熊本県のタクシードライバー求人

【法人タクシー】
熊本県内では、2021年3月31日時点で、159社の法人タクシー事業者が事業を営んでいます。これは、九州では福岡に次いで第2位の水準となっており、これらの事業者が運行しているタクシー車両台数は3,050台にのぼります。肥後第一交通や熊本第一交通のように、地元密着型の法人タクシー事業者が多いというのも同県の特徴です。

【個人タクシー】
熊本県内で営業している個人タクシーの数は、2021年3月31日時点で343台となっています。福岡県の1,976台に比べると6分の1程度にあたり、法人タクシー事業者の車両台数に比べて割合少ないことがいえます。個人タクシーは多くの法人タクシーと競合することも考えられ細やかな土地勘やノウハウが必要とされる可能性があります。静岡県内でタクシードライバーになるにあたっては、まず法人タクシーで経験を積んだうえで、個人タクシーとしての独立を考えるのが良いかも知れません。

【熊本県の観光スポット】
熊本県内には、県の内外から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットが数多くあります。その中でも、もっとも人気があるのが阿蘇山と熊本城です。阿蘇山は、日本最大級のカルデラがあることでも知られる活火山で、日本百名山にも取り上げられている日本を代表する山の一つです。熊本城は、加藤清正の居城として知られており、明治初期には西南戦争の激戦地にもなったことから、歴史好きであれば一度は訪れたいスポットとなっています。これら以外にも、水前寺成趣園や山鹿温泉、杖立温泉、御船町恐竜博物館、雲仙天草国立公園といった観光名所が県内には目白押しです。

【熊本県のイベント】
熊本県には毎年恒例のイベントがたくさんあり、その時期になると参加者で大変な賑わいを見せます。参加者のタクシー利用は多いため、イベント時期には周辺のエリアのタクシー需要が急増しますのでスケジュールは抑えておくことを推奨します。代表的なイベントとしては、藤崎八旛宮秋季例大祭や八朔祭、八代妙見祭といった昔ながらのお祭りがありますが、それ以外にも熊本城を舞台としたライブイベントなども頻繁に開催されます。

熊本県には約170万人の県民が暮らしていますが、その多くは県庁所在地の熊本市に集中しています。特に、県内随一のターミナルである熊本駅は、毎日2万人を超える人々が利用しており、その周辺でのタクシー需要は豊富です。また、熊本県には、年間300万人ほどが利用する空の玄関口である熊本空港があります。空港から県内の目的地までは、公共交通機関よりもタクシーを使用した方が便利なので、付近で乗客を見つけた場合には、遠距離の利用が見込めるかもしれません。

また、熊本県内には日本を代表する観光スポットである、阿蘇山と熊本城も擁します。阿蘇山（あそさん）は熊本県阿蘇地方に位置する活火山で「阿蘇ジオパーク」として日本ジオパーク、世界ジオパークに認定されているほか、日本百名山の一座としても取り上げられています。カルデラと中央火口丘で構成されますが、阿蘇山のカルデラは南北25km、東西18kmに及び、その面積は北海道の屈斜路湖に次いで2番目の広大さを誇ります。熊本城は、安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけて加藤清正が築城した城で大変人気のある城のひとつです。2016年に起きた熊本地震では大きな被害を受けましたが、現在復旧中で、二の丸広場や加藤神社からは現在も天守閣等を望むことができます。

なお、熊本県のタクシードライバー（タクシー運転手）の平均月間給与は253,900円、賞与を含めた平均年収は3,186,600円となっています。
※ (一社)全国ハイヤー・タクシー連合会の調査による

【熊本県の地形】
熊本県は九州地方の中心部に位置し、北側で福岡県と大分県、東側で宮崎県、南側で鹿児島県にそれぞれ隣接しています。県内は、県北、県央、県南という3つのエリアに分けて称されることが多くいです。西側には天草灘や有明海、八代海といった海を有しています。そのため、西部は比較的地形は平坦ですが、東部は打って変わって阿蘇山に代表される山々が連なる急峻なエリアとなっています。

【熊本県の交通状況】
熊本県内には、3号・57号・208号という3つの国道が通っており、県内の物流の中心を担っています。同県は福岡と鹿児島を繋ぐ九州の交通の要衝でもあるため、これらの国道は輸送車両で混雑していることもしばしばあります。

【熊本県の鉄道網】
熊本県内にはJR線の各線に加えて熊本電気鉄道の菊池線や藤崎線といった路線があります。それらの駅の中でも一番乗降客数が多いのは熊本駅で、周辺にはオフィスビルも立ち並ぶほか、熊本城やくまモンスクエアへの観光客も多いので、昼夜を問わずタクシー利用の需要が見込めます。

【熊本県の歴史】
温暖な気候と豊かな水、広大な丘陵を有する熊本県には、約28,000年も前から人々が住んでいたとされています。県内では、旧石器時代や縄文時代の遺跡が発見され、そこでは金装飾の鏡や勾玉などが発掘されているほか、阿蘇神社などのように神話にまつわるスポットが数多く現存しています。中世には肥後国と呼ばれていましたが、これは古代の「火の国」や「肥の国」といった呼び方にちなんで名づけられたものです。火の国の呼び方は現代にも残るものがあります。加藤清正が肥後一国を与えられ、52万石の領主となった際に熊本城が築城されました。県のシンボルである熊本城は、難攻不落の堅城であり、西南戦争の時も西郷率いる軍の猛攻にもかかわらず落城しなかったことで知られています。2011年には九州新幹線が開通、熊本県内に新玉名、熊本、新八代、新水俣の4駅が設置され、その翌年には熊本市は政令指定都市に移行しました。

【熊本県の県民性】
熊本の人々は「肥後もっこす」と呼ばれることがあり、その性格は純粋で正義感が強いとされています。一方で、積極的に誰に対しても議論をふっかけ、自分の意見は頑として譲らない強情な一面も有しています。ただし、大らかで人当たりが良いので、意外と嫌われたりすることはあまりありません。