富山県のタクシードライバー求人

【富山県のタクシー事業者数と車両台数】
富山県の法人タクシー事業社数は49社で、法人タクシーの車両数は915台あります。そして個人タクシーの車両数は83台です。

【主なタクシー会社】
お出かけタクシーエイトビイトや城南交通株式会社、大和交通株式会社などがあります。他にも大和タクシー、富山個人タクシー協同組合、有限会社愛交通といった会社も、富山県民や観光客に広く利用されています。

【観光スポット】
富山県の観光スポットと聞いて、黒部ダムを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。高さ186メートル、長さは492メートルの大迫力のダムです。日本では最大級で、世界のダムと比較しても最高クラスといわれています。6月下旬から10月中旬にかけては、毎秒10トンの水が吹きだすため、そな時期には多くの観光客が富山県にやって来るのです。また相倉合掌造り集落も有名な観光スポットのひとつです。全部で27戸あるのですが、そのうちの20戸は江戸時代の終わりごろから明治時代に建てられたものだといわれています。ほとんどが合掌造りで、一番古いものは17世紀ごろに作られたという説が有力です。

続いて高岡大仏ですが、これは市指定の文化財で、昭和8年に建立されました。30年もの時間をかけて作られたもので、日本3大仏に数えられるほど有名なのです。他にも富山県には豊かな自然が多く、室堂平は観光や登山に訪れる人も多いです。標高2,450メートルなので、比較的登山を始めたばかりの人でも登りやすいです。タイミングさえ合えば、雷鳥が見られるかもしれません。そして富山城もたくさんの人が訪れる場所で、佐々成政や前田利家といった有名な武将が入城しました。

【タクシー利用が多いスポット】
黒部ダムへ行くために電車利用するなら、最寄駅はJR信濃大町駅になるのですが、そこからタクシーを使う人は多いです。相倉合掌造り集落へ観光客がアクセスする際も、タクシードライバーにとっては営業のチャンスです。城端駅がもっとも近い駅になり、バスはあるものの本数が限られているため、タクシーを利用して向かう人が増えるからです。高岡大仏に行くためには、高岡駅を利用する人が多いですが、駅から徒歩だと10分から15分ほどかかります。歩くには少し距離があるため、駅前で待機しておけば利用客がやって来ることが期待できるでしょう。室堂平に向かう観光客を狙うのも良い方法で、シーズンになると立山駅には登山用の荷物を持った人が集まります。同時に下山する人も同じ場所に戻って来る場合が多いため、朝早くから夕方近くまではタクシードライバーの営業チャンスです。

【富山県の主要駅】
乗降数順では、富山駅、高岡駅、小杉駅になります。

【富山県のタクシードライバーの給料】
富山県のタクシードライバー（運転手）の平均月間給与は245,600円、賞与を含めた平均年収は3,324,500円となっています。
※ (一社)全国ハイヤー・タクシー連合会の調査による

【タクシー業界について】
富山県の居住者人口は1,034,670人です。2015年には北陸新幹線が開業したため、交通の便は格段に良くなりました。例えば、東京都からは最短2時間程度でひと昔前なら他府県の人が富山県に来るとなると、何泊かはしなければならなかったのです。それが現在では、日帰りでも十分に観光地を回ることが可能になりました。では新幹線ができたことでタクシー業界の需要は減ったのかというと、むしろ逆です。もともと鉄道やバスが充実しているわけでなかった富山県に、観光客が増加したおかげで、タクシーを利用する人が増えているのです。

さらに富山県では毎年9月に、およそ300年もの間踊りつがれてきた「越中おわら」があります。これは「越中八尾 おわら風の盆」と呼ばれているもので、他にも年間を通して数多くの催し物が用意されています。ただし地元の人以外では、イベントが開催されている場所に辿り着くのは難しい場合が少なくありません。そのような場合にタクシーの出番で、地元に精通したドライバーは観光地の案内役としても売り上げを伸ばせると考えられます。

富山県は中部地方にあり、日本海に面しています。石川県、岐阜県、新潟県、長野県の4つの県に接していて、ビジネスで他府県に移動する人は多いです。その関係で観光客だけでなく、地元の人にもタクシーを利用されているのです。そして県内は3,000メートル級の山々が連なる立山連峰などの山岳地帯に囲まれていて、富山峡谷といった過酷な道がそこここにあります。素晴らしい自然景観なのは間違いありませんが、移動という面においては大変な土地で、鉄道やバスでは網羅しきれません。そのため比較的小回りがきき、好きな場所で乗り降りができるタクシーが重宝されます。

もちろん観光客にも、タクシーはたくさん利用されています。各観光スポットには最寄駅や、場所によってはケーブルカーなどがあります。ところがいずれの場所も、数分ほど徒歩で移動しなければならないケースが多いです。荷物をいっぱい抱えた観光客には使い勝手が良いとはいえません。そこで駅前に待機していれば、かなりの確率で利用客にで会うことができるでしょう。

【主要な国道】
国道8号、国道41号、国道359号です。

【富山県の歴史】
旧石器時代と考えられる遺跡が多数発見されています。奈良時代には国府が置かれ、万葉集の歌人である大伴家持が国守として赴任していた県としても有名です。江戸時代には富山藩があり、初代富山藩主は前田利次です。利次は10万石を与えられるほど優秀でした。その他、当時収穫したものを大阪などに運ぶため海上を移動するのが主流でしたが、その時の中継地として多くの運搬船が就航した県でもあります。

【国民性について】
富山県の人は真面目、勤勉、辛抱強くて正直者が多いといわれます。流行を追いかけることはあまりなく、しっかりと貯蓄をする人が大多数いると考えられています。そんな国民性を表すかのように、富山県の持ち家率は全国でもトップです。富山県民は持ち家を持ってこそ一人前だと考える人が多いのです。しかも富山県に行くと、どの家も大きくて立派なものばかりなので、いかに真面目に働き貯蓄しているのかがうかがえます。このような堅実な国民性のため、ビジネスで成功する人が多く、他府県の人から妬まれることがあります。「越中強盗」などといった悪口をいわれてしまうことも珍しくありません。ただし富山県の人はおおむね温厚で、上下関係にはそれほど厳しくなく、フレンドリーなので付き合いやすい国民性だといえるでしょう。