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タクシードライバー憧れの黒タクシーの魅力!色の違いとは?

タクシードライバー憧れの黒タクシーの魅力!色の違いとは?

タクシーと言えば、想像するのは黄色や緑色、オレンジ色などのカラフルな色合いの車をイメージする方が多いと思いますが、中には黒く塗っているタクシー「黒塗りタクシー(以下、「黒タク」)」があるのをご存知でしょうか。こちらは、カラフルな色合いのタクシーと少し違い、高級感があり、ハイヤーに用いられたりするタクシーです。

黒タクは、高級感があり、お客様にも選ばれる確率の高い人気のタクシーなので、タクシードライバーの間でも人気が集中する車輌になります。タクシードライバーが黒タクに乗務するためには条件があり誰でも簡単に乗務できる訳ではありません。今回は、そんな黒タクの人気の秘密や、乗務までの流れをご紹介します!

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黒タクとは?

黒タクは車体の色が黒色であるほかに、車種も一般のものよりも高いグレードであることが多いためにハイグレード車ともいわれています。また、乗客にとっては乗り心地も良いため乗客に選ばれやすい特徴があり人気があります。

黒タクの始まりは、大手タクシーグループからの提案だったといわれます。「安心して乗務できる環境・接客接遇面でのサービスがよい環境・事故もなく安全な環境」これらを兼ね備えたタクシーサービスを提供したいという思いから誕生しました。このようなサービスは、タクシードライバー未経験ではいきなりできるものではなく、ある程度経験を積んで習熟したタクシードライバーである必要があります。

黒タクの車種は様々で、トヨタクラウンセダンのスーパーデラックスGパッケージや、日産セドリックのスーパーカスタムにオプションを装着するものもあります。経験のあるタクシードライバーは、乗り心地のいい車種や運転しやすい車種を知っている方も多くハイグレード車は乗務員にも人気がありますし、ハイグレード車に乗れるかどうかで転職先を選ぶ方も多いです。

黒タクは、乗り心地もいいのに加え高級感があるので車種も提供サービスもハイグレードなタクシーといえます。

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黒タクのライバーになる条件は?

タクシードライバーが黒タクで乗務するにはどうしたらいいのでしょうか。黒タクのドライバーになるための条件は、各無線グループによって詳細は異なるものの、まずはタクシードライバーとして「上級乗務員資格」を取得する必要があります。黒タクのタクシードライバーには求められる技能やスキルが一段あがるということですね。上級乗務員資格のための講習があり、黒タクドライバーとしての心得やマニュアル、接客・接遇やドアサービスなどのテクニックに関する説明を受けながら実際に行うような研修があります。また、もう一つ重要な条件に「決められた期間の間、無事故無違反であること」「65歳未満であること」などがあります。興味関心のある方は所属のタクシー会社に詳細を問い合わせてみることをお勧めします!

なるには大変!それでも魅力の黒タクドライバー

黒タクドライバーは一般車輌のタクシードライバーと比べても乗客に選ばれやすい特徴があるほか、ドライバー自身も快適に業務を行えるようになるため、入社後まずは黒タクドライバーや上級乗務員を目標に頑張るタクシードライバーも少なくありません。黒タクドライバーになるための条件は細かく設定されておりそれなりの難易度はありますが、未経験からのデビューでも日々の努力や勉強の積み重ねでなれるチャンスがあります。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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タクシードライバーへの転職で失敗しないために

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白タクシー(白タク)とは?ナンバープレートの違い

白タクシー(白タク)とは?ナンバープレートの違い

白タクシーとは、タクシー営業に必要な許可を受けず、自家用車で営業しているタクシーのことです。法律上許可を受けていないタクシー営業は違法とみなされるため、白タクシーは取り締まり対象となっています。 関連記事 タクシードライバー憧れの黒タクシーの魅力!色の違いとは? 一般的なタクシーとの違い 白タクシーと一般的なタクシーとの違いは、ナンバープレートにあります。主に自家用車を使用する白タクシーの場合は白、営業許可を受けているタクシーは緑のナンバープレートとなっています。白タクシーと呼ばれる理由は、このナンバープレート色からきているのです。 白タクシー営業は罰則を受ける 営業許可を取らずにタクシー事業を行った場合は、「道路運送法」の違反となります。違反を行った場合、「三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科」されることになります。タクシー営業を行う場合は、定められた許可申請を必ず行わなければなりません。 進む白タクシーの規制緩和の動き 現状の法律では、白タクシーの営業は禁止されていますが、昨今ではその規制を一部緩和させる動きが進められています。過疎地などで、観光客の交通手段として自家用車の活用を拡大することが2015年の国家戦略特区諮問会議にて触れられ、試験的に一部の地域で運用されています。この自家用車を利用した運送方法を一般に「ライドシェア(相乗り)」と呼ばれています。ライドシェアは、一般のドライバーと乗車を希望する人を、インターネットを介してつなげるサービスで、ドライバーは乗客を有償で目的地まで輸送します。ライドシェアは、アメリカやヨーロッパをはじめとした地域で活用されています。 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は? ライドシェア合法化メリット・デメリット ライドシェアが運用されることにより、タクシー事業が行き届いていないような過疎地域で同じようなサービスを受けられたり、同業社間で競争が活発化することで従来よりも安価でサービスを受けることができたりするメリットが考えられます。しかし、許可を受けていないドライバーが運転することで、ドライバーの運転技術やサービスなどが低下し、万が一事故が起きた際、補償責任を誰が負うのかといった問題も発生します。また、日本ではこのライドシェアが現在の「道路運送法」に抵触する点も、未解決の問題です。 関連記事 タクシー運転手が知っておくべき接客やビジネスマナー

個人タクシーの運転手になる条件とは?法人タクシーとの違いとは

個人タクシーの運転手になる条件とは?法人タクシーとの違いとは

タクシー運転手には大きく分けて、個人タクシーと法人タクシーの2種類があります。法人タクシーは、タクシー会社が所持するタクシーのこと、もしくは会社に所属して乗務する運転手のことを指します。その一方で個人タクシーがあります。個人タクシーは、法人タクシーとは何が違うのでしょうか?また、個人タクシー運転手になるにはどうしたら良いのでしょうか?今回は個人タクシーに焦点を当てて見ていきましょう。 個人タクシーとは 個人タクシーとは、会社に所属せずに個人事業主として乗務をするタクシー、またはその運転手のことです。企業に所属しないため、乗務の自由度が上がり、タクシー車内の雰囲気も働き方も自由に選べる魅力があります。 個人タクシーの運転手になるには、まず法人タクシーの運転手として働く必要があります。法人タクシーの運転手になるには、タクシー会社の採用面接を受けて合格する必要があります。その後に研修を受けて資格を取れば、法人タクシー運転手としてお客様を乗せることができるようになります。 個人タクシーの運転手になるための方法や手順に関しては、順を追ってご説明しますが、予め知っておくべきなのが、個人タクシーになるには、法人タクシー運転手になるよりも厳しい、いくつかの条件があることです。 個人タクシーの運転手(事業者)になるための条件 10年のタクシー乗務経験が必要になる 法人でタクシー乗務をするためには、二種免許が必要になり、東京・神奈川・大阪の一部の都心エリアで働くには、その土地について豊富な知識が必要となることもあり、地理試験の合格が必要となります。タクシー会社に採用された後、約1ヶ月間の研修を受けて資格を取得すれば、タクシー運転手として乗務を始めることができます。個人タクシー運転手になるには、タクシー会社に所属し、タクシーやハイヤーの運転手として10年働く必要があります。 個人タクシーの運転手に憧れるのなら、いち早く法人タクシーの運転手として働き始めることをおすすめします。 でも、「タクシー会社の選び方が分からない…」、あるいは「おすすめのタクシー会社を知りたい…」と感じている方のために、ドライバーズワークでは業界に精通したキャリアアドバイザーが無料でご質問に対応しております。少しでもタクシー運転手にご興味のある方は、まずは話だけでも聞いてみると良いでしょう。 無料会員登録 条件は年齢によって変わる 個人タクシーの運転手になるための条件は、年齢によって違いがあります。以下の表で詳細を確認してみてください。 個人タクシー事業者になる条件 【年齢】 【条件】 35歳未満 申請する営業区域において、申請日以前継続して10年以上同一のタクシーまたはハイヤー事業者に運転者として雇用されている。 申請日以前10年間無事故無違反である。 35歳以上 40歳未満 申請日以前、申請する営業区域において、自動車の運転を専ら職業とした期間が10年以上ある。 ※一般旅客自動車運送事業用自動車以外(トラック・スクールバス等)の自動車の運転を職業とした期間は50%に換算。 1.の運転経歴の内、タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた期間が5年以上ある。 申請する営業区域において、タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた期間が申請日以前継続して3年以上ある。 申請日以前10年間無事故無違反の者は、40歳以上65歳未満の要件による事ができる。 40歳以上 65歳未満 申請日以前25年間のうち、自動車の運転を専ら職業とした期間が10年以上ある。 ※一般旅客自動車運送事業用自動車以外(トラック・スクールバス等)の自動車の運転を職業とした期間は50%に換算。 申請する営業区域において、申請日以前3年以内に2年以上タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた者である。 つまり、個人タクシー運転手として働きたいと考えている方は、55歳までにタクシー業界で働き始める必要があります。法人タクシーで経験とスキルを得ながらも、上記の条件を守り、個人タクシーの運転手になる準備をしていきましょう。個人タクシーになるための条件は年齢が上がるにつれて緩和されていきます。例えば、年齢が35歳以下の場合には申請日以前10年間、無事故無違反である必要がありますが、35歳以上は3年間以上の無事故無違反が条件となっているのです。 ただ、年齢が何歳であろうとドライバー業を10年以上継続していることが条件なので、どちらにしても個人タクシーの運転手になる道は簡単とは言えません。さらに、運転経歴の計算方法は「在籍証明書」、「乗務員台帳の写し」、「タクシーセンターの発行する運転者登録原簿」や「社会保険の加入状況を証明するもの」で確認していきます。例えば、在籍証明書で入社が確認できても、社会保険に未加入の場合はその期間をカウントされませんので、ご注意ください。 営業区域に住む必要がある 個人タクシーになれば自由になると考えている方もいるでしょう。たしかに経済的・時間的な自由はできるかもしれませんが、営業区域に関しては決まりがあります。個人タクシーの運転手は営業する区域に住み、原則として自宅と営業所が同一でなくてはなりません。例えば、東京都の場合「多摩地区」に住んでおり、そこに営業所を構えた場合、「東京23区・三鷹市・武蔵野市(武三地区)」での営業は禁止されています。将来的に個人タクシーになりたいと考えている方は、この営業区域のことも加味して住居の場所も選んでいきましょう。 個人タクシーと法人タクシーの違い 個人タクシーと法人タクシーの違い 個人タクシー 法人タクシー 免許・経験 ・第二種免許取得 ・タクシー運転者等の経験10年以上 (申請者が35歳未満の場合は同一タクシー会社に限る) ・法令地理試験に合格すること 第二種免許を取得していれば可 地理 ・申請する 営業区域での経験が申請前に継続して3年以上であること (申請者が35歳以上40歳未満の場合) ・法令地理試験に合格すること 東京、神奈川、大阪など一部の地域では地理試験に合格すること 安全 ・申請前3年間無事故無違反 (申請者が35歳未満の場合は10年間無事故無違反) ・指定された条件の任意保険に強制加入 特になし 資金 ・160万円以上 ※関東の場合 特になし 設備 ・車庫、整備などすべて自己負担 全て会社負担 住居 住居(自宅)と営業所が同一であること 特になし 定年 平成14年2月参入以降は、期限付き(75歳) (平成14年1月以前参入者は、条件付で期限なし) 法人の規定による 住居 住居(自宅)と営業所が同一であること 特になし 車両 専用車両(一人一車制) 一台を社員複数名で使用 個人タクシーと法人タクシーの見た目の違い ここまで制度的な違い、運転手になるための条件の違いについて紹介してきましたが、個人タクシーは見た目に関しても法人タクシーとは異なります。見た目に関しては大きく2つの違いがあります。 1つは、ボディーに書かれている文字です。個人タクシーには、車体側面ドア付近に「(個人)」との表示があります。車体の色と文字の色によって、見えにくくなっているものもありますが、良く見ると表示を見つけることができるでしょう。 もう1つは、行灯(あんどん)です。タクシーのルーフ(車体の上部)に何か乗っているのを見たことはあるでしょう。注意して見ると「○○交通」のように会社名が分かるようになっています。そのため、会社によって行灯の色や表記、形は異なります。業界の人やタクシーが好きな人なら、行灯を見て法人タクシーか個人タクシーかはもちろんのこと、会社名を言い当てることは容易なことです。 個人タクシーの行灯にもいくつかの種類があります。例えば、全国個人タクシー連合会(略称:全個連)はでんでん虫グループと呼ばれており、かたつむりの形をした行灯です。また日本個人タクシー連合会(略称:日個連、NKR)はちょうちんグループと呼ばれ、ちょうちん型の行灯です。この全個連にも日個連にも属さない個人タクシーも存在し、かまぼこ型や流れ星型の行灯も存在します。 個人タクシーの優良ドライバーのみが付けられるマスターズマーク 一部の個人タクシーには、三ツ星の行灯を装備しているものがあります。これはマスターズマークと呼ばれ、1998年に制定された優良個人タクシー事業者認定制度に合格したタクシーにのみ取り付けが許されています。 このマスターズマークを取得するには、一ツ星、二ツ星の認定を受けた上で、さらに申請を出し、マスター認定委員会の厳しい審査を受けなければ認定されないという、かなりハードルの高いものとなっています。運転スキルのみならず、接客スキルにも秀でた個人タクシー運転手であることを証明する マスターズマークは、個人タクシー運転手なら誰もが欲する称号と言えるでしょう。 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは 関連記事 プロドライバーになるための定義・条件とは 個人タクシー運転手の4つのメリット メリット1:営業で得たお金をすべて自分がもらえる タクシー会社に勤める法人タクシーの運転手の場合、給料の制度として歩合給を採用されていることがほとんどです。売り上げに対して歩率の分だけ、給料にプラスされるという仕組みです。歩率の高い会社でも65%ほどとなり、歩合以外の部分、この場合で言うと残りの35%はタクシー会社の収益となります。一方、個人タクシーの場合には、売り上げた金額すべてを自分がもらえる100%完全歩合給となります。自分の営業力次第で、効率良く稼いでいくことができるでしょう。 メリット2:時間的な拘束がない 個人タクシーは自営業となりますので、時間的な拘束がないというメリットがあります。もちろん働いて稼がなければ給料が減ってしまいますが、時間に融通が利くのはメリットでしょう。家族が急に体調不良になったときなど急用にも対応できますし、時間を自分で決められるため、介護などをしながら働くこともできるでしょう。時間に決まりがないため、割増運賃で料金の高くなる早朝・深夜だけ働くことや、昼間だけ働くことも可能です。 また、法人タクシーの場合には出社して担当となる車両の整備や準備、点呼、出庫点検などが必要になります。個人タクシーでも整備や点検は必要ですが、出勤や点呼などにかかる時間を削減できるメリットがあります。例えば、法人タクシーでこの通勤時間や点呼の時間が毎日2時間程度かかり、タクシードライバーの一般的な隔日勤務で月12日乗務すると、年間で288時間にもなります。この時間を個人タクシーの場合に乗務に充てたらと考えると、時間的な拘束がないのは大きなメリットと言えるでしょう。 関連記事 タクシードライバーの勤務形態・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説! メリット3:好きな車両で仕事ができる 法人タクシーの場合には、どの車に乗るかはタクシー会社が決めます。しかし、個人タクシーの場合には自分で車両を準備するため、好きな車両に乗れるというメリットがあります。車種やグレードを自分で選び、好みの車でタクシーの営業ができます。車が好きな方は特に、自分の好みの車両で仕事ができるのは嬉しいことでしょう。 メリット4:定年が75歳になる タクシー会社の規定として定年が決められており、法人タクシーとして働く場合には基本的に60歳~65歳で退職となります。健康状態などによっては定年を超えても働かせてくれることもありますが、必ず運転させてもらえるとは限りません。しかし、個人タクシーの場合には定年は75歳となります。長く働きたいと考えている方には魅力的なメリットです。 個人タクシー運転手の4つのデメリット デメリット1:車両の設備にかかる費用は自分が負担する タクシー営業に使う車両を購入する費用や、ガソリン・税金・車検・整備など維持にかかる費用は自分で負担することになります。売り上げの費用はすべてもらえますが、初期費用やメンテナンス費がかかることは念頭に置いておきましょう。個人タクシーは自営業ですので、開業するにあたっては、それ相当の資金も必要になります。目安として設備資金に80万円以上、運転資金に80万円以上、その他車庫代や車の保険代などがかかり、200万円程度が必要になります。 デメリット2:ケガや病気で体調不良になったら収入を得られない 売り上げはすべて自分のものになりますが、自分が売り上げを得られなかった場合には、収入が得られないというデメリットがあります。法人タクシーであれば、売り上げが少なくても基本給として支給されますが、個人タクシーの場合にはそうはいきません。また、ケガや病気で出勤できなくなったときも法人タクシーの運転手には基本給があり、有給休暇を活用することも可能です。 デメリット3:事故やトラブルの対応が必要となる タクシー営業をしていると、事故を起こしてしまったり、事故に巻き込まれてしまったりすることもあります。タクシー会社によっては事故・トラブルの対応をしてくれます。一方、個人タクシーの場合には事故やトラブルが起こっても自分で対応することになるデメリットがあります。 関連記事 タクシードライバーのクレーム対策・対応について 関連記事 タクシーで起きるトラブルとは?また対処方法は? デメリット4:営業活動以外に確定申告などの申請が必要となる タクシーを走らせ、お客様を乗せる営業活動が基本的な仕事となり、法人タクシーの場合にはタクシーの営業だけを行っています。しかし、個人タクシーの場合には営業活動以外に確定申告などの申請が必要となることには注意が必要でしょう。 個人タクシーの運転手になるための方法と手順とは? 個人タクシーの運転手になるための3つの方法・手段 個人タクシーの運転手になるには以下3つのいずれかが必要になります。 新規に許可を得る(新規許可) 既存の個人タクシー事業者から事業を譲り受ける(譲渡譲受) 既存の個人タクシー事業者の事業を相続する(相続) それぞれ審査基準と年齢や運転経歴、法令遵守状況、資金計画などの諸々の条件をクリアしてはじめて申請、試験を受けることができるのです。 個人タクシーの運転手になるまでの手順 ここまで、個人タクシードライバーになる条件やメリット・デメリットについてお話してきましたが、そもそも個人タクシーの運転手になるにはどうやったらなれるのか、大まかな流れを簡単にご説明します。 地方運輸局に申請する 法令・地理試験を受験する 試験に合格し許可証を受け取る 事業所開始届を提出する 個人タクシーの申請は、営業区域ごとに地方運輸局で行います。申請時期や試験日などは、各地域の管轄ごとに違いますので、申請の際事前に確認しておくようにしましょう。これは、新規で申請する場合も譲渡の場合も同様です。申請が終わると、次は試験です。法令・地理試験に受験する必要があります。また、年齢制限や運転資金、運転経歴などの諸々の条件がちゃんとクリアできているかどうかをこの時点で判断されます。 すべて合格だった場合に許可書が発行されます。その後、事業所開始届を提出すれば、晴れて個人タクシー事業を開始できる流れとなっています。営業が開始できるまでの期間は、例えば11月実施の試験で合格した場合は、2月頃です。 関連記事 【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要? 個人タクシーになったら組合に入ってサポートを得よう 個人タクシーの組合に入ると様々なサポートを受けることができます。組合には、「東京都個人タクシー協同組合」と「日個連東京都営業協同組合」があり、加入には月に5万円ほどの費用はかかりますが、個人タクシーの運転手はこの組合に入っている方も少なくありません。 ■組合から受けられるサポートの種類 個人タクシー免許を取得するための講義等 開業に必要な事業譲渡の紹介等 車両購入にかかる資金の貸し付け 無線配車 申告書類などの作成支援 定期健康診断の補助 タクシーチケットやクレジット支払いなどの未集金の換金 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは 自由に働くことのできる個人タクシー。時間に縛られないのは魅力的と言えるでしょう。ただし、個人だからこそトラブルの対応を自分1人でしなくてはならないなどのデメリットもあります。ここに紹介したメリットとデメリットを参考にして個人タクシー運転手を目指すかどうか考えてみてはいかがでしょうか。もし個人タクシー運転手になろうと思った場合には、タクシー会社で10年乗務をする必要があります。今個人タクシーにはなりたくないと思っていても、数年経って個人タクシーになりたくなるかもしれません。その可能性も考慮すると、少しでもタクシー運転手に興味があるのなら、すぐにでも始めるべきと言えるでしょう。 タクシー運転手は40代、50代以上などの中高年の方でも未経験から活躍できるチャンスがありますので、ご転職をお考えの際はぜひタクシー業界も検討してみてください。これからタクシーの仕事をお探しならドライバーズワークでタクシードライバー・運転手の求人を検索していきましょう。タクシー業界に精通したキャリアアドバイザーが相談に乗ることも可能!お悩みの方はぜひ活用してみてください。

福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い

福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い

福祉タクシーは、車椅子などを利用する、歩行が難しい身体障害者向けのタクシーです。車いすのまま乗れるように、福祉タクシーには車いす用のリフトが付いています。あらゆる目的で利用でき、車いすの方が通院する際や旅行・観光などに向かう際に利用されてます。 福祉タクシーのドライバーになるには 福祉タクシーのドライバーになるためには、普通自動車第二種免許があれば他の資格は特に必要ありません。そのため、福祉タクシーのドライバーになるのは、介護職員初任者研修の資格が必要となる介護タクシーのドライバーになるよりもハードルが低いといえます。ただし、介護職員初任者研修や介護福祉士の資格を持っていれば、乗降のサポートや一定の介護サービスなども提供できるようになるため、業務の幅が広げられます。 福祉タクシーは利用目的に限りがない 福祉タクシーは介護保険の対象とならないので、どんな目的でも利用することができるサービスです。一方、同じように身体が不自由な人を乗せる介護タクシーは、介護保険の対象となるため、利用目的が通院や役所手続きなどに限られてしまいます。福祉タクシーであれば、日常的な買い物や友人とのお出かけなど、利用者が自分の好きな目的で自由にタクシーを利用できます。ただし、福祉タクシーのドライバーに介護職員初任者研修以上の資格がない場合、タクシーの乗り降りの際には家族や付き添いの人のサポートが必要になります。 介護タクシーは地域の助成が受けられる 福祉タクシーは、介護保険の対象外とはなりますが、自治体によっては助成制度を使って割安な値段で利用できます。例えば神奈川県相模原市であれば、身体障害者手帳の1級・2級を持つ人をはじめとして、市が認定した人に対して、1枚500円の利用券を1ヶ月に6枚交付しています。また、千葉県千葉市では、年間60枚まで福祉タクシー利用券が要件を満たす重度の障害者に交付されます。 関連記事 福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い 関連記事 ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とは?介護タクシーと何が違うの? 関連記事 自動運転タクシーについて 関連記事 子育てタクシーについて まだまだ認知度が低い福祉タクシーですが、世の中の認知が進むにつれて今後需要が高まることが予想されています。

乗り合いタクシーとは?相乗りとの違いは?

乗り合いタクシーとは?相乗りとの違いは?

乗り合いタクシーとは、同じ方面へ向かう不特定多数の乗客が相乗りで利用するタクシーのことです。乗り合いタクシーは、道路運送法に定められた特定旅客自動車運送事業であり、運用には国土交通省の許可が必要です。 乗り合いタクシーの運行タイプ 乗り合いタクシーには、運行方法によって大きく分けて2つのタイプに分かれます。1つは定時定路線型で、決まった時間に決まった場所で乗車・降車できるタイプです。一般的なバスと同じように、近くの停車場でタクシーを待ち、定時に到着するタクシーに乗車し、目的地に近い降車場で降ります。もう1つが、デマンド型と呼ばれ、指定した場所から指定した時間にタクシーに乗車し、目的地まで送ってくれるタイプです。乗り合わせるお客様によって目的地は異なります。 乗り合いタクシーには目的によって様々な種類 乗り合いタクシーは運行目的によっても様々な種類があります。 団地型 団地型の乗り合いタクシーは、主に住宅団地と駅などを結んで運行されます。基本的に、路線バスの運行時間外となる早朝や深夜に、バスの代わりの住民の足として使用されます。 過疎地型 過疎地型は、公共の交通機関が少ない過疎地と主要地を結ぶ乗り合いタクシーです。過疎化ゆえにバス路線が廃止された場所や、高齢者が多く住む地域、一般の交通手段を利用するのが不便な地域などで主に運行されています。自治体が経費の一部を負担する場合が多く、低料金で利用できるのが特徴です。 空港型 空港型は、空港と市街地を結ぶ乗り合いタクシーです。空港へ行きたい乗客の家を回って、複数の乗客を空港に送り届けます。反対に空港から乗客の家まで送る場合もあります。 乗合タクシー(空港型)は、空港と市街地を結ぶ乗合タクシーをいいます。空港型の乗り合いタクシーは、ある地域から空港へ向かう複数の乗客を集約して、各戸を順番に回った後に空港へ向かいます。また、その逆もあります。 関連記事 福祉タクシーとは?介護福祉タクシーとの違い 関連記事 ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)とは?介護タクシーと何が違うの? 関連記事 自動運転タクシーについて 関連記事 子育てタクシーについて 新着タクシー求人を見る

「1車2人制」や「2車3人制」とは?1台のタクシーを2人の乗務員で使う具体例を詳しく解説!

「1車2人制」や「2車3人制」とは?1台のタクシーを2人の乗務員で使う具体例を詳しく解説!

タクシー業界の働き方で「1車2人制」や「2車3人制」という言葉を聞いたことはありますか?タクシー業界が未経験であれば、あまり聞きなれない言葉かもしれません。簡単に説明すると、1台の車を2人で使うのが1車2人制。2台の車を3人で使うのが2車3人制です。ここでは1車2人制と2車3人制について詳しく解説していきます。 1車2人制について 1車2人制の場合、2人で1日12時間ずつ1台のタクシーを使用します。この12時間には、洗車時間やガソリン補充の時間なども含まれるので、働く時間は実質10~11時間くらいと考えるとよいでしょう。このように働ける時間に制限があるのが1車2人制の特徴です。一般的に5、6日程度働いて、1日休むという勤務サイクルが多い傾向にあります。つまり、1ヶ月に24、25日勤務が一般的です。 2車3人制について 次に、2車3人制です。先ほどの1車2人制とは異なり、2台の車を3人で使います。1日中1台のタクシーを使用できるという点が大きな特徴です。「3人で2台のタクシーを使うのに1台を1日中使えるの?」と疑問に感じた人がいるかもしれません。これには理由があります。2車3人制では、基本的に2日働いて1日休みという勤務サイクルになるので、そのシフトを3人で回すと、必ず1人は休みになるのです。 2車3人制の具体例について それでは2車3人制について具体例を見ていきましょう。AというタクシーとBというタクシーの2台を、田中さん、鈴木さん、山田さんの3人で使用するとします。 ■月曜日 Aのタクシーを田中さんが使用 Bのタクシーを鈴木さんが使用 山田さんは休み ■火曜日 Aのタクシーを鈴木さんが使用 Bのタクシーを山田さんが使用 田中さんは休み ■水曜日 Aのタクシーを山田さんが使用 Bのタクシーを田中さんが使用 鈴木さんは休み 上記のような勤務サイクルになります。それぞれが「2日働いて、1日休む」というシフトになっているのがわかるでしょう。つまり、毎月20日程度の出勤になるため、1車2人制よりも休日は多くなります。 関連記事 タクシードライバーの勤務形態・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説! 関連記事 タクシードライバーの点呼から終業までの1日の流れ それぞれのメリットについて 最後に、それぞれのメリットを紹介していきます。1車2人制なら、1日の実働時間が短くなるので、比較的、規則正しい生活を送ることができるでしょう。寝不足になったり、疲労がたまったりすることが少ない点については大きなメリットになるはずです。一方、2車3人制なら、1日の実働時間は長くなるものの、毎月の休日は多くなるというメリットがあります。 以上、1車2人制と2車3人制について見てきました。どちらの働き方を選択するかはライフスタイルなどによってさまざまです。まずは自分自身が何を重視するか考えて選びましょう。そして、その働き方ができる会社を探すことが重要です。 関連記事 タクシードライバー・タクシー運転手の制服と服装の決まりとは?

EV(電気自動車)タクシーとは?普及状況は?

EV(電気自動車)タクシーとは?普及状況は?

EV(電気自動車)という言葉と一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。近年、さまざまなメーカーから新モデルが発売され、街で見かけることも多くなってきました。EVを導入しているタクシー業者もあります。それでは、このEVはタクシーに向いているのでしょうか。解説していきます。 そもそもEVとは? EVとは、Electric Vehicle(エレクトリック ビークル)の略です。Electric(電気)+Vehicle(自動車)という意味になります。バッテリーに充電された電気の力で、モーターを動かして車を駆動させる仕組みです。「それじゃあハイブリッド車と同じ?」そんな疑問を抱いた方がいるかもしれません。確かに電力でモーターを動かすという点は同じですがハイブリッド車の場合はあくまでベースはガソリンでエンジンを駆動させており、走行速度が低い場合のみモーターを使って走行します。EV車の場合はガソリンを一切使いませんので、走行にガソリンを使用するかどうかが大きな違いです。 関連記事 タクシーはガソリンじゃない?ガソリンスタンドでタクシーを見かけないのはなぜ? EVタクシーのメリットについて知りたい! EVをタクシーとして導入している業者もあります。それでは、EVタクシーにおける代表的なメリットを4つ見ていきましょう。 メリット1:地球環境に優しい EVの最も大きな特徴として挙げられるのが、地球環境に優しいという点です。エンジンを搭載した車は、地球温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2ガス)を排出します。そんななか、EVは二酸化炭素を排出しません。また、車の排出するガスには二酸化炭素のみではなく、大気汚染物質も含まれています。排気ガスを出さないEVであれば、この大気汚染物質の排出も防ぐことができるわけです。 メリット2:騒音や振動が少ない EVには騒音や振動が少ないといった特徴もあります。エンジンを使っている車に関してはピストン運動をおこなうことで大きな音や振動が発生してしまいがちです。しかし、電気モーターの場合には騒音や振動があまりありません。静かな走行性能についてはタクシードライバーのみならず、お客様にとっても大きなメリットになることでしょう。 メリット3:国からの補助金が支給される 地球環境に優しいEVになりますので、さまざまな優遇が受けられます。そのうちの1つが、補助金制度です。EVを購入した後に受け取れる補助金には「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」というものがあります。受け取れる金額については車種によって異なりますが、EVで有名な日産リーフであれば、最大で40万円を受け取ることができます。コストの面では大きなメリットがあるでしょう。 メリット4:税金が安い EVは補助金を受け取れるのみでなく、税金が減額になるというメリットもあります。例えば、エコカー減税。ガソリン車でも適用はされますが、EVの場合には100%免税となります。また、EVは自動車税が安いというメリットもあります。自動車税は排気量で決まるわけですが、EVは0ccとなるため、最低ランクの課税率で済むというわけです。つまり、補助金をもらえるのみでなく、出費も少なくて済むというメリットがあります。 デメリットにもある 数々のメリットがあるEVではありますが、実はEVタクシーの普及率は高くありません。それはタクシーとして導入するには不向きなデメリットがあるからです。例えば、ガソリンやLPガスの燃料補給と比べると、充電に時間がかかってしまう点が挙げられます。EVはバッテリーを充電する時間が必要です。ガソリン車であれば、給油の時間は5分程度で済むでしょう。しかし、EVの充電の場合、最短でも約30分以上はかかります。満タンに充電するとなると、数時間~10時間以上かかるといわれています。 また、充電スタンドの数がまだ不十分という点もあります。経済産業省によると、2019年時点で、全国にある電気自動車用の充電スタンドの数は28,500基とされています。この数は2020年までの70~100万基という目標に対して大幅に遅れている状況です。 最後に、車両本体価格が高いというデメリットもあります。この原因はバッテリーにコストがかかっているからです。補助金が支払われるというメリットがあるものの、車両価格そのものが割高のため、普及が進んでいないのです。以上のようにEVタクシーが普及しない理由にはさまざまなデメリットがあります。 関連記事 自動運転タクシーについて いかがでしたでしょうか。ここまでEVタクシーについて見てきました。街中に増えてきたEVにはなりますが、特にタクシー業界ではそれほど普及しているとはいえません。充電に時間がかかること、充電スポットが少ないことは走行距離が多いタクシー業界においては大きなデメリットになるのでしょう。今後どのようにしてデメリットが改善していくか注目していきたいところです。

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タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは

タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは

タクシードライバー(タクシー運転手)に必要な資格の概要 タクシードライバー(タクシー運転手)に必要な資格は二種免許です。 東京・神奈川・大阪の一部の都心エリアでタクシー運転手として働くには地理試験の合格が必要になります。 タクシー運転手と一括りにしましたが、法人に所属して乗務する運転手と個人で乗務する運転手の2種類があり、それぞれ法人と個人のタクシー運転手になる方法は少し異なります。 法人タクシーと個人タクシーで運転手に必要な資格は異なる? まずは、法人と個人でタクシー運転手になるまでの流れを確認しておきましょう。 これを見てお気づきのように、法人に所属してタクシー運転手になる場合であっても、個人としてタクシー運転手になる場合であっても、必要となる資格は同じです。 関連記事 個人タクシーの運転手になるには?法人タクシーとの違いとは タクシー運転手(タクシードライバー)に必要な資格 ・二種免許の取得(受験資格:満21歳以上、第一種免許を取得してから3年が経過している) ・地理試験の合格(東京都・神奈川県・大阪府のうち一部の地域でタクシー運転手になる場合) タクシー運転手として、お金をもらってお客様を乗せる場合には必ず二種免許を取得しなければなりません。二種免許の受験をするには、21歳以上かつ、第一種免許を取得し、免許停止期間を除いて3年以上経過している必要があります。 また、東京都・神奈川県・大阪府のうち一部の地域でタクシー運転手になる場合には、該当エリアの道や建物について詳しくなくてはならず、地理試験の合格が必要となります。 「二種免許」とは 自分の車を運転するのに必要な免許は「第一種運転免許」、タクシーやバスのように"事業としてお客様を乗せてその対価としてお金を頂く場合"に「第二種運転免許」が必要になります。 一般的な乗用車を運転する際に必要になるのが「普通自動車第一種運転免許」なので、タクシー運転手として働くには「普通自動車第二種運転免許」が必要、ということになります。「二種免許」が必要とされる車両には、一般のナンバープレートとは異なる商業ナンバーがつけられています。 二種免許については、道路交通法の第八十六条に次のように規定されています。 『旅客自動車であるものを旅客自動車運送事業に係る旅客を運送する目的で運転しようとする者は、当該自動車の種類に応じ、第二種免許を受けなければならない。』 あくまで旅客自動車としてお金をもらってお客様を運ぶために必要であり、家族や友達を乗せることは事業目的ではないので一種免許で問題ありません。お客様を乗せずにタクシーを運転するだけであれば二種免許は不要です。あくまで、お客様を乗せてお金を頂く場合に二種免許が必要となるのです。ちなみに、飲み会の帰りにお世話になる運転代行を行う場合も二種免許が必要になります。 関連記事 二種免許の取得について 関連記事 【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要? 「二種免許」の種類 通常の運転免許に中型や大型といった種類があるように、二種免許にも車両の大きさや種類に併せた分類がございます。タクシー運転手に必要な資格は「普通第二種免許」ですが、バスの運転手であれば「中型第二種免許」や「大型第二種免許」が必要になります。中型と大型は乗車人数や車両の重要によって区分されています。 さらに二種免許の中にはマイナーな資格ですが、「大型特殊第二種免許」と「牽引第二種免許」がございます。 「大型特殊種免許」はクレーン車やショベルカーなどが該当しますが、そういった特殊車両を旅客目的で使用されることは少ないので、あまり実用性のある免許ではないようです。「牽引第二種免許」はトレーラーバスのために必要ですが、現在は西東京バスの「青信号」が唯一のトレーラーバスなので、こちらも実用性のあまりない免許です。 大型免許を所有していれば、中型二種や普通二種も兼ねることができるので、バスの運転手がタクシー運転手になる場合、そのままでOK、ということになります。 二種免許の受験資格 二種免許の受験資格は満21歳以上であり、第一種免許を取得してから3年が経過している事が条件です。免許取り消しなどにあっていた場合は、その停止されていた期間は除いた期間の累積となります。大型免許、中型免許、準中型免許、普通免許、大型特殊免許の第一種免許のうちひとつでも3年以上あればOKです。 また、視力は両目0.8以上片目0.5以上と第一種免許の両目0.7以上、片目0.3以上と比べて若干厳しくなっています。さらに立体感を図るための視力検査も行われます。他人の命を預かることにもなるのでこうした適性検査が厳しくなるのも納得ですね。 二種免許の学科試験 問題形式はマークシート式で全部で95問。(文章問題90問、イラスト問題5問)。文章問題が1問1点、イラスト問題が1問2点の合計100点満点の試験です。90点以上で合格です。一種の試験に比べ応用問題が多く、難易度も高くなっています。 また普通第二種と大型第二種、大型特殊第二種、けん引第二種の試験問題が同じであるため、タクシー運転手になりたくても、バスに関しての問題なども解く必要があります。ちなみに、他の二種免許を取得している場合は学科試験免除になります。 二種免許の技能試験 一種免許取得の時と同様に教習所内での試験と路上試験があります。第一種免許に比べ採点内容の基準は厳しく90点以上(一種免許の技能試験は80点以上)で合格となります。教習所内ではV字型の鋭角コースの旋回や縦列駐車、方向転換が出題されます。 二種免許取得に苦労する人は意外にも運転技術に自信のある方のようです。普段の運転でついてしまった癖によって不合格になってしまうケースも多いようです。もう一度基本的な運転技術を改めて見直すようにすることが必要です。 二種免許取得に必要な講習 二種免許取得に必要な上記の学科試験と技能試験に合格した後、応急救護処置講習と旅客者講習という講習を受講する必要がございます。 講習名 主な内容 講習時間 料金 応急救護処置講習 ・応急救護処置の基礎知識・応急救護の実技(心肺蘇生法、止血法等) 6時間 8,400円 旅客者講習 ・運転に係る危険の予測・夜間や悪条件下での運転・子供、高齢者、身体の不自由な方への対応 6時間 18,600円 出典:一般社団法人東京指定自動車教習所協会 二種免許取得期間と金額について ①自分で教習所に通って取得するパターンと②二種免許取得制度があるタクシー会社に入社してから取得するパターンがございます。 ①の場合、通いと合宿で多少前後しますが、220,000円~250,000円で7~10日ほどで取得可能です。 ②の場合、費用を会社で全負担してくれるところがほとんどなので費用については心配することはありませんが、一定期間以上勤務しないと返済義務が発生するといった会社も多いです。多額の免許取得費用を負担してすぐに辞められては会社も利益が出せないので当然ですね。応募条件や面接などで確認しましょう。 「地理試験」について 東京・神奈川・大阪といった都市部でタクシー運転手になるためには地理試験に合格する必要があります。タクシー運転手はお客様を安全かつ迅速にお送りする必要があるため、営業区域内の地理について詳しくなければなりません。営業エリア内にある道路や交差点の名称などをはじめ、有名な建物の所在地などの知識が必要になります。このほか、目的地まで向かう際の最短ルートや、そのルートの運賃や所要時間なども正確に把握しておくことが必要です。 地理試験が必要な具体的なエリアについて以下のとおりです。 東京都・・・23区と武蔵野市、三鷹市(23区は、別名特別区とも言われています) 神奈川県・・・横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市 大阪府・・・大阪市、池田市、箕面市、茨木市、高槻市、摂津市、島本町、豊中市、吹田市、東大阪市、八尾市、守口市、門真市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、忠岡町 地理試験の内容について 地理試験の正式名称は「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」であり、「指定のエリアに関する地理に関する内容」と「タクシー事業に係る法令、安全及び接遇」の二科目がございます。両方とも合格して初めてその地域でタクシードライバーとして従事できるようになります。 「指定のエリアに関する地理に関する内容」としては、地図で示された主要幹線道路を答えるものと地図で示された主要施設を答えるものが出題されます。応用問題として、主要施設と市区町村、駅との関係を問うものや、乗車地から降車地までの最短経路を問うものなどがあります。 「タクシー事業に係る法令、安全及び接遇」については、下記のような内容が出題されます。 法令・・・道路運送法、タクシー業務適正化特別措置法、その他の関係法令に関すること 安全・・・当該指定地域における交通事故の発生状況、交通事故の防止及び事故発生時の措置に関すること 接遇・・・タクシーの運転者の基本的な心構え及び接遇に関する事項や高齢者・障害者等の乗車、降車等におけるタクシー運転者の対応に関すること 地理試験の試験会場について タクシーの地理試験の開催場所は、各県のタクシーセンターにて実施しています。以下に東京、神奈川、大阪の地理試験会場についての詳細を記載します。また、大阪の地理試験の概要が変更になりタクシーセンターでの講習(4日間)を受講するのが義務付けられており、講習の最終日に地理試験を受ける流れになります。 東京都の地理試験会場について 施設名 公益財団法人東京タクシーセンター 住所 東京都江東区南砂7-3-3 開催日 月・火・金曜日(但し、休日、祝日及び12月29日から12月31日までと1月2日、1月3日を除く) 受付時間 「地域に係る地理」を受験される場合は午前10時まで「法令、安全及び接遇」を受験される場合は午後1時まで 所要時間 各科目申請手続きから合格発表まで概ね2時間 受験料 各科目ごとに3,400円) 問題数 地域に関する地理の科目は40問中32問以上で合格法令、安全及び接遇の科目は45問中36問以上で合格 合格発表 所要時間内に発表します 持ち物 受験料、運転免許書、筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン) 参考URL 公益財団法人東京タクシーセンター 神奈川県の地理試験会場について 施設名 一般財団法人神奈川タクシーセンター 住所 神奈川県横浜市中区日ノ出町二丁目130番地 開催日 月・金曜日(※月曜日は法令、安全及び接遇の試験のみ) 受付時間 「地域に係る地理」を受験される場合は午前9時~9時20分まで「法令、安全及び接遇」を受験される場合は月曜日午後1時~1時20分、金曜日午後2時~2時20分 試験時間 各科目1時間 受験料 各科目3,400円 問題数 地域に関する地理の科目は40問中32問以上で合格法令、安全及び接遇の科目は45問中36問以上で合格 合格発表 所要時間内に発表します 持ち物 受験料、運転免許書、筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン) 参考URL 一般財団法人神奈川タクシーセンター 大阪府の地理試験会場について 施設名 一般財団法人大阪タクシーセンター 住所 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目5番9号 開催日 事前に申込みが必要なので、タクシーセンターに要確認 受付時間 事前に申込みが必要なので、タクシーセンターに要確認 試験時間 各科目1時間 受験料 各科目3,400円 問題数 地域に関する地理の科目は文章問題40問(○×式:25問、選択肢式:5問、地図問題:10問)80点以上で合格法令、安全及び接遇の科目は文章問題15問(○×式:10問、選択肢式:5問)80点以上で合格 合格発表 所要時間内に発表します 持ち物 受験料、運転免許書、筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン) 参考URL 一般財団法人大阪タクシーセンター 地理試験のポイント 試験問題は、基本問題25問、応用問題25問という構成です。前半の基本問題をなるべく全問正解できるようにするのが合格への近道です。 基本問題は、東京であれば6パターンの主要幹線道路、交差点図と主要施設図が用意され、必ずその中から出題されることが決まっています。この6パターン×2の12パターンの幹線道路、交差点、主要施設を完全暗記してしまい25点確実に得点できるようになってしまえば、応用問題は25問中7問正解すればよいことになります。 地理試験の初回での合格率は一般的に4割くらいと言われ、難易度の高い試験といえます。何度でもチャレンジできる試験なので、繰り返しトライして合格する方もたくさんいらっしゃいます。1度失敗してもあきらめずにチャレンジしましょう。 勉強方法としてはやはり暗記がポイントです。各タクシーセンターでは過去問題集が販売されていますので、ひたすら暗記に取り組みましょう。タクシー会社によっては入社後の研修として地理試験の勉強ができる会社もあるのでそういった研修を利用するのも一つの手でしょう。 暗記することはとても大変なことですが、お客様の行き先に最短ルートで案内できたり、効率的に流し営業ができるようになったりと実務に直結することなので試験のために、というより実務でどう活かしていくか、を考えて勉強を進めるとよいでしょう。 関連記事 【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要? タクシー運転手に必要なスキルについて タクシー運転手になるためには以下のようなスキルも大切なので試験勉強と併せて日々磨いていきましょう。 安全運転のスキル 当然のことながら運転技術は必要です。タクシー運転手に求められる運転技術は、安全運転であること。また、丁寧な運転であることです。事故を起こさないことはもちろんですが、急ブレーキや急発進も避けてください。なるべく車の揺れが少ない運転ができるとお客様の満足度も高くなるでしょう。運転が荒くならないように気を配り、お客様を不快にさせないよう心がけてください。コップに水をいれて零さないような練習も効果的かもしれませんね(笑) 接客のスキル 忘れてしまいがちですが、タクシー運転手は接客業です。接客のスキルも大切です。人と接するのが好きでコミュニケーション能力のある方、どんな人に対しても笑顔で明るく接することのできる方は、接客スキルが高いケースが多いでしょう。また、気配りができることも大事なスキルの1つです。些細なことであっても、常にアンテナを張って、お客様に対して丁寧に接することが大事です。 地図を暗記するスキル タクシー運転手という仕事柄、地図を暗記できるスキルはあったほうがよいでしょう。タクシーにはカーナビが搭載されていることが多いですが、カーナビを入力している時間は意外とお客様のストレスになってしまうもの。やはり自分の走るエリアの地理には詳しいほうがよいでしょう。すぐに道を覚えられるスキルがある方はタクシーの仕事も難なくこなせるはずです。 いかがでしたでしょうか。ここまでタクシー運転手に必要な資格やスキルについて見てきました。タクシー運転手は努力次第で収入アップが見込める仕事です。ぜひタクシー業界で活躍してみてはいかがでしょうか。もし今、転職先を探しているのであればタクシードライバー・運転手の求人・転職ならドライバーズワークをご利用ください。 関連記事 タクシー運転手が知っておくべき接客やビジネスマナー 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は?

【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要?

【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要?

東京都、神奈川県、大阪府の都市部でタクシードライバー(タクシー運転手)として乗務開始するためには地理試験の合格が必要になります。都市部でタクシードライバーになろうと考えている方の中には、「地理試験って何?」「地理試験って難しいの?」「どう対策すれば良いの?」などと疑問や不安を抱えている方も多いと思います。ここでは地理試験に関する疑問を解決サポートします! タクシードライバーデビューに必要な地理試験とは何か? タクシードライバー(タクシー運転手)になろうと思った時に必要なものの一つに普通車第二種免許がありますが、ある特定の地域において乗務する場合はもう一つ、地理試験合格が必要です。タクシードライバーは乗客を安全、確実かつ迅速に輸送することが責務とされていますが、そのためにも地理が複雑である都市部においては営業区域内の地理に精通していることが求められているためです。地理試験合格が乗務に必要になる地域は大きく3つの特定地域だけです。 地理試験合格が必要な地域 東京23区と武蔵野市、三鷹市 神奈川県横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市 大阪市、池田市、箕面市、茨木市、高槻市、摂津市、島本町、豊中市、吹田市、 東大阪市、八尾市、守口市、門真市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、忠岡町 つまり東京の中心部、神奈川の中心部、大阪の中心部の場合に地理試験の合格が必要です。 地理試験の概要 東京都と神奈川県、大阪府の地理試験は、それぞれ東京タクシーセンター(最寄駅は東西線南砂町駅)、神奈川タクシーセンター(最寄駅は京急日ノ出町駅)、大阪タクシーセンター(最寄駅は大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線今福鶴見駅)で定期的に実施されており、受験料はいずれも1回につき3,400円です。試験時間は60分間、問題数は全部で40問のマークシート方式で8割の32問以上正解すると合格です。 地理試験はどこで受験できる? 地理試験の受験場所ですが、各タクシーセンターにて受験ができます。 施設名 住所 東京タクシーセンター 東京都江東区南砂7-3-3 神奈川タクシーセンター 神奈川県横浜市中区日ノ出町2-130-2階 大阪タクシーセンター 大阪府大阪市鶴見区鶴見4-5-9 地理試験はいつ受験できる? 受験の日程はタクシーセンターごとに異なりますので、ご自身の受験する府県の情報をご参照ください。 東京タクシーセンター 東京タクシーセンターが開催する地理試験の試験日は、月曜・火曜・金曜の週3日となります。ただし、休日と祝日、年末年始(12月29日~31日、1月2日~3日)は試験を行いませんのでご注意ください。なお、受付時間も決まっており、地理試験の手続きは10:00までとなっておりますので、それまでに必ず受付を済ませておきましょう。 神奈川タクシーセンター 神奈川タクシーセンターが開催する地理試験の試験日は、月曜・金曜の週2日となります。ただし、祝祭日は試験を行いません。受付時間は曜日によって異なり、月曜日は13:00~13:20となっています。金曜日は14:00~14:20が受付時間です。お間違えのないようご注意ください。 大阪タクシーセンター 大阪タクシーセンターが開催する地理試験の試験は、タクシーセンターの業務日ならいつでも受験できます。曜日によって受付時間が異なりますのでご注意ください。月曜・火曜・水曜・土曜に受験する場合には、受付は9:30~10:00となっています。木曜・金曜の場合は12:00~12:30です。受験の申請の際に、試験時間の詳細がアナウンスされます。 結果発表は当日 いずれのタクシーセンターで地理試験を受験する場合でも、試験結果は当日に発表されます。試験時間は60分で、合格発表も含めると約2時間を目安として予定を確保しておいてください。 地理試験の出題内容 地理試験の問題は、地図で示された主要幹線道路をこたえるもの、地図で示された主要施設をこたえるもので25問出題されます。それ以外の25問が応用問題とされ、主要施設と市区町村の関係や、駅との関係を問うもの、乗車地から降車地までの最短経路を問うものなどがあります。 東京23区と武蔵野市、三鷹市のタクシー事業所は流しでお客様をお乗せするのが基本ですので該当エリアの地理を勉強するのは不可欠であると思いますが、神奈川になると流しではなく、駅付けと無線配車が基本となってきますのでたとえば川崎市の北部のタクシーが三浦市などに行くことは極めて稀です。それでも一律で地理試験に臨まなければならないのは少し疑問が残ります。実際大阪の地理試験は北ブロック、中ブロック、南ブロックとエリアを分けて問題を出題しています(共通ブロック問題はあり)。 皆さん最初は受かるかどうか不安になりますが、数学的な問題ではなく全て暗記問題であること、また週に複数回試験が実施されている事から不合格でも、すぐさま次のチャレンジを行い合格を勝ち取っています。 地理試験の対策、勉強方法 簡単に言えばとにかく暗記をすることに尽きます。各タクシーセンターが発売している問題集がありますし、過去問題もあります。最近では専門の学校に会社負担で通わせるタクシー会社もあります。 基本問題25問、応用問題25問という構成ですので、前半の基本問題をなるべく全問正解できるようにするのが合格の一番の近道です。前半の基本問題の25問は、東京であれば6パターンの主要幹線道路、交差点図と主要施設図が用意されていますが必ずその中から出題されることが決まっています。ですのでこの6パターン×2の12パターンの幹線道路、交差点、主要施設を完全暗記してしまい25点確実に得点できるようになってしまえば、応用問題は25問中7問正解すればよいことになります。 また週に複数回の試験が実施されますので、極端な話をすればある程度山を張って勉強をし、一度外れたとしても何回か受験する間に山を張った個所が出題され合格できるという事もあります。 該当エリアの過去問や地図を購入しよう 地理試験は、都心部の幹線道路の名前や近くの観光地の把握などがポイントとなります。東京都、神奈川県、大阪府ではもちろんですがそれぞれ問題は異なりますので、受験する地域の地理試験の過去問やテキストを入手する必要があります。また、地理試験の勉強の際には、併せて地図も手元にあると理解が深まります。 地理試験の過去問はホームページで確認できる 地理試験の過去問は、各タクシーセンターの公式ホームページから閲覧することが可能です。問題傾向を把握することが目的なら、一度ホームページから確認してみてください。 東京都の地理試験 公益財団法人東京タクシーセンター「地理試験過去問題」 公益財団法人東京タクシーセンター「地理試験過去問題の解答」 神奈川県の地理試験 一般財団法人神奈川タクシーセンター「地理試験過去問題」 大阪府の地理試験 大阪の場合、出題範囲は営業区域を念頭において3ブロックに分けて出題されます。 ■北ブロック 対象エリア:池田市・箕面市・茨木市・高槻市・摂津市・島本町・豊中市・吹田市・大阪市(西淀川区/淀川区/東淀川区) ■中ブロック 対象エリア:大阪市(西淀川区/淀川区/東淀川区以外)・東大阪市・八尾市・守口市・門真市 ■南ブロック 対象エリア:堺市・高石市・泉大津市・和泉市・忠岡町 地理試験の過去問やテキストを入手する方法 試験勉強をしていくのに過去問やテキストが必要となり、書店で過去問やテキストを探しても見つからない…そういった経験があるかもしれません。地理試験の過去問やテキストは、基本的に書店では売られておらず、各タクシーセンターで販売しています。地理試験の必要となる東京、神奈川、大阪にはそれぞれタクシーセンターがあり、そこで教材が販売されています。なお、東京タクシーセンターで販売している地理教本は410円、地理問題例集は930円となっております(2020年2月現在)。 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは 地理試験の合格率 公に公表されている数値はありませんが、一般的に4割くらいといわれています。ただしこれは初回受験者の合格率のニュアンスです。地理試験は上記であるように複数回の受験が短期間で可能ですので1年に1回しかないような試験とは違います。イメージしやすいのは小学2年生の時に覚えた九九です。1の段、2の段と徐々に覚えていき、先生の前で発表したり、テストを行ったりしながら何度も間違えながらチャレンジして9の段まで覚えたと思います。あのイメージと地理試験は近しいと思いますので、失敗を恐れず何度かチャレンジを行うことによって受験者の合格率は限りなく100%に近くなっているのが現状です。 都心の地理に詳しくなくてもタクシー運転手になれる? 地方から都心部に来てタクシー運転手になる方もいるでしょう。このように土地に詳しくない場合でもタクシー運転手になれるのか心配だと感じるかもしれませんが、安心してください。地方から東京や神奈川、大阪などの都心部に来てタクシー運転手になる方も立派なタクシー運転手として活躍されています。こうした都心部でタクシー運転手として働くには、先ほどお伝えしたように地理試験を行うのですが、地理試験では道路の名前や観光地などに関する問題が出されます。地理試験の勉強で頭に入れた知識があれば、東京でも神奈川でも、あるいは大阪でも他の運転手に引けを取らない立派なタクシー運転手として乗務を始めることができるでしょう。とはいえ、「自分で勉強するのは苦手…」、「なんとなく不安…」と感じる方もいるかもしれません。しかし、タクシー会社に入社すれば、研修の一環として地理に関する勉強を行うことになります。 関連記事 東京のタクシードライバー(タクシー運転手)での勤務は稼げる?稼げない?地方との月収の違いはどのくらい? タクシー会社の研修では地理試験の受験をすることになる タクシー会社に入社する場合にはタクシーに乗務する前に、研修として地理試験の勉強や二種免許取得に向けた講義などを受けます。基本的には研修として、地理試験に向けてタクシーセンターの講座を受講することになります。タクシー会社によっては、社員の受験をサポートするために独自に地理試験の対策勉強会などを行ってくれます。地理試験は難易度が高いとも言われますが、先輩タクシー運転手にアドバイスを聞きつつ、タクシー会社のサポートを活かせば合格できるでしょう。 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は? 関連記事 二種免許の取得について 地理試験の過去問・テキストは各タクシーセンターの公式ホームページからご確認できます。それにタクシー会社の研修の一環としてタクシーセンターの講習を受ける場合には、その際に過去問とテキストをもらえます。地理試験は難しいと言われますが、タクシー会社のサポートを受けながらも各個人が積極的に勉強し、1回での合格を目指しましょう。なお、これからタクシー会社を探すのなら「ドライバーズワーク タクシードライバーの求人検索をご参考ください。なお、無料でタクシー業界に精通したキャリアアドバイザーに相談もできます。ぜひご活用ください。

タクシードライバーの勤務形態・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説!

タクシードライバーの勤務形態・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説!

みなさんが普段見かけるタクシーは朝も夕方も夜中も走っており、いつ休んでいるのかと思うほどどの時間帯で見かけることがあると思います。今回はそんなタクシードライバー(タクシー運転手)がどんな働き方をしているのかをご紹介します。タクシードライバー(タクシー運転手)は主に「昼日勤」「夜日勤」「隔日勤務」という3つの働き方がありますのでそれぞれ詳しく説明していきます。 関連記事 タクシードライバーの点呼から終業までの1日の流れ 関連記事 タクシードライバーの1日の売上にノルマってあるの? 昼日勤とは こちらは普通のビジネスマンと同じ昼間だけ働く勤務形態です。 勤務時間は、8時間勤務で休憩が1時間あるのが主流です。一般的なのは昼日勤朝7時~夕方16時まで、もしくは朝8時~夕方17時までという勤務時間になります。(※タクシー会社によっては多少前後する場合もあります。) 普通のビジネスマンと比べて朝が早いですが終わるのも早いです。その他の、夜日勤、隔日勤務とは異なり、夜勤の無い勤務体系なので女性や高齢の方に特に人気があります。 日勤のタクシードライバーの勤務スタイル例 勤務時間 AM7:00~PM16:00、AM8:00~PM17:00など 休憩時間 1時間/1乗務 勤務日数 22~24乗務/月 昼日勤の場合、メインのお客様は、早朝に通勤でタクシーを利用するビジネスマンや、住宅街から病院などに向かう高齢者などがメインとなり、特に早朝の時間帯での売上が多いため、早朝の時間帯をいかに効率的に利用するかが売上アップのポイントだと言われています。 この昼日勤という働き方は、タクシードライバーになりたい方には人気がある一方で、タクシー会社にとっては、昼だけ働ける人ばかり採用してしまうと、夜間帯のタクシードライバーが不足し、その結果夜間のタクシーの稼働率が下がり、その分夜間の売り上げが低下してしまうという理由から、昼日勤を採用しているタクシー会社は非常に稀です。 昼日勤の一ヶ月の勤務スタイルのイメージを下の図にまとめてありますのでご覧ください。 下記例では、日曜日が公休となっていますが、タクシー会社は基本的にシフト制のため、シフトによっては休みの曜日は変動する場合がほとんどです。 夜日勤とは 夜日勤は先ほどの昼日勤とは逆に毎日夜間のみ勤務するという働き方です。 夜間勤務のため、タクシーには深夜割増料金が発生するため昼日勤に比べて給料は上がりやすくなる傾向があります。 また、お客様も昼間とは異なり、夜ならではの繁華街に向かう方、お酒を飲み終わったって帰宅される方、終電を逃してしまった方などになります。 運転距離も昼間に比べて長距離のお客様も比較的多くなりますし、深夜割増料金もつきますので売上が上げやすい時間帯と言えますがこれも「昼日勤」と同じくこのシフトだけを採用しているタクシー会社はかなり少ないのが現状です。 日勤のタクシードライバーの勤務スタイル例 勤務時間 PM6:00~AM2:00、PM7:00~AM3:00など 休憩時間 1時間/1乗務 勤務日数 22~24乗務/月 隔日勤務とは タクシー会社では主流の勤務形態になるのが、この「隔日勤務」になります。 勤務時間は、昼日勤と夜日勤の2つをくっつけて2日分を一気に働くような勤務形態です。 隔日勤務の場合、出勤した日の仕事終わり、つまり出勤の翌日は「明番」というお休みになります。勤務時間は、だいたい20時間程度の勤務で、その間に3時間休憩休憩が入るのが一般的な隔日勤務のスタイルです。 隔日勤務では、下のカレンダーのように、出勤日である「出番」、仕事が終わった後が休みになる「明番」を2回繰り返した後に、一日丸々お休みになる「公休」を繰り返していくような働き方になります。 隔日勤務の勤務時間帯はタクシー会社によって大きく異なる場合があります。 基本的にタクシー会社は24時間営業をしており、その間タクシーが常に稼動できるように、どの時間帯でもドライバーが不足しないようにスケジュールが組まれており、タクシー会社1社の中で、以下のA勤務~I勤務の中から最低2つの時間帯の勤務パターンを持っていることが多いです。 タクシー会社で比較的多く使われているのが、B勤務とE勤務の組み合わせや、A勤務とF勤務の組み合わせなど、A・B・E・Fの組み合わせが多くなっています。 隔日勤務のタクシードライバーの勤務スタイル例 勤務時間 ・A勤務:7:00~3:00(3時間の休憩を含む) ・B勤務:8:00~4:00(3時間の休憩を含む) ・C勤務:9:00~5:00(3時間の休憩を含む) ・D勤務:10:00~6:00(3時間の休憩を含む) ・E勤務:12:00~8:00(3時間の休憩を含む) ・F勤務:13:00~9:00(3時間の休憩を含む) ・G勤務:14:00~10:00(3時間の休憩を含む) ・H勤務:15:00~11:00(3時間の休憩を含む) ・I勤務:16:00~12:00(3時間の休憩を含む) 休憩時間 3時間/1乗務 勤務日数 11~13乗務/月 タクシー会社は残業が多い?ブラック企業? タクシードライバー未経験の方から良く「タクシードライバーは残業が多そう」「過酷で、ブラック企業だから・・」という話を耳にすることあります。 実際はどうかというと「まったくもって、そんなことはありません!」 タクシー会社の労働時間は、国土交通省と厚生労働省によって厳しく法規制が整備されており、違反した場合には厳しい罰則もあるため、どのタクシー会社であってもその規程内で労働条件が決められています。それは乗客の命を扱うものですから、無理して残業することが常態化してしまっていてはタクシードライバーだけでなく乗客も危険なためです。 関連記事 タクシードライバーの1日の売上にノルマってあるの? 関連記事 タクシーの仕事って残業が多くないですか? 以下に隔日勤務のおけるタクシー会社の労働条件のルールを記載します。 タクシー会社の労働時間の法定規則 1ヶ月の拘束時間は262時間が限度。ただし労使協定があるときには、1年のうち6ヶ月までは270時間まで延長することが出来る。 2暦日(隔日勤務のこと)の拘束時間は21時間以内とする。また、勤務終了後20時間の休息時間が必要である。 つまり、隔日勤務の場合一回の出番あたりの最長の拘束時間は21時間以内と決められており、それ以上働き続けることはできません。 また、一回の出番が終わったら、最低20時間以上の休みを取ることが必須ということです。 ですので、たとえば出番が終わった時間が朝5時だった場合に、その日の内に次の勤務が始まることは決してありませんし、1出番が21時間拘束であった場合、 270時間÷21=12日と18時間となり、最大でも12出番+18時間しか勤務することはできません。 1ヶ月のうち最大でも13出番で、残りは明け番のお休み、もしくは公休で1日お休みとなるため、比較的自由な時間が多いというのが、タクシードライバーの働き方の特徴です。 もちろん、タクシードライバーはプロのドライバーでお客様の命を預かる大切なお仕事ですから、お休みの日には、次の出番のために体調管理を徹底する必要がありますので、休みの日の時間をすべてが自由に使ってよいというわけではありませんが、皆さんが思っている以上にしっかりと勤務時間が決められているため、慣れてくると働きやすいと言われています。 関連記事 タクシー運転手(タクシードライバー)は実は隠れた良い仕事

タクシードライバーの給与体系・仕組み

タクシードライバーの給与体系・仕組み

タクシー業界の給与(賃金)体系は、他の業界とは少し変わっており、基本的に歩合制が採用されています。固定給制はほとんどありません。実はひとことで歩合制といってもタクシー業界の歩合制にはいくつかのパターンがあり、それぞれ給与の支給形態が異なります。その形態の特徴とメリット、デメリットを紹介します。 ※注意※ 以下で説明する賃金体系の定義はあくまで一般的なものであり、企業によって解釈が異なる場合があります。具体的に転職をお考えの際には、固定給、歩合給、賞与それぞれの支給方法を具体的にチェックしておくことを推奨します! タクシードライバーの平均年収 タクシードライバーの平均年収は300万円~400万円と言われています。全産業労働者の平均年収は令和3年度賃金構造基本統計調査によると約489万円のため、タクシードライバーの平均年収を単純に全産業と比較して見ると低く感じるかもしれません。しかし、タクシードライバーの中には、年金をもらいながら収入を抑えて働いている60代以上のドライバーも多くいるので結果的に低い平均となっており、フルタイムで働く現役世代のみの平均年収は一般的なサラリーマンより高い傾向にあります。また、地域によっても差が大きく、関東地方や近畿地方が高水準で、年収が低い地域と比較すると約150万円も差が出ているという統計結果がでています。タクシードライバーの平均年収は、一見低く見られがちですが、年代や地域によって年収の個人差が大きいです。 関連記事 タクシー運転手が高収入を得るコツや稼ぎ方とは?【徹底紹介】 タクシードライバーの勤務形態 タクシードライバーの勤務形態は、大きく分けて隔日勤務、日勤勤務(昼日勤)、夜勤勤務(夜日勤)の3種類があります。隔日勤務はタクシー業界で一番オーソドックスな働き方です。一回の勤務時間は20時間前後(休憩3時間)、勤務回数は1か月当たり11~13日で残りの日数は全て休日となります。隔日勤務は、いわば二日分を一度にまとめて働く形態のため、安定した収入を得ながら休日も多く取得できるというメリットがあります。日勤勤務は一般企業のオフィスワークのように日中に働くもので一日の勤務時間が8時間程度(休憩1時間)、働く時間帯は概ね朝7時~夕方5時まで、勤務日数は1か月22~24日前後です。体に負担をかけたくない方や、昼間のみ働きたい子育て中の方などが多く働いている傾向にあります。夜勤勤務は一日の勤務時間は8時間程度(休憩1時間)働く時間帯は夕方5時~夜2時までで、勤務日数は1か月22~24日前後です。深夜帯には運賃が深夜割増になるため、昼日勤に比べ収入が多くなります。 関連記事 タクシードライバーの勤務形態・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説! A型賃金 固定給+歩合給+各種手当+賞与 固定給に加えて、歩合給、家族手当、住宅手当などの各種手当や賞与(ボーナス)、退職金、福利厚生が備わり、一般企業のサラリーマンに近い賃金体系です。ただし、固定給は売上により変動する場合があるようですがB型賃金やAB型賃金よりも固定給の割合が高いことが特徴です。昔は主流であった体系ですが、近年は不況や燃料などの原価高騰の背景もあり、首都圏でこの体系であるタクシー会社は少ないです。 【A型賃金のメリット】 A型賃金のメリットは何といっても固定給の割合が高く安定感を感じやすいことです。タクシードライバーに従事するにあたって、固定給と歩合給、どちらを重要視した賃金体系を選択するかは大きな岐路ですが、歩合給の割合(部率)が多い体系や完全歩合給の場合、万が一営業売上が少なかった場合に、支給される給料はかなり少ないものとなってしまう恐れがありますが、A型賃金の場合は、固定給の割合が大きいため営業売上が少なくても給料の変動幅が小さくなります。また、タクシー会社によっては、一般企業のサラリーマンのように勤続年数やそれまでの評価に応じて固定給が上がる場合もありますので、着実に給料を伸ばしていくことが可能です。特に未経験者で初めてタクシードライバーにチャレンジされたい場合は、A型賃金からスタートするのは安心して入りやすいといえるでしょう。 【A型賃金のデメリット】 固定給の割合が高いため、当然ながら歩合給の割合が小さくなる点が挙げられます。歩率が相対的に低く設定されているため、営業売上が高いドライバーと低いドライバーで、支給される給料の差が小さいことを意味します。そういう意味では、頑張って営業売上を達成したが、他の賃金体系と比較して支給される給料が少ない、営業売上の低い同僚と給料があまり変わらない(全く変わらないということは無いですが)ということが発生し得ます。 B型賃金 歩合給/完全歩合制 歩率が高く、自身が稼いだ分だけ、給料に反映されるシンプルな賃金体系で、特にタクシードライバー経験者には人気があります。年収800万円や1000万円を目指せる可能性を秘めますが、もちろん成果次第になりますから、給料が不安定になる恐れもあります。 【B型賃金のメリット】 経験豊富で、常に高い水準の営業収入をあげることが可能なタクシードライバーにとっては、給料を稼ぎやすい体系といえます。B型賃金の給料の計算式は(月間売上)×(歩率、歩合率)になりますから、営業売上が大きければ大きいほど、自分の給料に直接跳ね返ってくる完全成功報酬型の賃金体系です。一方、タクシー会社にとっても売上に準じて給料を支払うことになるため、経営リスクの非常に小さい賃金体系ともいえます。 【B型賃金のデメリット】 営業収入に応じて給料が変動しやすいという点です。営業収入が良くない場合は、他の体系と比べて給料が大きく下がってしまう恐れがあります。都道府県ごとに最低賃金が法令で定められていますので、支給額が完全に0ということはありませんが、それでも他の賃金体系に比べると給与は少なくなります。 C型賃金 歩合給/完全歩合制 リース方式とも呼ばれ、車両を自身で持ち込み個人タクシーに近い形式で行われます。歩合給という点ではB型賃金と同じですが、給料の計算方法が異なり、月間売上と歩率での計算ではなく、月間売上から管理費や燃料代などの費用を差し引いた残額を基準に給料が計算される賃金体系です。首都圏ではまず見かけない賃金体系ですが一部だとあるようです。 【C型賃金のメリット】 営業収入から必要経費を差し引いた金額が概ね自身の給料になることになりますので、その営業エリアに精通したベテランのタクシードライバーにとっては、一番給料が高い体系といえます。また、出勤や休みをある程度自由に決められる点が特徴です。 【C型賃金のデメリット】 B型賃金以上に給料が変動しやすい点です。業務委託や個人事業主と似た働き方になるため、営業収入が少なくてもタクシー会社に収める管理費などの費用は固定で発生し実質的な給料がマイナスになることも考えられます。また、自身で持ち込む車両や設備のメンテナンス、タクシー会社に収める以外の費用の管理も自身に求められます。安定して続けていくためには、ひとりの経営者のような感覚をもって、収支をしっかり管理していくスキルが求められます。 AB型賃金 固定給+歩合給+賞与(但し賞与は毎月支給額の一部) 昨今のタクシー会社で一番採用されている賃金体系で、名称のとおり、A型賃金とB型賃金の良いところ取りをしたような、ハイブリッド型の賃金体系です。基本的には固定給と歩合給で構成されますが、その給料のうち一定割合をプールしておき、年に2〜3回、賞与として支払う形式です。例えば、歩率が63%、毎月60万円の営業売上、賞与用の積立が営業売上の13%の場合を例にすると、毎月の給与は、60万円 ×(63% - 13%)=30万円となり、60万円 × 13%=7.8万円は毎月積み立て、賞与の時期にまとめて支給されます。 【AB型賃金のメリット】 AB型賃金のメリットとしては、A型賃金のメリットである月給の安定感と、B型賃金のメリットである頑張った分が給与に反映される成功報酬がバランス良く得られる点が挙げられます。賞与が歩合の一部にはなりますが、営業売上で頑張って稼いだ分は、歩合給と賞与に反映されます。仮に営業売上が思うように行かなくてもB型賃金のように給料が大きく変動することが無いので、続けやすいともいえます。また同じ年収だったとしても、B型賃金と比較すると社会保険料が安くなりやすいというメリットもあります。 【AB型賃金のデメリット】 冒頭の注意書きに記載した各社の解釈はこのAB型賃金で一番起きており、賃金体系の定義の解釈が不透明である点はデメリットのひとつといえます。タクシー会社によっては、A型賃金に近い形式、B型賃金に近い形式などさまざまで、少し複雑な体系です。固定給、歩率、賞与の支給方式それぞれがどう定められているのかをしっかり確認する必要があります。わかりにくい場合は、ドライバーズワークのような転職支援サービスに登録し、相談してみることをお勧めします。 タクシードライバーとして給料を上げるコツ タクシードライバーの給料はどれだけ乗客を乗せて売上をあげられるかによりますので、自分のやり方次第では高い収入を得ることが可能です。ここではタクシードライバーの給料を上げるコツをご紹介します。 待機場所を工夫する 駅で待機しているタクシードライバーは多いですが、駅は駅でも、ターミナル駅などの乗降客数が多い駅や、オフィス街付近の駅などは、住宅地の駅よりも多くのタクシー利用者が見込めます。また病院、空港、商業施設、イベント会場等でもタクシー利用を期待できます。その日の天気・天候によってもタクシー需要は変動するため、自分が営業しようと考える地域の情報は常日頃から調べて頭に入れておくと売上アップにつながります! 道を覚える 同じ目的地へ乗客を乗せてお連れするにしても、次の乗客を探すために流すにしても、比較的空いている道を通るのと混雑した道を通るのとでは到着までに要する時間がもちろん変わります。さらに渋滞に巻き込まれてしまっては走行効率が下がってしまいますし、本来乗せられたかも知れない乗客を逃してしまう場合もあるかも知れません。各曜日や各時間帯での渋滞ポイントや空いている道を把握しておくことで売上アップにつなげることができます。 深夜帯に営業する、夜勤勤務をする 22時以降は終電が無くなるなどによりタクシー利用者が激増します。また深夜帯は深夜割増料金になるため日中よりも売上を稼ぎやすくなります。そのため夜勤勤務(夜日勤)の働き方は一部のタクシードライバーには大変人気があります。 長距離の利用者を見つける タクシー料金はもちろん距離によりますので長距離利用の乗客を乗せられることはタクシードライバーの給料アップに繋がります。夜間や終電後の都心のオフィス街や繁華街などは、郊外に住んでいる方がタクシーを利用する傾向があるのでタクシーの長距離利用を見込める乗客が集まっている場所を把握し、そのエリアで効率よく乗客を見つけることで売上アップにつながります。 タクシードライバーの給与は自分次第 タクシードライバーの働き方や賃金などをご紹介しました。それぞれのメリットやデメリットを理解したうえでご自身のライフスタイルに合わせて働き方を検討してみることをおすすめします! 関連記事 タクシー運転手が高収入を得るコツや稼ぎ方とは?【徹底紹介】 関連記事 タクシー運転手が「付け待ち」で稼ぐコツやポイントとは?

タクシー運転手(タクシードライバー)になるには?年収、待遇など実は隠れた良い仕事!

タクシー運転手(タクシードライバー)になるには?年収、待遇など実は隠れた良い仕事!

タクシー運転手(タクシードライバー)に対する誤ったイメージ タクシードライバーが足りません。タクシー業界は深刻な人出不足に陥っています。ドライバーズワークはなんとかタクシードライバーになりたいと考える方を増やしたいと思っています。もちろん、現在既にタクシードライバーで仕事をされている方の転職の相談をお受けする機会も多いのですが、タクシードライバー人口を増やすためには、タクシードライバー未経験の方をタクシー業界にお連れしなければなりません。ただ、そのためには世間一般に定着していると思われる、誤ったタクシー業界に対するイメージを払拭する必要があると考えました。ここではタクシー運転手という職業の魅力をドライバーズワークなりに考え発信します。 世間一般的なタクシードライバーのイメージ 周囲の人たちにタクシードライバーについてどのようなイメージを持っているか聞いてみました。 タクシードライバーのイメージ ・不景気の影響を一番先に受け、景気の恩恵を一番先に受ける ・リストラされてどこにも就職先がない人が行き着く業界 ・夜勤もあるのにかかわらず安月給 ・出稼ぎの労働者 ・歩合制の過酷な労働環境 などなど、散々な言われようでした。確かに、この業界への関わりがあまり無いと、似たイメージを持ちがちですよね。 日本人の平均収入はどのくらいなのか? 令和2年9月に発表された国税庁の民間給与実態統計調査によれば、日本人の平均年収は436万円ということです。年収レンジ別の人口としては、男性では年収300万円台の方々が一番人数が多く、女性では年収100万円台の方々が一番人数が多いという結果になっています。これが実態です。 タクシードライバーの平均収入はどのくらいなのか? 安月給というイメージがついてしまっているタクシードライバーですが、実際どうかというとまったくそんな事はありません。タクシードライバーの給料体系は、一般のサラリーマンと比べると歩合の比率が多いです。その比率は各タクシー会社によって変わりますが、おおよそ、売上高の50〜60%がタクシードライバーの給与なることが一般的です。ちなみに、タクシー業界は国土交通省 関東運輸局へ定期的な売上報告義務があり、売上実績なども公表されるため、そのデータをもとにある程度の概算をすることも可能です。タクシー1台当たり、1か月当たり売上高は平均で約54万円で、タクシードライバーの給与にあたる歩率を60%とすると、54万円×60%で想定月収324,000円、その12か月分とした想定年収は3,880,000円と換算できます。年収レンジ別の人口に照らし合わせると、男性の一番のボリュームゾーンが300万円台ですから、その上位にあたります。以上を踏まえると安月給ではないことがわかると思います。なお、歩合制につき、営業成績次第では月給50万円、60万円と稼ぐ方々も多数いらっしゃいます。 関連記事 タクシードライバーの給料・年収・手取りについて 関連記事 未経験でもタクシードライバー(運転手)に就職・転職できる? タクシードライバーの3種類の給与体系 タクシードライバーの給与体系は大きく「固定給与制度」「完全歩合制度」「固定給+歩合給」の3種類に分けられますが、ほとんどのタクシー会社は歩合制を導入しており歩合の比率は売上が高い程比率も高くなります。この固定給と歩合給のバランスや、賞与の有無や支給方法によりタクシー業界では「A型賃金」「B型賃金」「AB型賃金」などの給与方式の名称もありますが、近年この定義に対する解釈はタクシー会社によっても変わってきました。気になるタクシー会社や応募先に対しては、固定給と歩合の比率と賞与の支給方法をそれぞれ確認する方がわかりやすいです。なお、最低賃金が法令により定められていますので、いずれの給与体系であっても、支給が一切無い、もしくは支給額が最低賃金を割り込むことは基本的には無いと考えられます。 関連記事 タクシードライバーの給与体系・仕組み 新着タクシー求人を見る タクシードライバーは高齢でも稼げる!女性でも稼げる! タクシードライバーの年齢層についてですが、現在かなりの高齢化が進んでいます。業界に対するイメージからか、若年層がなかなか志望しないことが背景にあります。一方で、ご年配のタクシードライバーの方々が活躍している事実があります。高齢でも若い方と変わらずに働き、営業成績をあげられる環境がある一方で、営業時間中に誰かからとやかく言われることも無く、比較的自由度が高い点もタクシードライバーという仕事の魅力です。他業種の仕事で、60代や70代になって月給30万円以上を稼ぐことは簡単ではありませんが、タクシードライバーであればそれが普通に可能です。また、女性年収の一番のボリュームゾーンは100万円台ですが、300万円台、400万円台を普通に稼げます。こういった魅力は、意外と知られていないことです。 関連記事 タクシードライバーの平均年齢!高齢化と勤続年数についてのレポート タクシー業界に対する世間一般のイメージ 周囲の人たちに、タクシー業界についてどのようなイメージを持っているかも聞いてみました。 ・不景気の影響を一番先に受け、景気の恩恵を一番先に受ける為利益が出ない ・リストラされてどこにも就職先がない人がいくつく場所なので組織運営が大変 ・ブラック企業 などなど、これまた散々な言われようでした。 タクシー業界のイメージを悪化させたと思われる2002年の規制緩和 なぜここまでイメージが悪くなってしまったのでしょうか?それは、2002年の小泉内閣時代の規制緩和によるものが大きいと考えています。当時の規制緩和はこちらの通りです。 ■小泉内閣時代のタクシー業界規制緩和 ・許可制から事前届出制に ・最低保持台数を60台から10台に ・営業所および車庫を所有からリースでもOKに ・タクシー車両を新車から中古車でもOKに と大幅な規制緩和がなされ新規参入が促進されました。この取り組み自体は奏功し、これによりタクシー台数が劇的に増加していきました。しかしながら、タクシー乗客数にも限りはありますから供給過剰が状態が発生、その結果としてタクシー1台あたりの売上は減少していきました。タクシードライバーは、休憩を取らずに車を走らせたり、交通ルール違反をしたりと、乗客獲得のために無理が重なるようになりました。その結果、交通事故件数が増加してしまったのです。 2009年に実質的に新規参入、増車を規制、そして減車の促進 このような状況を経て、2009年にタクシー業界は再編のための規制がかかります。大きな流れとしてはとにかくタクシーの台数を減らすというものです。 新規参入が実質的にはできないように ・最低保持台数を東京の特別区では10台~40台に ・事前届出制から再度許可制とし、新規需要がない限り認めない と変更がなされました。既存の事業所の増車も新規参入と同様、許可制とし新規需要がない限り認めないとしたので実質的に増車もできないような形となりました。そしてさらに増えすぎてしまったタクシー台数を減らすために、業界全体の自主減車を促そうと、自主的に減車を行った場合は監査を免除するという事にしたため2008年のピークから現在に至るまでに毎年減車を続けています。 タクシー業界ほど安定した業界はない 現在なお、タクシー会社の新規参入は不可能な状況で、既存のタクシー会社も増車はできません。つまり、今走っているタクシーの台数以上に増えることは基本的にありません。これは市場としては非常に恵まれた環境であるということがいえます。どの業界もグローバル化、ICT化によるパラダイムシフトにさらされています。数年前までは大手で盤石だと思われた企業があっという間に凋落していく時代です。そのような中、日本語の修得、日本の二種免許取得、地理試験合格などのタクシードライバー専任要件を鑑みると外国人に取って代わられるリスクが小さいことや、例えばタクシーの無人化や自動運転化などのICT化の驚異も近年には無さそうだと考えられますし、超高齢社会を迎える日本でのタクシーへの需要は高まっていくことを踏まえると、業界としては恵まれているし、ある意味で将来性も見出だせる業界であることがわかります。 ロンドンタクシーを目指したい ロンドンのタクシードライバーは、日本でのタクシードライバーとは異なり、社会的地位自体が高いことで知られています。ロンドンのタクシードライバーになるためには、日本とは比較にならないレベルの難試験に合格する必要があり、ほんの一握りの合格者でもあるドライバーは自分たちの仕事に誇りをもって取り組んでいます。ドライバーズワークは、日本におけるタクシードライバー人口の増加に貢献し、タクシードライバーという職業を、皆がなりたいと思える職業にすることを目指しています。 新着タクシー求人を見る タクシードライバーになるには? 実際にタクシードライバーになるには何が必要になるのか、始めに何をしたらよいのでしょうか。 デビューまでの流れ まずは、タクシー業界でデビューするまでの流れをおおまかにお伝えしていきます。全体の流れとして頭に入れておくとよいでしょう。 1:興味のある求人を調べる。 興味のある求人があれば、給与体系がどうか、営業所がどこにあるのか、条件は合うかといったことを調べます。タクシードライバー・運転手の求人から探してみてください。職種や地域など、細かな条件をつけて検索もできます。そうして、いくつかご自身が納得した案件をピックアップしたら応募していきましょう。 2:面接をして、通過すれば採用となる。 応募すると面接になり、それに通れば採用となります。就職や面接についての不安や疑問は転職成功ガイドで解決できるでしょう。 3:研修を受ける。 採用が決まって、乗務が始まる前には研修があります。研修について詳しくはこちらの記事をご覧ください。 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は? 4:タクシードライバーとしてデビュー! 研修が終われば、ついにタクシードライバーとしてデビューです。 二種免許の取得と地理試験の合格 タクシーやバスのように“事業としてお客様を乗せてその対価としてお金を頂く場合”には「第二種運転免許」が必要です。これを取得するには第一種免許を取得してから3年以上経過していることが条件となっており、それに伴ってタクシードライバーの求人の条件としても、AT(オートマチック)限定でもよいので、第一種免許を取得してから3年間以上経過していることが必要となります。 また、東京都・神奈川県・大阪府といった都市部でタクシー運転手になるためには地理試験に合格することも必須。入社後の研修で受験できるので、必ずしも入社前に資格を持っていたり試験に合格していたりする必要はありませんが、タクシードライバーになるには必要となります。 二種免許や地理試験などについて詳しくはこちらの記事を参照してみてください。 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは 年齢制限のクリア タクシードライバーになるには年齢制限もあります。というのも先ほど二種免許が必要とお伝えしましたが、その免許を取得する条件として21歳以上というものがあるのです。二種免許を取得できない、つまりタクシーを運転できない21歳未満の場合には残念ながらまだタクシードライバーにはなれません。その一方で、上の制限はありません。タクシードライバーには50~60代の方も多く、70歳を超える方もいます。 関連記事 タクシードライバーの平均年齢!高齢化と勤続年数についてのレポート スキル タクシードライバーとして働き始めたときには、いくつかのスキルが必要となります。 ■ドライビングのスキル お客様を乗せて街中を走るので、ドライビングのスキルが重要です。お客様の要望によっては、狭くて難しい道や、車通りや人通りが多くて難しい道といったところを通らなくてはならないこともあるでしょう。そうしたときに安全に運転するドライビングスキルは重要です。 ■地理把握のスキル 安全に早くお客様が希望する場所までお連れするのがタクシードライバーの仕事です。空いている道や近道などを知っていれば、安全かつ短時間で目的地に到着が可能となります。 ■コミュニケーションスキル お客様が乗車されたら、目的地をお聞きします。目的地を曖昧に伝えられることや、小声で聞き取れないこともあります。そうしたときにどのようにして聞き返したらよいかといったコミュニケーションの取り方も重要です。また、運転中はお客様から話しかけてもらうこともあります。そうしたときにお客様が満足するように話し相手になるためにコミュニケーションスキルが必要となります。 ■常に安全運転を意識するスキル 運転に慣れてくると、安全に対する意識が薄れてしまうこともあります。お客様をいち早く目的地にお連れすることは重要な任務ではありますが、最も大切なのは安全。常に安全運転を意識するスキルが長く勤めるうえで重要です。 ■英語のスキル 外国人の観光客も増えてきた昨今。英語のスキルも必要となることがあります。 関連記事 タクシードライバーに必要な英語のスキル【英会話フレーズ75選】 新着タクシー求人を見る 観光タクシードライバー(観光タクシー運転手)になるには? ここまでは、街中を走っている通常のタクシーについてお伝えしましたが、その他にも観光タクシーやハイヤータクシー、個人タクシーがあります。 バスツアーなどではバスガイドが観光地を案内しますが、観光タクシーの場合はタクシードライバーが観光案内をしていきます。先ほどご紹介したドライビングのスキルや地理把握のスキルなどがあるだけでなく、おすすめの飲食店や穴場の観光スポットなどの情報、観光名所の歴史や有名なエピソードなどに関する知識がなければなりません。 一定以上の水準で観光案内サービスを提供できるよう、観光タクシードライバー(観光タクシー運転手)向けに、認定試験が設けられています。東京都や京都府、北海道など、観光地として有名な都道府県にはそれぞれ認定試験が設けられています。観光タクシードライバー(観光タクシー運転手)になるには、タクシードライバーとして経験を積み、それと同時に観光名所について学んでいきましょう。 関連記事 観光案内・観光タクシー運転手の仕事内容とは? ハイヤードライバー(ハイヤー運転手)になるには? ハイヤーとは、完全予約制の貸し切り送迎車のこと。多くの場合はタクシー会社と企業の間で契約されており、企業の役員や海外VIPの送迎に利用されています。あらかじめ目的地や走るルートが決まっているため、街中を走るタクシードライバーのように抜け道のようなところまで知っておく必要はありません。ただし、地位が高い方をお客様とすることが多いために、事故や粗相のないよう、タクシードライバーの経歴を持つ方のみが求人の対象となることもあります。また、必要となるのはドライビングや安全運転のスキルだけでなく、接し方において正しい礼儀作法ができることが条件となります。 ハイヤードライバー(ハイヤー運転手)になるには、まずはタクシードライバーとして経験を積んでいくことが重要となります。そこで経験を積んでいきましょう。ある程度のスキルがついたらハイヤーの求人に申し込んでみてください。 関連記事 ハイヤードライバー・運転手の仕事内容とは 個人タクシードライバー(個人タクシー運転手)になるには? 個人タクシーとは、許可を受けた個人がお客様を乗せるタクシー事業のことです。1人で運転者と事業者の役割をしなくてはならない反面、営業売上がすべて自分の給料として入ることや通勤の必要がないことなどのメリットがあります。個人タクシードライバー(個人タクシー運転手)になるには年齢ごとにいくつかの条件がありますが、共通したものとして申請日に65歳未満であることという条件があります。こうした条件を満たし、新規に認可を受ける、あるいは既存の個人タクシー事業者から事業の譲渡・相続を受けることで、個人タクシードライバー(個人タクシー運転手)になることができます。 関連記事 個人タクシーの運転手になる条件とは?法人タクシーとの違いとは タクシードライバーが求人を探す際のポイント 給与体系や福利厚生など待遇面の具体的内容をしっかり確認する 前述のとおり、タクシー会社の給与体系は固定給、歩合給のバランスと、賞与有無または賞与支給方式がそれぞれ異なります。営業売上を大きく稼げる場合は歩合給(歩合の比率)が高い歩合制の方が稼ぎやすいと思いますが、歩合制の場合営業売上が期待どおりにならなかった月の支給は下がってしまいますので、良く考えて決める必要があります。また賞与について、固定給や歩合給とは別に会社から支給することが一般的であり、一部のタクシー会社ではその通りの支給方法ですが、歩合給の一部が積み立てられており賞与の時期にまとめて支給されるように決められているタクシー会社もあります。タクシー会社の給与体系は一般企業と比べて複雑になっているので、それぞれをしっかり確認しておく必要があります。 タクシー会社が得意とする集客手段を確認する タクシーの集客と考えるとタクシー乗客が多く居そうな時間帯や場所を職人技のように見定める流し営業のようなスキルを発想しがちですが、タクシー会社の集客手段はいわゆる流し営業だけではありません。専用タクシー乗り場、法人契約、配車アプリの連携などさまざまあります。特に未経験からタクシードライバーになろうと考えている方にとっては、専用タクシー乗り場や法人契約が多いタクシー会社や、配車アプリ経由の配車依頼が見込めるタクシー会社の方が安定した営業売上の確保を見込めます。 カーナビ、キャッシュレス決済などの車両設備を確認する 車両設備もしっかり確認しておきたいポイントのひとつです。ある程度地理に詳しくなればカーナビを使用する頻度は減るかと思いますが、カーナビは最近できたばかりの建物やランドマークなど知らない目的地を告げられた場合の備えになります。キャッシュレス決済は近年首都圏のタクシーに搭載されはじめていますが、キャッシュレス決済の方が精算が断然スムーズで稼働効率が高まります。感染対策については各社必要な対策は行っている印象がありますが、気になる方は詳細を含めてチェックしておくと良いでしょう。 タクシードライバーが収入を増やすコツ 多くのタクシー会社が歩合制を採用していることを考えると、やはり売上成績をあげることが収入アップに直接繋がりやすいです。まずは、所属するタクシー会社が得意とする稼ぎ方を抑えておくことですが、基本的には曜日や時間帯、場所ごとに、いつ、どこに行けば乗客の手挙げや配車依頼を受けられるかなど、稼げるエリア・パターン傾向を抑えることが重要です。そのためには社内の研修内容をしっかり習得する、同僚や先輩から教えてもらう、などが有効です。その他、大きなイベントはスケジュールを把握しておけると良いでしょう。 関連記事 タクシー運転手が高収入を得るコツや稼ぎ方とは?【徹底紹介】 関連記事 タクシー運転手が「付け待ち」で稼ぐコツやポイントとは? 関連記事 タクシーの流しとは?コツを掴んで給料UPへ【流しのコツ10選】 稼げるエリア・パターン傾向を抑える 稼げるパターンを知っておくことで、無駄を少なくし効率的にタクシーを走らせることが可能になります。そのためには、稼げるエリアや街の特徴を日々勉強し理解しながら仕事に取り組むことが大変重要です。「〜駅周辺は、〜曜日の〜時頃賑わっている」「〜エリアは平日の日中はビジネス客が多いが、土日祝日は閑散としている」「〜ビル周辺は、〜曜日の〜時頃に出張で空港に向かう乗客が多くなる」などの細やかな情報を先輩ドライバーから教えてもらったり、またはご自身で走って身につけたりしながら、知識を積み上げていくことが大切です。タクシードライバーの先輩にはお話し好きで面倒見の良い方も多いです。ぜひ色々と聞いてみましょう。また大きなイベント会場で行われる催事は定期的にチェックしておくと良いとされています。お祭りやスポーツの試合、フェス、ライブ・コンサートなどは遠方から観客が来場しますのでタクシー需要が急激に高まりますので稼げるポイントになってきます。 自分なりに稼げる会社を納得して選ぶ 稼げる会社といってもさまざまな観点が考えられます。 歩合の率(歩率) 歩率は営業売上に対する給与支給額の割合を示すものですが、タクシー会社ごとに少しずつ異なります。一律に〜%と決められている場合もあれば、一定の営業売上ごとに歩率が少しずつアップし階段のように設定されている会社もあります。ここだけの観点だと歩率は高いに越した事は無いのですが、タクシー会社によっては別途手当が支給されたり、別途天引きされる費用などがあったりと、算出方法がさまざまです。営業売上と最終的な給与額の関係性は良く確認しておくことが重要です。 集客手段・集客ツール タクシー会社は乗客を集めやすくする仕組みをもっている会社が数多くあります。ディスパッチャー付きの専用タクシー乗り場を保有している、法人契約(タクシーチケット契約)がある、迎車数が多い、配車アプリとの連携がある、配車アプリを自社開発しているなどです。また法人契約に関しては、長距離利用の乗客が多い法人などもあるはずです。タクシー会社によって集客方法もさまざまなので、集客手段や稼ぎ方が自分に合いそうか、このやり方で自分も稼げそうか、をチェックしておくことも大切なポイントです。 タクシードライバーの仕事はドライバーズワーク タクシードライバー・運転手の求人検索の検索機能を活用して、あなたに合った求人を探していきましょう。 新着タクシー求人を見る

タクシーに自転車は乗せられる?自転車を積む方法と運ぶ際の注意点

タクシーに自転車は乗せられる?自転車を積む方法と運ぶ際の注意点

趣味で自転車に良く乗る方や、自転車で通学・通勤をしている方にとって、途中で自転車に乗れなくなってしまった場合の対処法が気になるでしょう。自転車に乗っていたらパンクしてしまった、転んでケガしてしまったなどの理由から、途中で自転車を漕げなくなってしまう可能性があります。そうなったときに近くにサイクルショップがあったり、休憩できる場所があったりすれば良いのですが、必ずあるとは限りません。その際にタクシーを思い浮かべる方もいるでしょう。タクシーで自宅や学校・勤務先まで送ってもらいたい…果たして自転車ごとタクシーに乗れるのでしょうか? タクシーに自転車は乗せられる? 結論からお伝えすると、タクシーに自転車を乗せることは可能です。ただし、自転車の種類や、タクシーの種類によって異なることは念頭に置いてください。 自転車の種類によっては乗せられる 自転車の種類として、一般的な自転車のシティサイクルの他、ロードバイクやマウンテンバイク、クロスバイク、折り畳み自転車など様々な種類があります。その中でも折り畳んだり、パーツを外したりしてコンパクトにまとめられる自転車の場合には、自転車ごとタクシーに乗せてもらえる可能性が高くなるでしょう。 タクシーの種類によっては乗せられる タクシーと言うと、昔ながらのセダン型の車両をイメージする方も多いかもしれませんが、最近ではワンボックス型の車両やミニバン型の車両を街で見かけるようになりました。セダン型の場合には物理的に自転車を乗せることが不可能でしたが、こうした大きめの車両ではバックドアから自転車を入れてもらえることがあります。最近増えてきたUD(ユニバーサルデザイン)タクシーは、車いすのまま乗り込むことができるように設計されているため、自転車のサイズが入るようなら、自転車ごと乗せてもらえるでしょう。また、場合によってはセダン型のタクシーでも、自転車を運んでくれることもあります。後ほどご紹介しますが、サイクルキャリアを使えばセダン型の車両でも自転車を運ぶことができるようになるのです。 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は? タクシーに自転車を積む2つの方法 タクシーに自転車を乗せる際には、2つの方法があります。1つはワンボックス型やミニバン型の大きめの車両で、タクシーの車内に乗せる方法。もう1つはタクシー車両の後部に乗せる方法です。 方法1:タクシーの車内に乗せる おそらくイメージするのがこちらでしょう。タクシーの車内に自転車をそのまま乗せる方法です。輪行(りんこう)といって、自転車を折り畳む、あるいはパーツを分解してコンパクトにする袋にしまい、公共交通機関を利用している方を見かけたことがあるかもしれません。これと同じ要領でコンパクトにして、タクシーに乗せます。また、最近増えてきたワンボックス型やミニバン型などの大きいサイズの車両なら、自転車を折り畳まなくても乗せることができます。 方法2:タクシー車両の後部に乗せる タクシー車両の後部に乗せる方法もあります。後部というのがイメージしづらいかと思いますが、サイクルキャリアといって、車両の上部や後部に自転車などを乗せるための器具をつけます。そのサイクルキャリアの上に、自転車が動かないように設置することで、セダン型のタクシーでも自転車を持ち運ぶことができるようになるのです。車両の外側に自転車を乗せることになりますので、雨が降ったら自転車に直接雨が当たってしまいます。そのため、積む際にはサビないように袋で覆っておくと良いでしょう。 こうした自転車を乗せることのできるタクシーを、サイクルタクシーと呼びます。都心部ではなかなか見かけませんが、地方にはサイクルタクシーもあります。自転車で出かける際には万が一のことも考慮して、あらかじめサイクルタクシーを調べてみてはいかがでしょうか。 自転車を乗せるなら知っておきたい注意点 タクシーに自転車を乗せようと考えることもあるかもしれません。その際にあらかじめ知っておきたい注意点があります。 乗車拒否されることもある まずは乗車を拒まれることがあることを知っておきましょう。先ほどもお伝えしましたが、セダン型の車両では物理的に自転車を乗せることができません。トランクに収まりきらない荷物がある場合には乗車できません。また、雨などで濡れている場合、車内が汚れてしまうので乗せてもらえないということもあります。1人目のお客様の輸送が終わったら他のお客様を乗せることになりますが、車内が汚れてしまったらすぐに乗せることができなくなってしまいます。そういった理由から、雨や泥などで車内が著しく汚れると考えられる場合には乗車できませんのでお気をつけください。 営業所に自転車を乗せられるタクシーの依頼をしよう 都心部ではセダン型の車両で自転車を乗せてくれることはないと考えて良いでしょう。もし自転車を乗せてもらいたいのであれば、ワンボックス型かミニバン型のタクシーを探しましょう。見つからないようなら営業所に電話し、自転車を積めるサイズのタクシーを依頼しましょう。 関連記事 タクシー配車アプリ「JapanTaxi」について 袋に入れるなどの配慮をしよう 自転車をタクシーに乗せる際には、車内を汚さないように工夫しておくことがマナーでしょう。あらかじめ自転車を拭いてキレイにしておく、袋に入れて車内が汚れないようにするなどの工夫をして、タクシー運転手も利用者も、お互いが気持ち良く過ごしてみてください。なお、このようにタクシーに乗せる可能性も考え、自転車を拭くためのタオルや収納するための大きめの袋を用意しておきましょう。 今回はタクシーに自転車を乗せられるのかという疑問を解決し、注意点もお伝えしました。タクシーに自転車を乗せることは可能ですが、セダン型の車両なら物理的に乗せられなかったり、場合によっては乗車拒否されたりすることもあります。もし乗せてもらえる場合でもタオルや袋を用意しておいて、車内を汚さないように配慮してください。このように、万が一のことにも気を配っておき、自転車でのお出かけを楽しんでみてはいかがでしょうか。 新着タクシー求人を見る

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