タクシードライバー(タクシー運転手)は実は隠れた良い仕事

  • シェア
タクシードライバー(タクシー運転手)は実は隠れた良い仕事

タクシードライバー(タクシー運転手)に対する誤ったイメージを覆す

タクシードライバー(タクシー運転手)が足りていません。
タクシー会社にドライバーを紹介する事業を行っている当社としてはなんとかして、タクシードライバー(タクシー運転手)になりたいと思う方々の総数を増やしたいと思っています。
もちろん現在タクシードライバー(タクシー運転手)をされている方の転職相談も承っていますが、絶対数を増やすためには未経験の方をタクシー業界にお連れしなければなりません。ただそのためには今世間一般的についてしまっている誤ったタクシードライバー(タクシー運転手)に対するイメージをまずは取り除かなければなりません。

世間一般的なタクシードライバー(タクシー運転手)のイメージ

周囲の人たちにタクシードライバー(タクシー運転手)についてどのようなイメージを持っているか聞いてみました。

タクシードライバー(タクシー運転手)のイメージ
・不景気の影響を一番先に受け、景気の恩恵を一番先に受ける
・リストラされてどこにも就職先がない人がいくつく場所
・夜勤もあるのにかかわらず安月給
・出稼ぎの労働者
・歩合制の過酷な労働環境

などなど、散々な言われようでした。
でも確かに自分もこの業界に関わるまでは似たり寄ったりのイメージを持ってしまっていました。

日本人の平均収入はどのくらいなのか?

働くことの第一目的はお給料を頂くことですので、給料について考えてみたいと思います。
国税庁が毎年実施している民間給与実態統計調査によると平成25年分の最新データでは日本人の平均年収は4,136,000円となっています。
給与別の人数でいくと、男性では年収300万円台の方々が一番人数が多く、女性では年収100万円台の方々が一番人数が多いという結果になっています。
特に女性の年収の低さに驚かされますがこれが実態です。

タクシードライバー(タクシー運転手)の平均収入はどのくらいなのか?

では安月給というイメージがついてしまっているタクシードライバー(タクシー運転手)ですが実際はどうかというとまったくそんな事はありません。
ここでは詳しい説明を避けますがタクシードライバー(タクシー運転手)の給料は普通のビジネスマンと違い歩合の比率が多くなります。
各社多少その比率が違うのですが売上の60%がタクシードライバー(タクシー運転手)、残り40%が会社という形になっています。
そしてタクシー業界は国土交通省下の関東運輸局へ定期的な報告義務があり売上実績なども公表されています。
タクシー1台当たりの一か月の売上は平均で540,000円です。つまりそのうちの60%がタクシードライバー(タクシー運転手)の取り分になりますので月給は約324,000円となります。つまり年収に直すと3,880,000円です。
日本の一番ボリュームゾーンが300万円台ですからその上位にいるという事になります。
全然安月給なんかではありません。そして自分の頑張り次第では売上があがり月給で50万円、60万円と稼ぐ方々も多数いらっしゃいます。

コンサルタントへの無料転職相談はこちら

タクシードライバー(タクシー運転手)の収入のすごいところ

そんなタクシードライバーですが現在かなり高齢化が進んでいます。よいイメージがついていないため若い方がなかなか志望してくださらないからです。
でもそんな高齢の方々もとても頑張っています。というよりも高齢の方でも若い方と変わらずに働ける環境があるというのもタクシーの魅力です。
60歳を過ぎて月給30万円以上を稼ぐ、70歳を過ぎて30万円以上を稼ぐというのはなかなかできる事ではありませんが、タクシードライバー(タクシー運転手)であれば可能です。
さらに言えば女性です。女性の給与は年収100万円台が一番ボリュームゾーンであるにも関わらず、400万円台などが普通に稼げてしまうのです。これは相当魅力のはずですがまったく周知されていません。
実際タクシードライバー(タクシー運転手)の女性比率は2%台と極端に少ない状態がずっと続いています。

世間一般的なタクシー業界のイメージ

周囲の人たちに同じくタクシー業界についてどのようなイメージを持っているか聞いてみました。
・不景気の影響を一番先に受け、景気の恩恵を一番先に受ける為利益が出ない
・リストラされてどこにも就職先がない人がいくつく場所なので組織運営が大変
・ブラック企業
などなど、これまた散々な言われようでした。
でもこれまた確かに自分もこの業界に関わるまでは似たり寄ったりのイメージを持ってしまっていました。

タクシーの悪いイメージをさらに悪化・定着させた2002年の規制緩和

ではこれまたなぜここまでイメージが悪くなってしまったのでしょう?
それはずばり2002年の小泉内閣時代の規制緩和によるものが大きいと思います。
どのような規制緩和が行われたかというと、とにかく新規参入をしやすいように

■小泉内閣時代のタクシー業界規制緩和
・許可制から事前届出制に
・最低保持台数を60台から10台に
・営業所および車庫を所有からリースでもOKに
・タクシー車両を新車から中古車でもOKに

と大幅な規制緩和がなされました。
この規制緩和は功を奏し、劇的に新規参入は促進され、全国で約17,000台、そしてそのうち東京だけで約6,000台もタクシー車両が増えることになりました。
その当然の帰結として、タクシー1台あたりの売上は減少していきました。
そして減少してしまった売上分を稼ごうとタクシードライバー(タクシー運転手)は休憩を取らずに車を走らせたり、お客さんを取り合うために交通ルールを無視したりと無理を重ねるようになりました。
結果交通事故の件数が増えていってしまったのです。

コンサルタントへの無料転職相談はこちら

2009年に実質的に新規参入、増車を規制、そして減車の促進

このような状況に至ったことにより、2009年に再度タクシー業界は規制をされることになりました。
大きな流れとしてはとにかくタクシーの台数を減らすというものです。
新規参入が実質的にはできないように
・最低保持台数を東京の特別区では10台~40台に
・事前届出制から再度許可制とし、新規需要がない限り認めない
と変更がなされました。既存の事業所の増車も新規参入と同様、許可制とし新規需要がない限り認めないとしたので実質的に増車もできないような形となりました。
そしてさらに増えすぎてしまったタクシー台数を減らすために、業界全体の自主減車を促そうと、自主的に減車を行った場合は監査を免除するという事にしたため2008年のピークから現在に至るまでに全国で約30,000台、東京で約6,700台減車される結果となりました。

実はタクシー台数が増えても売上は増えていた

そしてこの台数ピークの時に、あのリーマンショックも同時に来てしまいました。当然メディアはまたこぞって景気が悪いというニュースを流すためにタクシードライバー(タクシー運転手)のインタビューを使います。そして完全にタクシー業界の誤ったイメージはさらに固定化されていってしまいました。
しかしこれだけ台数が増えても実は、リーマンショック直前の2007年のタクシー1台当たりの一か月の売上は今の540,000円よりも多く、平均で600,000円を超えていました。
つまりそのうちの60%がタクシードライバー(タクシー運転手)の取り分になりますので月給は約360,000円となります。つまり年収に直すと4,320,000円です。
リーマンショック後落ち込んだ売上も年々回復してきています。そしてさらに台数が当時と比べて6,700台も少なくなっています。
さらに売上があがり、収入が増える土壌が出来上がっているのです。

タクシー業界ほど安定した業界はない

ここまでお読みいただいた方はお分かりいただけると思いますが、もう新規参入はしたくてもできません。増車もできません。つまり今走っているタクシーの台数以上に増えないのです。
これは普通にビジネスで考えた時にとてつもなく恵まれた環境です。今はどの業界もグローバル化、ネットの普及による劇的なパラダイムシフトにさらされています。安定と思っていた企業があっという間に凋落していく時代です。そんな中グローバル化におびえる必要もなく(日本語がしゃべることができない外国人にはこの仕事はできませんし、そもそも日本の免許を取得し、地理試験に合格し、と外国人にはあまりにハードルが高すぎます)、インターネットの脅威も人間はネットの空間を行き来できませんので関係ありません。そして超高齢社会を迎える日本ではますますタクシーの需要は増えていきます。

ロンドンタクシーが目標

ロンドンのタクシードライバー(タクシー運転手)は日本と違い社会的地位がかなり高いことで有名です。
日本とは比べ物にならないほどの難試験があり、それに合格して晴れてドライバーになっている人たちは自分たちの仕事に誇りをもち取り組んでいます。
これから日本でもどんどのタクシードライバー(タクシー運転手)を目指す人たちが増え、なりたくてもなれない職業にすることが私たちの目標です。
その時のタクシードライバー(タクシー運転手)さん達はそれは優秀でサービス精神にもあふれ、ただの移動手段ではなく、タクシー自体を1つの快適な空間として演出するエンターテイナーになっていると思います。
ようこそタクシーへ!

コンサルタントへの無料転職相談はこちら

タクシードライバー(タクシー運転手)になるには?

実際にタクシードライバー(タクシー運転手)になるには何が必要になるのか、始めに何をしたらよいのでしょうか。

デビューまでの流れ

まずは、タクシー業界でデビューするまでの流れをおおまかにお伝えしていきます。全体の流れとして頭に入れておくとよいでしょう。

1:興味のある求人を調べる。
興味のある求人があれば、給与体系がどうか、営業所がどこにあるのか、条件は合うかといったことを調べます。タクシードライバー・運転手の求人から探してみてください。職種や地域など、細かな条件をつけて検索もできます。そうして、いくつかご自身が納得した案件をピックアップしたら応募していきましょう。

2:面接をして、通過すれば採用となる。
応募すると面接になり、それに通れば採用となります。就職や面接についての不安や疑問は転職成功ガイドで解決できるでしょう。

3:研修を受ける。
採用が決まって、乗務が始まる前には研修があります。研修について詳しくはタクシー運転手の研修ってどんなことをするの?をご覧ください。

4:タクシードライバー(タクシー運転手)としてデビュー!
研修が終われば、ついにタクシードライバー(タクシー運転手)としてデビューです。

二種免許の取得と地理試験の合格

タクシーやバスのように“事業としてお客様を乗せてその対価としてお金を頂く場合”には「第二種運転免許」が必要です。これを取得するには第一種免許を取得してから3年以上経過していることが条件となっており、それに伴ってタクシードライバー(タクシー運転手)の求人の条件としても、AT(オートマチック)限定でもよいので、第一種免許を取得してから3年間以上経過していることが必要となります。

また、東京都・神奈川県・大阪府といった都市部でタクシー運転手になるためには地理試験に合格することも必須。入社後の研修で受験できるので、必ずしも入社前に資格を持っていたり試験に合格していたりする必要はありませんが、タクシードライバー(タクシー運転手)になるには必要となります。

二種免許や地理試験などについて詳しくはタクシー運転手になる資格を徹底紹介!をご覧ください。

年齢制限のクリア

タクシードライバー(タクシー運転手)になるには年齢制限もあります。というのも先ほど二種免許が必要とお伝えしましたが、その免許を取得する条件として21歳以上というものがあるのです。二種免許を取得できない、つまりタクシーを運転できない21歳未満の場合には残念ながらまだタクシードライバー(タクシー運転手)にはなれません。

その一方で、上の制限はありません。タクシードライバー(タクシー運転手)には50~60代の方も多く、70歳を超える方もいます。詳しくはタクシードライバーの平均年齢と勤続年数についてのレポートをご覧ください。

スキル

タクシードライバー(タクシー運転手)として働き始めたときには、いくつかのスキルが必要となります。

■ドライビングのスキル
お客様を乗せて街中を走るので、ドライビングのスキルが重要です。お客様の要望によっては、狭くて難しい道や、車通りや人通りが多くて難しい道といったところを通らなくてはならないこともあるでしょう。そうしたときに安全に運転するドライビングスキルは重要です。

■地理把握のスキル
安全に早くお客様が希望する場所までお連れするのがタクシードライバー(タクシー運転手)の仕事です。空いている道や近道などを知っていれば、安全かつ短時間で目的地に到着が可能となります。

■コミュニケーションスキル
お客様が乗車されたら、目的地をお聞きします。目的地を曖昧に伝えられることや、小声で聞き取れないこともあります。そうしたときにどのようにして聞き返したらよいかといったコミュニケーションの取り方も重要です。また、運転中はお客様から話しかけてもらうこともあります。そうしたときにお客様が満足するように話し相手になるためにコミュニケーションスキルが必要となります。

■常に安全運転を意識するスキル
運転に慣れてくると、安全に対する意識が薄れてしまうこともあります。お客様をいち早く目的地にお連れすることは重要な任務ではありますが、最も大切なのは安全。常に安全運転を意識するスキルが長く勤めるうえで重要です。

■英語のスキル
外国人の観光客も増えてきた昨今。英語のスキルも必要となることがあります。こちらに関してはタクシードライバーに必要な英語のスキルについてもご覧ください。

一般的な街中を走るタクシードライバー(タクシー運転手)についてお伝えしましたが、その他にも観光タクシーやハイヤータクシー、個人タクシーがあります。

観光タクシードライバー(観光タクシー運転手)になるには?

バスツアーなどではバスガイドが観光地を案内しますが、観光タクシーの場合はタクシードライバー(タクシー運転手)が観光案内をしていきます。先ほどご紹介したドライビングのスキルや地理把握のスキルなどがあるだけでなく、おすすめの飲食店や穴場の観光スポットなどの情報、観光名所の歴史や有名なエピソードなどに関する知識がなければなりません。

一定以上の水準で観光案内サービスを提供できるよう、観光タクシードライバー(観光タクシー運転手)向けに、認定試験が設けられています。東京都や京都府、北海道など、観光地として有名な都道府県にはそれぞれ認定試験が設けられています。観光タクシードライバー(観光タクシー運転手)になるには、タクシードライバー(タクシー運転手)として経験を積み、それと同時に観光名所について学んでいきましょう。

関連記事:観光タクシーとは

ハイヤードライバー(ハイヤー運転手)になるには?

ハイヤーとは、完全予約制の貸し切り送迎車のこと。多くの場合はタクシー会社と企業の間で契約されており、企業の役員や海外VIPの送迎に利用されています。あらかじめ目的地や走るルートが決まっているため、街中を走るタクシードライバー(タクシー運転手)のように抜け道のようなところまで知っておく必要はありません。ただし、地位が高い方をお客様とすることが多いために、事故や粗相のないよう、タクシードライバー(タクシー運転手)の経歴を持つ方のみが求人の対象となることもあります。また、必要となるのはドライビングや安全運転のスキルだけでなく、接し方において正しい礼儀作法ができることが条件となります。

ハイヤードライバー(ハイヤー運転手)になるには、まずはタクシードライバー(タクシー運転手)として経験を積んでいくことが重要となります。そこで経験を積んでいきましょう。ある程度のスキルがついたらハイヤーの求人に申し込んでみてください。

関連記事:ハイヤーとは

個人タクシードライバー(個人タクシー運転手)になるには?

個人タクシーとは、許可を受けた個人がお客様を乗せるタクシー事業のことです。1人で運転者と事業者の役割をしなくてはならない反面、営業売上がすべて自分の給料として入ることや通勤の必要がないことなどのメリットがあります。個人タクシードライバー(個人タクシー運転手)になるには年齢ごとにいくつかの条件がありますが、共通したものとして申請日に65歳未満であることという条件があります。条件に関して詳しくは法人タクシーと個人タクシーの違いって?をご参照ください。

こうした条件を満たし、新規に認可を受ける、あるいは既存の個人タクシー事業者から事業の譲渡・相続を受けることで、個人タクシードライバー(個人タクシー運転手)になることができます。

タクシードライバー(タクシー運転手)の仕事はタクシードライバー・運転手の求人の検索機能を活用して、あなたに合った求人を探していきましょう。

コンサルタントへの無料転職相談はこちら

他のコラム内カテゴリもチェック!

まずは相談してみよう!

ドライバー求人専任コンサルタント

専任コンサルタントから
非公開求人紹介させていただきます。

詳しくは
こちら

人気のエリアで求人を探してみよう!

気になることを調べてみよう!

「ドライバーズワーク」は、あなたの新しいキャリアのスタートを応援しています!

「ドライバーズワーク」は、タクシーに特化した専門の求人・転職サイトです。タクシードライバーや運転手について、現任者の方向けはもちろん、業界未経験の方向けの求人も多数取り扱っています。さらに、タクシードライバーにとって役立つコラムや業界ガイドなどもございます。気になる求人情報を保存したり、オススメの求人情報をメールで取得したりといった機能的なサービスも提供しています。是非、あなたの希望の条件で、最適な求人をお探しください。

採用ご担当者様へ