静岡県のタクシードライバー求人

【法人タクシー】
静岡県内には、120社の法人タクシー事業者があり、それらの事業者が運行しているタクシーの台数は4,716台となっています。これは、愛知県にこそ及ばないものの東海地方の近隣県を比較すると多い水準です。各地に観光スポットが点在しており、法人タクシー事業者は、熱海・伊豆エリア、沼津・富士エリア、浜名湖エリア、清水・静岡エリアのそれぞれに密着するように構えられているようです。

【個人タクシー】
静岡県内で営業している個人タクシーは217台となっています。こちらも東海地方では愛知県に次ぐ水準ですが全国的に見ると多くはありません。法人事業者が運行しているタクシー車両台数は個人タクシー台数の20倍以上となっており、個人タクシーは多くの法人タクシーと競合することも考えられます。静岡県内でタクシードライバーになるにあたっては、まず法人タクシーで経験を積んだうえで、個人タクシーとしての独立を考えるのが良いかも知れません。

【静岡県の観光スポット】
静岡県内には、日本国内だけでなく世界的にも知られた観光スポットが多くあり、それらの周辺では高いタクシー需要が見込まれます。代表的なスポットとしては、江戸幕府を開いた徳川家康ゆかりの地である駿府城や久能山東照宮などに加え、あわしまマリンパークや伊豆・三津シーパラダイス、沼津港深海水族館といったエンターテイメント施設などがあります。また、日本最高峰の山として知られる霊峰、富士山やその周辺に広がる富士箱根伊豆国立公園、南アルプス国立公園などの自然豊かなスポットも数多く存在しているため、それらを目当てに国内外から訪れる人も少なくありません。そのような来県者の多くは移動のためにタクシーを利用するので、ここで挙げたような観光スポットは、いずれもタクシー事業者が収益を得やすい場所であるといえます。

【静岡県のお祭り】
観光スポットだけでなく、静岡県内では、吉原祇園祭や静岡まつり、浜松まつりといった大規模なお祭りが頻繁に開催されており、それらを目当てに県の内外からやってくる人が少なくありません。そのため、お祭りの当日やその前後の日は、周辺のタクシー需要が著しく高まります。特に、浜松まつりが開催される浜松市は、商談などで訪れるビジネスマンも多いため、普段からタクシー利用の多いエリアです。お祭りのスケジュールはぜひ抑えておきたいところです。

静岡県のタクシードライバー（タクシー運転手）の平均月間給与は302,900円、賞与を含めた平均年収は4,163,300円となっています。
※ (一社)全国ハイヤー・タクシー連合会の調査による

静岡県内には世界文化遺産にも登録されている富士山のほか、熱海や箱根、伊豆などの温泉地や、美しい景観で知られる浜名湖といった観光スポットが目白押しです。季節を問わず国内外から数多くの観光客が来ますのでタクシー需要は旺盛といえます。また、静岡県の県庁所在地である静岡市や、浜名湖を擁する浜松市には商業施設や医療機関が充実した地域です。オフィスビルも多いため、ビジネスパーソンや地元ユーザーのタクシー利用が期待できます。

さらに、静岡県では春には河津桜まつり、夏にはふくろい遠州の花火大会、秋には大道芸ワールドカップなど、季節ごとに様々なイベントが各地で開催されます。これらのイベントの時期になると、周辺のタクシー需要が高まるため、効率的に稼ぐことが期待できます。

【静岡県の地形】
静岡県は、東西に非常に長い形状をしており、東側で神奈川県、北側で山梨県と長野県、西側で愛知県とそれぞれ隣接しています。北部は富士山をはじめとする山々が連なる山岳地帯となっていますが、それ以外のエリアは比較的平坦です。ただし、大井川や天竜川といった大規模な河川がいくつも流れているので、長距離を移動する際には、それらの川を渡らなければなりません。

【静岡県の道路整備状況】
県内には、国道1号、国道135号、国道246号という3つの国道が通っています。加えて、大小さまざまな道路網が張り巡らされていますので、タクシーを使って移動する際にも便利です。ただし、中には道路が複雑に入り組んでいるエリアもあるので、そういったところを訪れる際には、事前にしっかりと目的地の場所を確認しておくようにしましょう。

【静岡県の鉄道網】
県内の主要な駅としては、熱海駅、三島駅、新富士駅、静岡駅、掛川駅、浜松駅などがあり、すべて東海道新幹線のこだま号の停車駅となっています。そのため、ここで挙げた駅の周辺エリアでは、遠方から訪れる人の間で高いタクシー需要が見込まれます。

【静岡県の歴史】
現在の静岡県がある一帯は、古くは遠江、駿河、伊豆という3つの国に分かれていました。戦国時代には、桶狭間の戦いで織田信長に敗れた今川義元が治めていたエリアとしても知られています。江戸時代になると、東海道五十三次のうち22の宿場町がこのエリアに設けられ、駿河湾や大井川を利用した海運の便とあいまって、江戸と畿内を結ぶ交通の要衝として発展を遂げています。なお、現在でも県の名産品となっているお茶の栽培は、当時から盛んに行われていたようです。

【静岡県の県民性】
静岡県は、前述の3つのエリアごとにそこに住む人々の特性は少しずつ異なっています。これを評して、かつては「伊豆の餓死、駿河乞食、遠州泥棒」という言葉が使われていたほどです。ただし、現在ではそこまで極端な違いがあるわけではありません。一言でいうと、若干優柔不断な面はあるものの、穏やかで優しい人が多いというのが静岡県の県民性です。したがって、タクシー事業を営んでいても乗客とトラブルになるケースはそれほど多くはないと思われます。