茨城県のタクシードライバー求人

茨城県の法人タクシー事業者は218社あり、関東地方の中では東京都の次に多い法人数です。しかし、法人車両台数は、2,704台となっており、関東地方では比較的少ない台数となっています。また、個人タクシーの登録車両台数は0台となっています。
※ (一社)全国ハイヤー・タクシー連合会の調査による

江戸時代に徳川家の藩が水戸に置かれたことで大きく発展した茨城県には、魅力的でタクシーの利用の多いスポットがたくさんあります。県庁所在地である水戸市の偕楽園は日本三名園の1つであり、梅の名所として有名で、梅の開花時期には梅まつりが催され多くの観光客で賑わいます。その他、国内最大規模の音楽フェスティバル「ROCK IN JAPAN」が行われ、四季折々の植物や子どもが楽しめる遊園地もある国営ひたち海浜公園や、紀元前660年の創建で武道の神様が祀られ、現在ではサッカーチームの「鹿島アントラーズ」がシーズン前に必勝祈願をすることで有名な鹿嶋市の鹿島神宮、飼育するサメの種類数が日本一のアクアワールド・大洗、世界最大120メートルの牛久大仏、日本に2番目に大きい湖の霞ケ浦、栃木県日光市の「華厳の滝」、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町の「那智の滝」と並んで日本三名瀑として知られ、高さ120m・幅73mの大きさの袋田の滝、山頂からは関東一円を見渡せ、富士山すら遠望できる筑波山など、県内各所に観光客が多く集まる観光スポットがあります。また、茨城県立カシマサッカースタジアムやケーズデンキスタジアム水戸もあるため、シーズン中にはタクシーの利用者が多くなります。来場者数が計1000万人にもなる茨城空港からは、北海道や神戸、沖縄などに飛行機が飛んでおり、関東地方北部では一番利用者が多くかつ、近くに電車の駅がないのでバスやタクシーの利用が多くあります。

県内のお祭りやイベントも多く、1,000匹の鯉のぼりが見られる常陸太田市の竜神峡鯉のぼりまつりや笠間市最大の陶器市の笠間の陶炎祭、常陸國總社宮の最も重要なおまつりである石岡市の常陸國總社宮例大祭、毎年8月に行われる水戸黄門まつりなどの様々なイベントが開催されています。タクシー利用者も増加するため、イベント時は売り上げアップのチャンスとなります。

茨城県の人口は、約286万人で、全国第11位(令和元年10月1日時点)となっており、全国的に上位にあたります。人口が多いため、タクシーの利用者も他県に比べると多くなるため、働きやすい環境と言われています。県庁所在地のある水戸市に本社や拠点を置くタクシー会社が多いですが、水戸は県のやや北寄りの海側に位置するため、千葉県や埼玉県に近い県西の常総市や筑西市、県南のつくば市や土浦市にもタクシー会社が多く点在しています。県内のいたるところに観光地があることからも、市街地での日常的な利用客と、観光客の利用の両方を利用シーンとして活用することができるためタクシードライバーとしては比較的働きやすい環境があるといえます。また、県内では高齢者の交通事故が増加しており、免許の自主返納を勧めています。高齢者になるにつれ交通機関やタクシーの利用者が増加傾向にあるため、今後は更にタクシーの需要が高まると推察されます。なお、茨城県におけるタクシードライバーの平均月間給与は、230,700円、賞与を含めた平均年収は2,862,700円となっています。

茨城県は、関東地方の北東にあり、福島県、栃木県、千葉県、埼玉県に隣接し、東側は延長190キロメートルにおよぶ海岸線がのび太平洋が望めます。県内を走るつくばエクスプレスを利用すれば東京まで約45分と非常にアクセスが良くなっています。北部から北西部にかけては、久慈山地・多賀山地の山々と八溝山地の山々が連なり、中央部から南西部にかけては、関東平野の一部である常総平野が広がり、南東部は、霞ケ浦および、北浦を中心とする水郷地帯となっています。県の面積は、6,097.06平方キロメートル（平成27年現在）で全国第24位ですが、平坦であるため可住地面積は、3,982.47平方キロメートルと全国第4位の広さを持っているため、人口が比較的多くなっています。

茨城県を南北に常磐自動車道が走り、群馬県や栃木県をつなぐ横断道路の北関東自動車道、圏央道と略され神奈川県横浜市から東京都・埼玉県・茨城県を経由して千葉県木更津市に至る首都圏中央連絡自動車道などの主な高規格道路となっています。国道も多く走っていて、東京都中央区から千葉県・茨城県・福島県を経由して宮城県仙台市に至る国道6号や、群馬県前橋市から茨城県水戸市に至る国道50号、水戸市から日立市に至る国道245号は特に混雑が激しく、事故も多いことで有名です。

【茨城県の歴史】
古来から多くの人々がのどかに豊かに暮らしてきた茨城の地は、古代は朝廷の支配が及ばず、中世においてこの地域には有力な武将が居を構えましたが歴史的に大きな支配には及びませんでした。江戸時代に入り、水戸市に徳川家の藩が置かれたことからやっと歴史的に重要な役目を担い、江戸に近く水陸交通の要所として発展するなど、水戸市を中心に政治、経済、文化の中心として栄えてきました。江戸幕府が崩壊した後は、1871年に廃藩置県により茨城県が設置され、1875年に現在の規模になりました。

【茨城県の県民性】
茨城県の県民性は、徳川御三家の水戸藩が茨城の約半分ほどを占領していたことから、水戸藩の荒々しいDNAが根付いていて、そこに住む人々も荒っぽい気質であったと伝えられています。その為水戸に住む人々の性格は「怒りっぽい・理屈っぽい・骨っぽい」という「水戸っぽい」3ぽいとして表現されてきました。現代では「怒りっぽい・忘れっぽい・飽きっぽい」の「茨城3ぽい」といつからか呼ばれています。ここからも分かるとおり、気が短くて冷静さに欠け、熱しやすく冷めやすい感情派が多いのが茨城県人の県民性です。また口ベタで、なまりがきついことも誤解を招きやすく、さらに顔色をうかがうことが苦手で、他人と衝突する原因になりがちなところもあります。県民自身が自覚する運転マナーの悪さにも3ぽい気質がよく表れていて、冷静さに欠ける運転は、交通事故も起こしやすく事故死も多いことで全国的に有名で、他県で茨城ナンバーを見かけると敬遠されがちです。水戸の藩の影響があまり及ばなかった南部は温和でおっとりとしている性格の人も多く、徐々にそのような性格の人も県内で増えているため、あまり構えず、短気な乗客にも丁寧に対応し、3ぽいを頭の片隅に入れて接客をするとよいでしょう。