距離制運賃があります。時間制運賃とは30分で1,000円のように時間で区切って料金が決まる制度のことで、距離制運賃とは1kmで300円のように距離で区切って料金が決まる制度のことです。渋滞している場合には距離制運賃のほうが安くなる反面、道路が空いているなどの理由で予想よりも早く到着する場合には時間制運賃のほうが安くなるでしょう。どちらの制度を採用しているのかはタクシー会社によって異なりますので、気になる方は問い合わせてみても良いかもしれません。 介助料金 介助した分だけ料金がかかります。例えば、乗降介助として1,000円、室内介助として1,000円、外出付き添いとして1,200円などとなっております。それにドライバーだけでなく、ヘルパーを追加した場合にはプラスアルファで費用がかかります。ただ、この介助料金に関しては介護保険を適用できます。利用者は1割の負担となりますので、安価で利用が可能となります。介助料金以外の、タクシーの運賃と介護用品のレンタル料金には介護保険は適用しませんのでご注意ください。 介護用品のレンタル料金 車いすやストレッチャーは介護タクシーからレンタルすることも可能です。タクシー会社によって異なりますが、レンタル料金がかかることもあれば、無料でレンタルできることもあります。具体的な料金に関しては利用するタクシー会社のホームページを見るか、直接問い合わせて確認してみてください。 介護保険を利用する際の2つの注意点 1:介護保険が適用できるのは介助料金のみ 先ほどもお伝えしましたが、介護タクシーの料金設定としては、タクシーの運賃と介助料金、介護用品のレンタル料金の3種類があります。このうち、介護保険が適用できるのは介助料金のみとなります。運賃とレンタル料金は全額ご自身で支払うことになりますのでご注意ください。 2:家族の同乗は基本的に認められない 家族が同乗する場合には、家族が介助すれば良いので、介護タクシーの運転手には介助の必要性がないと考えられます。そうなると、家族が同乗したときには介護保険が適用できなくなってしまうのです。ただ、該当の市区町村が認めた特別な事情のある場合には、家族が同乗していても介護保険ができるようになります。 今回は介護タクシーについてご紹介しました。今後日本では高齢化が進み、介護タクシーの利用増加が予想されます。タクシー運転手としての就職を考える際には、介護タクシーの運転手も選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。これからタクシー運転手になるなら、「タクシードライバー・運転手の求人検索」から求人をお探しください。

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