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【これからドライバーになる方向け】免許の種類

【これからドライバーになる方向け】免許の種類

知っておこう!免許の種類

ひとことに「ドライバー」や「運転手」といっても、たくさんの種類があるのはお分かりだと思います。
大型トラックの長距離ドライバー、小型トラックの配送ドライバー、高速バスの運転手、タクシードライバーなどなど、これらの仕事はそれぞれ必要な免許が変わってきます。自身のなりたいドライバーは一体どの免許が必要にるのでしょうか。今一度確認しておきましょう。

関連記事 二種免許の取得について

免許の種類と運転可能な車

道路交通法が平成19年6月1日に改正されたことで、新たに中型免許というカテゴリーが新設されました。下の表を見るとお分かりの通り、中型免許は「重量5~11トン、積載量3~6.5トン。定員11~29人」の範囲内で運転が可能な免許ですが、道路交通法改正前に普通免許を取得された人ならば、「重量8トン未満、積載量5トン未満、定員10人以下」の範囲内で運転することが可能となっています。

つまり、積載量4トンのトラック、通称「4トントラック」を運転する場合は、平成19年6月1日以前に普通免許を取得していれば、運転することができますが、それより後の方は中型免許を取得する必要があります。

免許の種類重量積載量定員
大型免許11トン以上6.5トン以上30人以上
中型免許5~11トン3~6.5トン11~29人
普通免許5トン未満3トン未満10人以下

また、タクシーやバスなどのお客様を乗せる場合には、それぞれ車の大きさによって、「大型第二種免許」や「中型第二種免許」「普通第二種免許」が必要となります。

免許の種類と取得費用

それでは免許の取得には一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。先ほどもお伝えしたとおり、平成19年6月1日以前に普通免許を取った人(表の中では、「中型8t限定」)とそれ以降に免許を取った人(表の中では、「普通」)によって費用は変わってきます。

中型免許を取得するための費用

現在の免許の種類費用
中型8t限定7万円~12万円程度
普通免許17万円~25万円程度

大型免許を取得するための費用

現在の免許の種類費用
中型20万円~30万円程度
普通免許35万円~45万円程度

これらの免許以外にも、けん引免許や大型特殊免許が存在しますが、それぞれ8~12万円程度で免許を取得できます。

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株式会社ミライユ
ドライバーズワーク編集部

株式会社ミライユは2014年に創業、少子高齢化・労働力不足といった社会問題を雇用創出や就職支援を通じて解決すべく、社会貢献性が高い業界・領域に特化して転職支援サービスを展開している企業です。中でもタクシー業界、運送・配送業界、警備業界、10代20代の転職市場に精通しています。

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東京都、神奈川県、大阪府の都市部でタクシードライバー(タクシー運転手)として乗務開始するためには地理試験の合格が必要になります。都市部でタクシードライバーになろうと考えている方の中には、「地理試験って何?」「地理試験って難しいの?」「どう対策すれば良いの?」などと疑問や不安を抱えている方も多いと思います。ここでは地理試験に関する疑問を解決サポートします! タクシードライバーデビューに必要な地理試験とは何か? タクシードライバー(タクシー運転手)になろうと思った時に必要なものの一つに普通車第二種免許がありますが、ある特定の地域において乗務する場合はもう一つ、地理試験合格が必要です。タクシードライバーは乗客を安全、確実かつ迅速に輸送することが責務とされていますが、そのためにも地理が複雑である都市部においては営業区域内の地理に精通していることが求められているためです。地理試験合格が乗務に必要になる地域は大きく3つの特定地域だけです。 地理試験合格が必要な地域 東京23区と武蔵野市、三鷹市 神奈川県横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市 大阪市、池田市、箕面市、茨木市、高槻市、摂津市、島本町、豊中市、吹田市、 東大阪市、八尾市、守口市、門真市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、忠岡町 つまり東京の中心部、神奈川の中心部、大阪の中心部の場合に地理試験の合格が必要です。 地理試験の概要 東京都と神奈川県、大阪府の地理試験は、それぞれ東京タクシーセンター(最寄駅は東西線南砂町駅)、神奈川タクシーセンター(最寄駅は京急日ノ出町駅)、大阪タクシーセンター(最寄駅は大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線今福鶴見駅)で定期的に実施されており、受験料はいずれも1回につき3,400円です。試験時間は60分間、問題数は全部で40問のマークシート方式で8割の32問以上正解すると合格です。 地理試験はどこで受験できる? 地理試験の受験場所ですが、各タクシーセンターにて受験ができます。 施設名 住所 東京タクシーセンター 東京都江東区南砂7-3-3 神奈川タクシーセンター 神奈川県横浜市中区日ノ出町2-130-2階 大阪タクシーセンター 大阪府大阪市鶴見区鶴見4-5-9 地理試験はいつ受験できる? 受験の日程はタクシーセンターごとに異なりますので、ご自身の受験する府県の情報をご参照ください。 東京タクシーセンター 東京タクシーセンターが開催する地理試験の試験日は、月曜・火曜・金曜の週3日となります。ただし、休日と祝日、年末年始(12月29日~31日、1月2日~3日)は試験を行いませんのでご注意ください。なお、受付時間も決まっており、地理試験の手続きは10:00までとなっておりますので、それまでに必ず受付を済ませておきましょう。 神奈川タクシーセンター 神奈川タクシーセンターが開催する地理試験の試験日は、月曜・金曜の週2日となります。ただし、祝祭日は試験を行いません。受付時間は曜日によって異なり、月曜日は13:00~13:20となっています。金曜日は14:00~14:20が受付時間です。お間違えのないようご注意ください。 大阪タクシーセンター 大阪タクシーセンターが開催する地理試験の試験は、タクシーセンターの業務日ならいつでも受験できます。曜日によって受付時間が異なりますのでご注意ください。月曜・火曜・水曜・土曜に受験する場合には、受付は9:30~10:00となっています。木曜・金曜の場合は12:00~12:30です。受験の申請の際に、試験時間の詳細がアナウンスされます。 結果発表は当日 いずれのタクシーセンターで地理試験を受験する場合でも、試験結果は当日に発表されます。試験時間は60分で、合格発表も含めると約2時間を目安として予定を確保しておいてください。 地理試験の出題内容 地理試験の問題は、地図で示された主要幹線道路をこたえるもの、地図で示された主要施設をこたえるもので25問出題されます。それ以外の25問が応用問題とされ、主要施設と市区町村の関係や、駅との関係を問うもの、乗車地から降車地までの最短経路を問うものなどがあります。 東京23区と武蔵野市、三鷹市のタクシー事業所は流しでお客様をお乗せするのが基本ですので該当エリアの地理を勉強するのは不可欠であると思いますが、神奈川になると流しではなく、駅付けと無線配車が基本となってきますのでたとえば川崎市の北部のタクシーが三浦市などに行くことは極めて稀です。それでも一律で地理試験に臨まなければならないのは少し疑問が残ります。実際大阪の地理試験は北ブロック、中ブロック、南ブロックとエリアを分けて問題を出題しています(共通ブロック問題はあり)。 皆さん最初は受かるかどうか不安になりますが、数学的な問題ではなく全て暗記問題であること、また週に複数回試験が実施されている事から不合格でも、すぐさま次のチャレンジを行い合格を勝ち取っています。 地理試験の対策、勉強方法 簡単に言えばとにかく暗記をすることに尽きます。各タクシーセンターが発売している問題集がありますし、過去問題もあります。最近では専門の学校に会社負担で通わせるタクシー会社もあります。 基本問題25問、応用問題25問という構成ですので、前半の基本問題をなるべく全問正解できるようにするのが合格の一番の近道です。前半の基本問題の25問は、東京であれば6パターンの主要幹線道路、交差点図と主要施設図が用意されていますが必ずその中から出題されることが決まっています。ですのでこの6パターン×2の12パターンの幹線道路、交差点、主要施設を完全暗記してしまい25点確実に得点できるようになってしまえば、応用問題は25問中7問正解すればよいことになります。 また週に複数回の試験が実施されますので、極端な話をすればある程度山を張って勉強をし、一度外れたとしても何回か受験する間に山を張った個所が出題され合格できるという事もあります。 該当エリアの過去問や地図を購入しよう 地理試験は、都心部の幹線道路の名前や近くの観光地の把握などがポイントとなります。東京都、神奈川県、大阪府ではもちろんですがそれぞれ問題は異なりますので、受験する地域の地理試験の過去問やテキストを入手する必要があります。また、地理試験の勉強の際には、併せて地図も手元にあると理解が深まります。 東京都の地理試験の攻略方法 東京都の地理試験では主要幹線道路84本と交差点名45箇所、ホテルや大学などの関連施設を暗記することが近道です。これらを効率的に暗記するためには、地図を見ながら頻繁に確認し、繰り返し覚えることが大切です。地図を理解していないと応えられない問題もありますので、丸暗記ではなくしっかりと理解することが重要となります。 暗記が苦手な人には、語呂合わせを活用するとより効果的です。交差点や道路の名前に対してイメージしやすい言葉やフレーズを結び付けて覚えると記憶に残りやすくなります。また、交差点の名前の由来や位置する方角などの情報を利用すると理解を深めることができます。地理的な特徴や背景を理解することで、実際の運転時にも役立つ知識となるのでおすすめです。 地理試験の攻略には時間と努力が必要ですが、地図を使いながら積極的に覚えることや語呂合わせや由来を活用することで効果的な学習が可能です。合格へ向けて着実に取り組んで地理に詳しくなることでドライバーとしての自信を高めましょう。 地理試験の過去問はホームページで確認できる 地理試験の過去問は、各タクシーセンターの公式ホームページから閲覧することが可能です。問題傾向を把握することが目的なら、一度ホームページから確認してみてください。 東京都の地理試験 公益財団法人東京タクシーセンター「地理試験過去問題」 公益財団法人東京タクシーセンター「地理試験過去問題の解答」 神奈川県の地理試験 一般財団法人神奈川タクシーセンター「地理試験過去問題」 大阪府の地理試験 大阪の場合、出題範囲は営業区域を念頭において3ブロックに分けて出題されます。 ■北ブロック 対象エリア:池田市・箕面市・茨木市・高槻市・摂津市・島本町・豊中市・吹田市・大阪市(西淀川区/淀川区/東淀川区) ■中ブロック 対象エリア:大阪市(西淀川区/淀川区/東淀川区以外)・東大阪市・八尾市・守口市・門真市 ■南ブロック 対象エリア:堺市・高石市・泉大津市・和泉市・忠岡町 地理試験の過去問やテキストを入手する方法 試験勉強をしていくのに過去問やテキストが必要となり、書店で過去問やテキストを探しても見つからない…そういった経験があるかもしれません。地理試験の過去問やテキストは、基本的に書店では売られておらず、各タクシーセンターで販売しています。地理試験の必要となる東京、神奈川、大阪にはそれぞれタクシーセンターがあり、そこで教材が販売されています。なお、東京タクシーセンターで販売している地理教本は410円、地理問題例集は930円となっております(2020年2月現在)。 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは 地理試験の合格率 公に公表されている数値はありませんが、一般的に4割くらいといわれています。ただしこれは初回受験者の合格率のニュアンスです。地理試験は上記であるように複数回の受験が短期間で可能ですので1年に1回しかないような試験とは違います。イメージしやすいのは小学2年生の時に覚えた九九です。1の段、2の段と徐々に覚えていき、先生の前で発表したり、テストを行ったりしながら何度も間違えながらチャレンジして9の段まで覚えたと思います。あのイメージと地理試験は近しいと思いますので、失敗を恐れず何度かチャレンジを行うことによって受験者の合格率は限りなく100%に近くなっているのが現状です。 都心の地理に詳しくなくてもタクシー運転手になれる? 地方から都心部に来てタクシー運転手になる方もいるでしょう。このように土地に詳しくない場合でもタクシー運転手になれるのか心配だと感じるかもしれませんが、安心してください。地方から東京や神奈川、大阪などの都心部に来てタクシー運転手になる方も立派なタクシー運転手として活躍されています。こうした都心部でタクシー運転手として働くには、先ほどお伝えしたように地理試験を行うのですが、地理試験では道路の名前や観光地などに関する問題が出されます。地理試験の勉強で頭に入れた知識があれば、東京でも神奈川でも、あるいは大阪でも他の運転手に引けを取らない立派なタクシー運転手として乗務を始めることができるでしょう。とはいえ、「自分で勉強するのは苦手…」、「なんとなく不安…」と感じる方もいるかもしれません。しかし、タクシー会社に入社すれば、研修の一環として地理に関する勉強を行うことになります。 関連記事 東京のタクシードライバー(タクシー運転手)での勤務は稼げる?稼げない?地方との月収の違いはどのくらい? タクシー会社の研修では地理試験の受験をすることになる タクシー会社に入社する場合にはタクシーに乗務する前に、研修として地理試験の勉強や二種免許取得に向けた講義などを受けます。基本的には研修として、地理試験に向けてタクシーセンターの講座を受講することになります。タクシー会社によっては、社員の受験をサポートするために独自に地理試験の対策勉強会などを行ってくれます。地理試験は難易度が高いとも言われますが、先輩タクシー運転手にアドバイスを聞きつつ、タクシー会社のサポートを活かせば合格できるでしょう。 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は? 関連記事 二種免許の取得について 地理試験の過去問・テキストは各タクシーセンターの公式ホームページからご確認できます。それにタクシー会社の研修の一環としてタクシーセンターの講習を受ける場合には、その際に過去問とテキストをもらえます。地理試験は難しいと言われますが、タクシー会社のサポートを受けながらも各個人が積極的に勉強し、1回での合格を目指しましょう。なお、これからタクシー会社を探すのなら「ドライバーズワーク タクシードライバーの求人検索をご参考ください。なお、無料でタクシー業界に精通したキャリアアドバイザーに相談もできます。ぜひご活用ください。 ドライバーズワークの公式ウェブサイトであるタクノート -タクnote- では、タクシーに関連する様々なコラムを豊富に取り揃え、タクシードライバーとしての知識やスキル、業界の最新トレンドなど貴重な情報を提供しています。ぜひタクノートを利用して、あなたのタクシードライバーとしてのスキルや知識を向上させましょう!

タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは

タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは

タクシードライバー(タクシー運転手)に必要な資格の概要 タクシードライバー(タクシー運転手)に必要な資格は二種免許です。 東京・神奈川・大阪の一部の都心エリアでタクシー運転手として働くには地理試験の合格が必要になります。 タクシー運転手と一括りにしましたが、法人に所属して乗務する運転手と個人で乗務する運転手の2種類があり、それぞれ法人と個人のタクシー運転手になる方法は少し異なります。 法人タクシーと個人タクシーで運転手に必要な資格は異なる? まずは、法人と個人でタクシー運転手になるまでの流れを確認しておきましょう。 これを見てお気づきのように、法人に所属してタクシー運転手になる場合であっても、個人としてタクシー運転手になる場合であっても、必要となる資格は同じです。 関連記事 個人タクシーの運転手になるには?法人タクシーとの違いとは タクシー運転手(タクシードライバー)に必要な資格 ・二種免許の取得(受験資格:満21歳以上、第一種免許を取得してから3年が経過している) ・地理試験の合格(東京都・神奈川県・大阪府のうち一部の地域でタクシー運転手になる場合) タクシー運転手として、お金をもらってお客様を乗せる場合には必ず二種免許を取得しなければなりません。二種免許の受験をするには、21歳以上かつ、第一種免許を取得し、免許停止期間を除いて3年以上経過している必要があります。 また、東京都・神奈川県・大阪府のうち一部の地域でタクシー運転手になる場合には、該当エリアの道や建物について詳しくなくてはならず、地理試験の合格が必要となります。 「二種免許」とは 自分の車を運転するのに必要な免許は「第一種運転免許」、タクシーやバスのように"事業としてお客様を乗せてその対価としてお金を頂く場合"に「第二種運転免許」が必要になります。 一般的な乗用車を運転する際に必要になるのが「普通自動車第一種運転免許」なので、タクシー運転手として働くには「普通自動車第二種運転免許」が必要、ということになります。「二種免許」が必要とされる車両には、一般のナンバープレートとは異なる商業ナンバーがつけられています。 二種免許については、道路交通法の第八十六条に次のように規定されています。 『旅客自動車であるものを旅客自動車運送事業に係る旅客を運送する目的で運転しようとする者は、当該自動車の種類に応じ、第二種免許を受けなければならない。』 あくまで旅客自動車としてお金をもらってお客様を運ぶために必要であり、家族や友達を乗せることは事業目的ではないので一種免許で問題ありません。お客様を乗せずにタクシーを運転するだけであれば二種免許は不要です。あくまで、お客様を乗せてお金を頂く場合に二種免許が必要となるのです。ちなみに、飲み会の帰りにお世話になる運転代行を行う場合も二種免許が必要になります。 関連記事 二種免許の取得について 関連記事 【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要? 「二種免許」の種類 通常の運転免許に中型や大型といった種類があるように、二種免許にも車両の大きさや種類に併せた分類がございます。タクシー運転手に必要な資格は「普通第二種免許」ですが、バスの運転手であれば「中型第二種免許」や「大型第二種免許」が必要になります。中型と大型は乗車人数や車両の重要によって区分されています。 さらに二種免許の中にはマイナーな資格ですが、「大型特殊第二種免許」と「牽引第二種免許」がございます。 「大型特殊種免許」はクレーン車やショベルカーなどが該当しますが、そういった特殊車両を旅客目的で使用されることは少ないので、あまり実用性のある免許ではないようです。「牽引第二種免許」はトレーラーバスのために必要ですが、現在は西東京バスの「青信号」が唯一のトレーラーバスなので、こちらも実用性のあまりない免許です。 大型免許を所有していれば、中型二種や普通二種も兼ねることができるので、バスの運転手がタクシー運転手になる場合、そのままでOK、ということになります。 二種免許の受験資格 二種免許の受験資格は満21歳以上であり、第一種免許を取得してから3年が経過している事が条件です。免許取り消しなどにあっていた場合は、その停止されていた期間は除いた期間の累積となります。大型免許、中型免許、準中型免許、普通免許、大型特殊免許の第一種免許のうちひとつでも3年以上あればOKです。 また、視力は両目0.8以上片目0.5以上と第一種免許の両目0.7以上、片目0.3以上と比べて若干厳しくなっています。さらに立体感を図るための視力検査も行われます。他人の命を預かることにもなるのでこうした適性検査が厳しくなるのも納得ですね。 二種免許の学科試験 問題形式はマークシート式で全部で95問。(文章問題90問、イラスト問題5問)。文章問題が1問1点、イラスト問題が1問2点の合計100点満点の試験です。90点以上で合格です。一種の試験に比べ応用問題が多く、難易度も高くなっています。 また普通第二種と大型第二種、大型特殊第二種、けん引第二種の試験問題が同じであるため、タクシー運転手になりたくても、バスに関しての問題なども解く必要があります。ちなみに、他の二種免許を取得している場合は学科試験免除になります。 二種免許の技能試験 一種免許取得の時と同様に教習所内での試験と路上試験があります。第一種免許に比べ採点内容の基準は厳しく90点以上(一種免許の技能試験は80点以上)で合格となります。教習所内ではV字型の鋭角コースの旋回や縦列駐車、方向転換が出題されます。 二種免許取得に苦労する人は意外にも運転技術に自信のある方のようです。普段の運転でついてしまった癖によって不合格になってしまうケースも多いようです。もう一度基本的な運転技術を改めて見直すようにすることが必要です。 二種免許取得に必要な講習 二種免許取得に必要な上記の学科試験と技能試験に合格した後、応急救護処置講習と旅客者講習という講習を受講する必要がございます。 講習名 主な内容 講習時間 料金 応急救護処置講習 ・応急救護処置の基礎知識・応急救護の実技(心肺蘇生法、止血法等) 6時間 8,400円 旅客者講習 ・運転に係る危険の予測・夜間や悪条件下での運転・子供、高齢者、身体の不自由な方への対応 6時間 18,600円 出典:一般社団法人東京指定自動車教習所協会 二種免許取得期間と金額について ①自分で教習所に通って取得するパターンと②二種免許取得制度があるタクシー会社に入社してから取得するパターンがございます。 ①の場合、通いと合宿で多少前後しますが、220,000円~250,000円で7~10日ほどで取得可能です。 ②の場合、費用を会社で全負担してくれるところがほとんどなので費用については心配することはありませんが、一定期間以上勤務しないと返済義務が発生するといった会社も多いです。多額の免許取得費用を負担してすぐに辞められては会社も利益が出せないので当然ですね。応募条件や面接などで確認しましょう。 「地理試験」について 東京・神奈川・大阪といった都市部でタクシー運転手になるためには地理試験に合格する必要があります。タクシー運転手はお客様を安全かつ迅速にお送りする必要があるため、営業区域内の地理について詳しくなければなりません。営業エリア内にある道路や交差点の名称などをはじめ、有名な建物の所在地などの知識が必要になります。このほか、目的地まで向かう際の最短ルートや、そのルートの運賃や所要時間なども正確に把握しておくことが必要です。 地理試験が必要な具体的なエリアについて以下のとおりです。 東京都・・・23区と武蔵野市、三鷹市(23区は、別名特別区とも言われています) 神奈川県・・・横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市 大阪府・・・大阪市、池田市、箕面市、茨木市、高槻市、摂津市、島本町、豊中市、吹田市、東大阪市、八尾市、守口市、門真市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、忠岡町 地理試験の内容について 地理試験の正式名称は「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」であり、「指定のエリアに関する地理に関する内容」と「タクシー事業に係る法令、安全及び接遇」の二科目がございます。両方とも合格して初めてその地域でタクシードライバーとして従事できるようになります。 「指定のエリアに関する地理に関する内容」としては、地図で示された主要幹線道路を答えるものと地図で示された主要施設を答えるものが出題されます。応用問題として、主要施設と市区町村、駅との関係を問うものや、乗車地から降車地までの最短経路を問うものなどがあります。 「タクシー事業に係る法令、安全及び接遇」については、下記のような内容が出題されます。 法令・・・道路運送法、タクシー業務適正化特別措置法、その他の関係法令に関すること 安全・・・当該指定地域における交通事故の発生状況、交通事故の防止及び事故発生時の措置に関すること 接遇・・・タクシーの運転者の基本的な心構え及び接遇に関する事項や高齢者・障害者等の乗車、降車等におけるタクシー運転者の対応に関すること 地理試験の試験会場について タクシーの地理試験の開催場所は、各県のタクシーセンターにて実施しています。以下に東京、神奈川、大阪の地理試験会場についての詳細を記載します。また、大阪の地理試験の概要が変更になりタクシーセンターでの講習(4日間)を受講するのが義務付けられており、講習の最終日に地理試験を受ける流れになります。 東京都の地理試験会場について 施設名 公益財団法人東京タクシーセンター 住所 東京都江東区南砂7-3-3 開催日 月・火・金曜日(但し、休日、祝日及び12月29日から12月31日までと1月2日、1月3日を除く) 受付時間 「地域に係る地理」を受験される場合は午前10時まで「法令、安全及び接遇」を受験される場合は午後1時まで 所要時間 各科目申請手続きから合格発表まで概ね2時間 受験料 各科目ごとに3,400円) 問題数 地域に関する地理の科目は40問中32問以上で合格法令、安全及び接遇の科目は45問中36問以上で合格 合格発表 所要時間内に発表します 持ち物 受験料、運転免許書、筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン) 参考URL 公益財団法人東京タクシーセンター 神奈川県の地理試験会場について 施設名 一般財団法人神奈川タクシーセンター 住所 神奈川県横浜市中区日ノ出町二丁目130番地 開催日 月・金曜日(※月曜日は法令、安全及び接遇の試験のみ) 受付時間 「地域に係る地理」を受験される場合は午前9時~9時20分まで「法令、安全及び接遇」を受験される場合は月曜日午後1時~1時20分、金曜日午後2時~2時20分 試験時間 各科目1時間 受験料 各科目3,400円 問題数 地域に関する地理の科目は40問中32問以上で合格法令、安全及び接遇の科目は45問中36問以上で合格 合格発表 所要時間内に発表します 持ち物 受験料、運転免許書、筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン) 参考URL 一般財団法人神奈川タクシーセンター 大阪府の地理試験会場について 施設名 一般財団法人大阪タクシーセンター 住所 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目5番9号 開催日 事前に申込みが必要なので、タクシーセンターに要確認 受付時間 事前に申込みが必要なので、タクシーセンターに要確認 試験時間 各科目1時間 受験料 各科目3,400円 問題数 地域に関する地理の科目は文章問題40問(○×式:25問、選択肢式:5問、地図問題:10問)80点以上で合格法令、安全及び接遇の科目は文章問題15問(○×式:10問、選択肢式:5問)80点以上で合格 合格発表 所要時間内に発表します 持ち物 受験料、運転免許書、筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン) 参考URL 一般財団法人大阪タクシーセンター 地理試験のポイント 試験問題は、基本問題25問、応用問題25問という構成です。前半の基本問題をなるべく全問正解できるようにするのが合格への近道です。 基本問題は、東京であれば6パターンの主要幹線道路、交差点図と主要施設図が用意され、必ずその中から出題されることが決まっています。この6パターン×2の12パターンの幹線道路、交差点、主要施設を完全暗記してしまい25点確実に得点できるようになってしまえば、応用問題は25問中7問正解すればよいことになります。 地理試験の初回での合格率は一般的に4割くらいと言われ、難易度の高い試験といえます。何度でもチャレンジできる試験なので、繰り返しトライして合格する方もたくさんいらっしゃいます。1度失敗してもあきらめずにチャレンジしましょう。 勉強方法としてはやはり暗記がポイントです。各タクシーセンターでは過去問題集が販売されていますので、ひたすら暗記に取り組みましょう。タクシー会社によっては入社後の研修として地理試験の勉強ができる会社もあるのでそういった研修を利用するのも一つの手でしょう。 暗記することはとても大変なことですが、お客様の行き先に最短ルートで案内できたり、効率的に流し営業ができるようになったりと実務に直結することなので試験のために、というより実務でどう活かしていくか、を考えて勉強を進めるとよいでしょう。 関連記事 【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要? タクシー運転手に必要なスキルについて タクシー運転手になるためには以下のようなスキルも大切なので試験勉強と併せて日々磨いていきましょう。 安全運転のスキル 当然のことながら運転技術は必要です。タクシー運転手に求められる運転技術は、安全運転であること。また、丁寧な運転であることです。事故を起こさないことはもちろんですが、急ブレーキや急発進も避けてください。なるべく車の揺れが少ない運転ができるとお客様の満足度も高くなるでしょう。運転が荒くならないように気を配り、お客様を不快にさせないよう心がけてください。コップに水をいれて零さないような練習も効果的かもしれませんね(笑) 接客のスキル 忘れてしまいがちですが、タクシー運転手は接客業です。接客のスキルも大切です。人と接するのが好きでコミュニケーション能力のある方、どんな人に対しても笑顔で明るく接することのできる方は、接客スキルが高いケースが多いでしょう。また、気配りができることも大事なスキルの1つです。些細なことであっても、常にアンテナを張って、お客様に対して丁寧に接することが大事です。 地図を暗記するスキル タクシー運転手という仕事柄、地図を暗記できるスキルはあったほうがよいでしょう。タクシーにはカーナビが搭載されていることが多いですが、カーナビを入力している時間は意外とお客様のストレスになってしまうもの。やはり自分の走るエリアの地理には詳しいほうがよいでしょう。すぐに道を覚えられるスキルがある方はタクシーの仕事も難なくこなせるはずです。 いかがでしたでしょうか。ここまでタクシー運転手に必要な資格やスキルについて見てきました。タクシー運転手は努力次第で収入アップが見込める仕事です。ぜひタクシー業界で活躍してみてはいかがでしょうか。もし今、転職先を探しているのであればタクシードライバー・運転手の求人・転職ならドライバーズワークをご利用ください。 関連記事 タクシー運転手が知っておくべき接客やビジネスマナー 関連記事 タクシー運転手の研修ってどんなことをするの?教育体制は?

なぜ二種免許費用のかからない求人が多いの?退職する際は返還が必要?

なぜ二種免許費用のかからない求人が多いの?退職する際は返還が必要?

タクシードライバー(タクシー運転手)に必要な二種免許。その取得費用を負担してくれるタクシー求人は多くあります。どうしてタクシー会社が費用を負担してくれるのでしょうか?また、二種免許してから退職する際に起こるトラブルについても学んでいきましょう。 関連記事 二種免許の取得について 二種免許の取得費用を負担してくれるタクシー求人が多い 普通自動車の運転免許には二種類あり、タクシー運転手としてお客様を乗せて、その対価としてお金をいただくという業務を行う場合、二種免許というものが必要になります。自家用で普通自動車を運転するために多くの方が取得する免許は普通自動車の一種免許です。二種免許を取得するには一種免許を取得してから3年経過している必要があり、取得には講習や試験を受けなければなりません。当然、二種免許を取得するには費用や日数が掛かります。 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは 一種免許を取得したときと同じように、自動車教習所を活用して通学や合宿で学科教習と技能教習を受け、運転免許センターに試験を受けに行く方法、もしくは直接運転免許センターに行って試験を受験する方法があります。この費用を負担してくれるタクシー会社が多くなっているのです。 普通一種免許を持っていれば採用してもらうことができ、研修の一環として二種免許を取得させてもらえます。その研修中には給料も支給されるというメリットがあります。 どうして免許取得費用を負担してくれるの? 本来なら二種免許を取得した状態で転職すべきではあるのですが、現状は二種免許を取得する前に雇ってくれるタクシー会社が多いです。その理由としてはタクシー運転手の人材が不足している会社が多いことが挙げられます。普通免許(一種免許)を持っていたとしても、二種免許を持っている方はそう多くはありません。 もし二種免許を持っていなければ応募できないとなれば、当然タクシー求人に応募してくる人材は少なくなってしまいます。タクシー業界だけの問題ではないのですが、売り手市場(求職者に対して求人が多数ある状態)の今、どこの会社も人材を求めています。 そうした背景がある中、幅広い層に募集かけ、1人でも多くの人材を獲得していくためにはタクシー求人に魅力を感じてもらう必要があります。その魅力の1つとして二種免許の取得費用を会社で負担したり、入社祝い金を支給したり、寮を作って住まいのサポートをしたりしているのです。 二種免許の取得にかかる期間は? 二種免許の取得にかかる期間は取得の方法によって異なります。合宿であれば最短8~10日程度で取得可能ですが、通学の場合は約20日が目安となります。 合宿の場合、教習所に一定期間滞在し密集したカリキュラムで教習を受けることができるため、短期間で集中的に学ぶことができます。取得までの期間が比較的短くなるので免許取得を急ぐ方には適しています。通学の場合は平日や週末に定期的に通学して教習を受けることができるため、自分のペースで教習を受けることができます。ただし、通学は日数がかかることから免許取得までの期間が長くなります。 二種免許の取得にかかる期間は個人の学習スピードや経験によっても異なるため自身の都合や目標に合わせた取得方法を選ぶことが重要です。 二種免許の取得が19歳から可能になる? 現状では二種免許を取得するための条件として、普通第一種免許を取得してから3年以上経過しないといけないというものがあります。普通第一種免許を取得できるのは18歳以上ですから、少なくとも21歳以上でなければ二種免許を取得できません。高校卒業したばかりの新卒だと3年間はタクシー乗務以外の業務をさせることになりますが、タクシー会社にはそれだけの余裕はなく、高卒採用は困難となっていました。 警察庁は2016年度から年齢制限の緩和を検討した結果、普通第一種免許を取得してから1年以上、年齢で言うと19歳以上でも免許試験合格後の教習プログラムを受講すれば、タクシーやバスの運転ができると判断しました。まだ、実施にまでは至っていませんが、近ごろ二種免許の受験資格が緩和されるでしょう。 退職をする際には費用を返還する必要がある? 二種免許を取得させてすぐに辞められる可能性もあります。先行投資をして免許を取得させたのに、退職して他の会社に転職されてしまえばタクシー会社としては手痛い損失となります。この免許取得後すぐに辞めることがトラブルとなり、タクシー会社が退職者に二種免許取得の費用の返還を求め、裁判で争った例もあります。結果で言うと、一定期間内に退職した場合には、退職者に対して免許の取得にかかった費用の返還が求められました。 ポイントは、タクシー会社が“退職を認めない”のではなく、“費用の返還を求めた”ことです。労働者の自由意思を拘束して退職を認めないというのは労働基準法第16条に反することになりますが、一定期間働けば返還義務がなくなる・期間内で退職する場合には返還するというように、退職の自由を認めていれば労働基準法に違反しないとの見解が優勢です。期間に関しては、2年間を目安にすると良いでしょう。 具体的には契約書に書かれていることが多いので、そちらを確認してください。 二種免許を自力で取得する場合の費用は? 教習所に通う場合の二種免許取得費用は、一般的に25万円から40万円程度とされており、これには教習料、試験料、教材費などが含まれます。教習所では合宿と通学の2種類の取得方法がありますが、合宿の場合は20万円前後が相場となっています。 また、既に他の免許を持っている場合や経験によっても費用が異なることがあります。特に大型、中型、準中型免許を持っている場合、二種免許への切り替えにかかる費用が抑えられることがありますので事前に詳細を確認することが重要です。 ちなみに、免許試験場での一発試験の受験料は約4万円程度ですが、こちらは合格率が非常に低くなっています。そのため、複数回試験を受けることを考慮すると教習所に行って取得する方法が確実性が高く費用を抑えられる可能性があります。 二種免許を持った状態で入社するメリットもある 免許の取得費用を会社が負担してくれることが多いので、免許取得者は損なのではないか?と感じるかもしれませんが、二種免許を取得した状態で入社することにはメリットもあります。例えば、費用返還の縛りがないことです。費用面ではいつでも退職できると思えるので、少し精神的に楽かもしれません。また、二種免許を持っている方の場合は、入社祝い金を多くもらえることがあります。入社祝い金に関して詳しくは次の記事をご覧ください。 関連記事 タクシー求人の入社祝い金とは?なぜ入社するだけでお金がもらえるの? 二種免許の取得に関してはタクシー会社が負担してくれる求人が多くあります。その他にも、入社祝い金や住まいのサポートなどの特典を用意しているタクシー会社も多いです。ただ、どの特典を用意しているかはタクシー会社によって異なります。求人を探す際にはこうした特典も選ぶ基準の1つとしても良いのではないでしょうか。それでは早速、タクシードライバー・運転手の求人を探していきましょう。 関連記事 【これからドライバーになる方向け】免許の種類 ドライバーズワークの公式ウェブサイトであるタクノート -タクnote- では、タクシーに関連する様々なコラムを豊富に取り揃え、タクシードライバーとしての知識やスキル、業界の最新トレンドなど貴重な情報を提供しています。ぜひタクノートを利用して、あなたのタクシードライバーとしてのスキルや知識を向上させましょう!

タクシードライバーに必要な英語のスキル【英会話フレーズ75選】

タクシードライバーに必要な英語のスキル【英会話フレーズ75選】

外国人観光客の増加に伴い、タクシー業界においても外国人のお客様を乗せる機会は増えてきました。タクシードライバーとして少しでも英語を話せたほうが、外国人の乗客とのコミュニケーションが円滑に進むでしょう。ここでは、シーン別で使える簡単な英語フレーズについて紹介していきます。 関連記事 タクシー運転手が知っておくべき接客やビジネスマナー タクシー関連の英語表現 そもそも「タクシー」は「taxi」と表現します。発音は「タクスィ」で「タ」にアクセントを置いて強調し、語尾は「シー」ではなく「スィ」と発音するとよりネイティブに近い発音になります。国によっては「cab」「taxicab」などと表現される場合もあります。また、「タクシーを呼ぶ」は「call a taxi」、「タクシーをつかまえる」は「pick up a taxi」、「タクシー乗り場」は「a taxi stand」などと表現されます。 お客様との会話で使える基本的な英語フレーズ 英語をすぐに話すことは難しいかもしれません。ただし、仕事で使う可能性のあるフレーズだけでもあらかじめ覚えておけばスムーズな接客ができるでしょう。以下では、「乗車時」、「走行時」、「会計時」に分けて基本的な英語フレーズを紹介していきます。また、「車内で使える雑談」も紹介しますので、英語での会話に慣れてきたら使ってみましょう。 乗車時に使える英語について お客様が乗車してきたら、まずは「Hello!」と気持ちよく迎えましょう。その後、以下のフレーズを使ってください。 “Please get in.” (どうぞご乗車ください。) “Let me close the door.” (ドアを閉めます。) この際には会話以外でも気をつけたい点があります。それはタクシーの自動開閉式ドアです。外国人観光客の多くは自動で開閉するドアに慣れていません。お客様の足や荷物を挟まないように注意しましょう。お客様が乗車したら、行き先を聞きます。 “Where are you going?” (どちらまで行かれますか?) “What is your destination?” (行き先はどちらですか?) “Do you have the address?” (行き先の住所はわかりますか?) 上記のフレーズを使ってください。また、お客様に目的地までの距離や時間などを聞かれることもあるでしょう。例えば、“How far is Kaminarimon from here?”(ここから雷門まではどのくらいですか?)と聞かれた場合には以下のように答えます。 “It takes about 30 minutes if there is no traffic.” (渋滞がなければ約30分で到着します。) このように的確に答えられるようにしておくとよいでしょう。 関連記事 タクシードライバーってカーナビを使ってもいい?使わないほうがいい? 走行時に使える英語について お客様から行き先を聞いたら、いよいよ出発です。出発時に使える英語フレーズについては以下を参考にしてください。 “Please fasten your seatbelt.” (シートベルトをお締めください。) “I need you to buckle up, it’s the law.” (シートベルトの着用は法律で義務づけられています。) “Thank you for your cooperation.” (ご協力ありがとうございます。) また、交通渋滞を避けられないケースも多々あると思います。もし、走行時に渋滞に遭遇してしまった場合には、お客様に一声かけることを心がけましょう。 “I am sorry but we are stuck in traffic.” (ご迷惑おかけしますが渋滞にはまっています。) “It should take 15 minutes or so to get out of the traffic.” (渋滞を抜けるのに15分くらいかかりそうです。) “Do you want to take a detour to avoid the traffic jam?” (渋滞を避けるために迂回しますか?) “Would you like to take a toll road?” (有料道路を利用しますか?) 会計時に使える英語について 目的地に到着したら最後は会計です。スムーズな会計をして最後まで気持ちのよいサービスを心がけてください。基本的な英語フレーズは以下のとおりです。 “It's 2,400 yen.”(2,400円です。) “It is 2,400 yen including the highway fee.” (高速道路の料金を含めて2,400円です。) “We accept credit cards.” (クレジットカードのご利用も可能です。) “Would you like the receipt?” (レシートはご利用ですか?) “I don’t have a chipping custom system.” (チップはいりません。) “Thank you for your ride.” (ご乗車頂きありがとうございます。) 雑談に使える英語について 基本的な会話のやり取りに慣れてきたら、次は雑談をしてみましょう。雑談に使える英語は以下のとおりです。 “When did you arrive Japan?” (日本にはいつ着いたのですか?) “Is it sightseeing? Or business?” (観光ですか?それとも仕事ですか?) “Until when are you staying?” (日本にはいつまで滞在するのですか?) “Which country are you from?” (どちらの国から来られたのですか?) “Enjoy your stay. Welcome to Japan!” (日本滞在を楽しんでくださいね!) 実際の会話例は以下の通りです。 運転手 「Which country are you from?」(どちらの国から来られたのですか?) 乗客 「I came from America. 」(アメリカから来ました。) 運転手 「Is it sightseeing? Or business?」(観光ですか?仕事ですか?) 乗客 「For sightseeing.」(観光です。) 運転手 「Enjoy your stay. Welcome to Japan!」(日本滞在を楽しんでくださいね!) お客様がよく使う英語のフレーズ ここまではお客様に対してタクシードライバーが使う英語のフレーズをお伝えしました。ここからは、お客様が使う英語のフレーズをご紹介します。どういったことが、どういう表現で言われるのか知っておくのは重要なことです。それを知っておくことによって、お客様が言った内容を聞き取りやすくなりますし、理解もしやすくなります。円滑にコミュニケーションを取るためにも、お客様がよく使う英語のフレーズを学んでいきましょう。こちらに関しても「乗車時」、「走行時」、「会計時」に分けて基本的な英語のフレーズをご紹介します。 乗車時によく使われる英語 まずは、お客様をタクシーに乗せる場面。以下のような質問をよく受けます。 “May I get in?” (乗車してもよいですか?) “Could you put it in the trunk?” (トランクに積んでいただけますか?) “Can you put the baggage in the trunk?“ (トランクに荷物を入れてもらえますか?) “Open the trunk, please.” (トランクを開けてください。) アメリカやイギリスでは行き先を伝え、タクシードライバーと合意したら交渉成立となり、乗車する流れとなっています。そのため、最初に乗車してもよいか聞かれることがあるでしょう。それに対しては“Sure.” (もちろんです。)といったように答えてください。 また、荷物に関してですが、“baggage”はアメリカ英語となり、イギリス英語では”luggage”と表現します。発音的にはそこまで変わらないので迷うことは少ないかもしれませんが、タクシードライバーがよく聞く単語となりますから覚えておきましょう。乗車後には、話題は行き先へと移ります。 “Can you take me to the Narita Airport, please?” (成田空港までお願いします。) “Can you go to at the Tokyo Skytree?” (東京スカイツリーまでお願いします。) “I would like to go to the Tokyo station.” (東京駅まで行きたいです。) “I want to go to the Tokyo station.” (東京駅まで行きたいです。) “I’m going to the Tokyo station.” (東京駅まで行きます。) “Take me to this address, please.” (この場所まで連れて行ってください。) お願いをするに当たっては「~してくれますか?」という意味になる“Can you ~ ?”や、それをさらに丁寧にした“Could you ~ ?”という表現を使うのが一般的です。行き先を伝えるのに関してはお客様が行きたい先が分かればよいことから、「~したい」という意味になる“I want to go to ~.”や、その丁寧表現に当たる“I would like to go to ~.”を使うこともありますし、“I’m going to ~.”で「~に行きます。」と言われることもあります。また、地図を見せてきて、ここまで連れて行ってほしいと伝えられることもあります。 途中で寄りたい場所があるときなど、行き先が複数ある場合には以下の表現を使います。 “Can you stop by restaurant before you go to Akihabara station?” (秋葉原駅へ行く前にレストランに寄ってもらえますか?) “Could you wait for me here, please?” (ここで待っていてもらえますか?) “Can you wait for a few minutes in here?” (少しだけ待っていただけますか?) 目的地までの所要時間を質問されることがあります。 “How long will it take to get there?” (そこまで行くのにどのくらいの時間がかかりますか?) “How long does it take to the airport?” (空港まではどれくらいかかりますか?) 時間についての質問に答えるときには“It takes about 30 minutes.” (30分くらいかかります。)といった表現を使ってください。 続いては料金に関しての質問です。 “How much will it cost?” (いくらくらいかかりますか?) “About how much?” (いくらくらいかかりますか?) “Can you take me there for 5,000 yen?” (5,000円でそこまで行っていただくことはできますか?) “Do you offer flat rates?” (固定料金はありますか?) 観光タクシーやハイヤーの場合には固定料金がありますから、固定料金の有無について聞かれることもあります。 走行時によく使われる英語 続いてはタクシーを走らせているときにお客様の使う英語のフレーズについて見ていきましょう。お客様が土地に詳しかったりこだわりがあったりする場合には走る道の誘導を受けることもあります。 “Can you make a right turn?” (右に曲がってください。) “Can you make a left at the next light?” (次の信号で左に曲がってください。) “Keep on going straight.” (真っすぐに行ってください。) “Follow the road.” (道なりに進んでください。) “Stop in front of the Kyoto station.” (京都駅の前で停まってください。) “Go in the driveway.” (ドライブウェイに入ってください。) ドライブウェイとは、車道から家屋やビルの入り口前に通じる私設道のことを言います。分からなければ“Can you make a right turn?”などと言い換えてくれるとは思いますが、その間にもタクシーは進んでいます。ギリギリになってからお客様からの指示を理解し、急に曲がるのは危険です。普段とは違う、外国語での会話に緊張するかもしれませんが、安全を最優先させていきましょう。 お客様によっては急いでいることもあります。そんなときに使われる表現も確認しておきます。 “Take the shortest way, please.” (一番近い道で行ってください。) “Can you hurry up?” (急いでもらえますか?) “Can you get there by 8:00 p.m.?” (午後8時までに着けますか?) “Can you go faster?” (もう少し速く走れますか?) “Are we almost there?” (そろそろ着きますか?) “How much longer?” (あと何分くらいですか?) “Here's fine.” (ここでけっこうです。) 急いでいるときに渋滞などに巻き込まれたときには“Here's fine.”といって降車する方もいます。また、目的地近くになって、降車場所を指定するときにもこのフレーズが使われます。 会計時によく使われる英語 最後は降車の際に使われる英語のフレーズです。支払いで使われる英語のフレーズも覚えておいてください。 “Can I use credit cards?” (クレジットカードは使えますか?) “May I have a receipt, please?” (領収書をもらえますか?) “Can I have the change please?” (お釣りをください。) “Keep the change.” (お釣りは取っておいてください。) 外国人観光客が増えている昨今、タクシードライバーにも英語のスキルが求められています。ここに紹介した75の英語フレーズの中から、まずは2つ3つだけでも覚え、接客するときに実際に使ってみてください。少しずつ英語が話せるようになっていき、タクシードライバーとしての価値を高めていきましょう。 新着タクシー求人を見る タクシー運転手の英語学習におすすめの書籍 タクシー運転手の英語学習におすすめの本を4冊ご紹介します。 ・30歳高卒タクシードライバーがゼロから英語をマスターした方法 著者である中山哲成さんがごく普通のタクシードライバーから、4年間で英語をペラペラと自由に話せるようになった勉強方法が公開されています。 ・海外からのお客様を英語で案内・応対するための表現集 タイトルの通り、海外から来日した方々が日本滞在中に観光・ショッピング・食事・宿泊・移動などの様々な場面で気持ちよく過ごせるように、英語で案内・接客・応対できる表現、および日本の文化や観光地なども紹介できる表現を収録しています。この一冊をマスターすることで英語でスムーズに会話をすることが可能となるでしょう。 ・外国人送迎ドライバー向け接遇マナーの基本と接客英語 元国際線キャビンアテンダントが4年にわたりドライバーに接客英会話の研修を実施してきた経験を活かして書き上げられたドライバー向けのテキストです。マナーの必要性から接客英語の基本フレーズ、覚えておきたい英単語も収録されており、外国人に向けた「日本のおもてなし」を表現するための接客英語とマナーを学ぶことができます。 ・キクタン接客英会話【交通編】 耳を使った学習で使える英語をモノにできるキクタンシリーズの【交通編】です。「電車」「タクシー」「バス」「レンタカー」などのジャンル分けて、全61シーン207フレーズを取り上げています。「タクシー」ジャンルを重点的に言えるようにすることで十分な英語力が見につけられるでしょう。 外国人旅行客の増加を受けて各社でも能力開発!今、タクシードライバーに求められるスキルは? 近年、日本政府より観光立国の推進を受けて日本への外国人旅行客が増加傾向にあります。それを受けて、羽田空港国際線の発着枠を増加するなど、外国人によるタクシー利用率が上がってきています。そこで、タクシー業界ではタクシードライバーに外国人の接遇面をさらに強化するため、さまざまな取り組みをしています。今回は、現在のタクシードライバーが力を入れている外国人の待遇面をご紹介します。 東京のタクシードライバーの取組み『外国人旅客接遇研修』とは 東京は、日本でも多くの観光地が集まる場所として多くの外国人旅行客が集まる地として注目されています。そこで、東京で働くタクシードライバーが研修時に必ず訪れる江東区にある「東京タクシーセンター」では、外国人旅行客の接遇面を強化するために『外国人旅客接遇研修』という研修を実施しています。研修内容は、レベルに応じて色々と違いますが、ロールプレイング実習を取り入れた研修が主になっており、外国人の習慣を学び、普段タクシードライバーが営業で使う英語や緊急時の対応(英会話)などを習得して接遇向上を目的に行われています。レベルは、初級~上級まであり、研修内容をICレコーダーなどで録音も可能なので、タクシードライバーの多くは受講後、自身で発音などのトレーニングをしています。研修費用は、1受講2,700円となっており、申込みは直接「東京タクシーセンター」へ電話連絡して予約します。また、各種学習教材なども用意されているので、それを購入して勉強をするタクシードライバーも多いようです! 関連記事 東京のタクシードライバー(タクシー運転手)での勤務は稼げる?稼げない?地方との月収の違いはどのくらい? 英語講習会を取り入れているタクシー会社が増加 外国人旅行客の増加を受け、東京観光事業に力を入れているタクシー会社のほとんどが英語講習会などの語学研修会を開き、外国人向けの接遇に強化を図っています。タクシー会社の中には、英語以外にも韓国語や中国語、フランス語もできるタクシードライバーも在籍しており、これを見ても分かるように今やタクシードライバーも語学力が求められる職業になったといえるでしょう。タクシー会社によっては、語学レベルごとに配車先を振り分ける活動をしているところもあるようです。このような仕組みのタクシー会社もあるので、タクシードライバーは、一人でも多くのお客様獲得に向けて積極的に研修会に参加しています。 日本最大手『日本交通』の外国人旅行客向けに行っている取り組み 東京観光事業に最も力を入れているのが、日本最大手『日本交通』と言っても過言ではないでしょう。日本交通では日本での国際化を受け、いち早くさまざまな研修を取り入れています。たとえば、1ヶ月のロンドン留学研修や独自のテキストを用いて毎月2回の英語講習会開催など、語学面の強化に力を入れています。また、日本交通では研修だけでなく、東京観光を盛り上げるため、株式会社ぐるなびと提携し、旅情報誌「ぐるたび」内に特設ページを設置するなど、外国人観光客問わず観光を目的とする全ての人にタクシー利用に繋がる活動を積極的に実施しています。ちなみに「ぐるたび」とは、旅先のグルメ体験や旅の楽しい情報を地元住民や地元密着のライターによって発信するサイトで、日本交通の特設ページには東京観光ドライバーがタクシードライバーならではの観光スポットを紹介する情報サイトです。 タクシードライバーのこれから 今後日本国内にはますます外国人旅行客が増えると考えられます。これからタクシードライバーを目指す方も、既にタクシードライバーの方も、中長期視点ではさまざまな乗客のニーズに合わせた接客、接遇が求められてくると思われます。既に外国人旅行客からは日本のタクシーは接遇がとても素晴らしいと評価されていますが、スキルアップしていくことでタクシー利用者は今後さらに増えていくことが期待できます。今からでも遅くありません!少しずつ簡単な英会話から勉強してみてはいかがでしょうか?! ドライバーズワークの公式ウェブサイトであるタクノート -タクnote- では、タクシーに関連する様々なコラムを豊富に取り揃え、タクシードライバーとしての知識やスキル、業界の最新トレンドなど貴重な情報を提供しています。ぜひタクノートを利用して、あなたのタクシードライバーとしてのスキルや知識を向上させましょう! 関連記事 プロドライバーになるための定義・条件とは 新着タクシー求人を見る

二種免許の取得について

二種免許の取得について

タクシードライバー(タクシー乗務員)として乗務開始するために必要な二種免許。タクシードライバー未経験の場合に、いつ取得すれば良いのか?という疑問を持つ方は多いと思います。しかし、転職する前に必ずしも取得しておく必要はありません。タクシー会社の求人情報を見ると、多くの求人情報に二種免許取得支援制度や、二種免許取得に掛かる費用をタクシー会社が負担してくれるような記載を見かけるかと思いますが、その通りで入社した後に二種免許取得支援を行っているタクシー会社がほとんどなので、二種免許の準備のことを事前段階であまり心配する必要はありません。このページでは二種免許について詳しく説明します! 一種免許と二種免許の違い 一種免許は自家用車を運転するための免許であるのに対し、二種免許は乗客を運ぶ目的で車を運転するための免許です。タクシーやハイヤー、バスなど、乗客を輸送することに対して運賃を受け取る業態では二種免許が必要になります。二種免許の学科試験では、一種免許の試験と同じく、学科試験と技能試験の2科目で採点されますが、一種免許で習ったことに加えて旅客自動車の運転に関する知識を問われます。技能試験では、一種免許よりも二種免許のほうが合格点が高めに設定され厳しく採点されます。また、試験に合格したあとは、「応急救護処置講習」と「旅客者講習」の2つの講習を受けなければなりません。人の命を預かる仕事には欠かせない知識と技能を習得することが求められます。 二種免許の受験資格 二種免許を取得するには、いくつか条件があります。普通自動車一種免許を取得できるようになるのは満18歳以上ですので普通免許を取得して3年以上を満たすためには年齢は21歳以上ということになります。まずは自分がこの条件をクリアしているかを確認してください。深視力検査について不安な方は、お近くの眼科などでも検査をしている場合がほとんどですので、教習所やタクシー会社へ面接に行く前に受診するのもよいでしょう。 なお2022年5月より、特別な教習を修了することで19歳以上かつ普通自動車一種免許の取得後期間が通算1年以上あれば、二種免許の運転免許試験を受けることが可能になりました。ただしこの場合の教習受講費用や二種免許費用の負担については各タクシー会社によりますので、よくご確認ください。 普通二種免許取得の基本的な条件 年齢が21歳以上であること。 第一種免許を取得してから3年が経過していること。※途中免許取り消しがあった場合は、その停止していた期間を除いた累積の期間になります。 視力(視力が、片目それぞれ0.5以上かつ両目0.8以上(眼鏡可)聴力など普通免許を取得した時と同じ条件がクリアしていること。また、タクシードライバーになるためにはこの他に深視力(動くものをみる検査)も併せて行う。 関連記事 タクシー運転手に必要な深視力とは?検査・練習・簡単トレーニング方法もご紹介 二種免許取得の流れ 二種免許を取得するには、学科試験と技能試験の二つの試験が存在します。また、それぞれに合格した後に、応急救護処置講習と旅客者講習を受講し終わったのちに、晴れて二種免許が交付されます。二種免許を保有することで、大切なお客様の命を預かって運転することができるようになるため、普通一種免許より長い講習時間が設けられているのです。 二種免許の学科試験について 普通一種免許に比べて、普通二種免許は合格する点数はもちろん問題内容も応用問題が多く難易度も高くなっています。また普通二種と大型二種、大型特殊二種、けん引二種の試験問題が同じなためタクシー乗務希望にも関わらずバスに関しての問題なども解く必要が出てきますので注意してください。ただし、全体のうち、二種免許特有の問題はわずか5問となっているため、それよりも一種免許取得の時に学んだ基本的な運転知識(駐車禁止場所はどこか等)を改めて再確認するという意味合いが強い問題となっています。そのため、再度しっかり復習しておくとよいと思います。傾向として普通免許を取得した方であればさほど難しくないと思いますので比較的スムーズにクリアできる試験であるといえます。 普通二種免許の学科試験概要 問題形式・・・マークシート 問題数・・・95問(文章問題90問、イラスト問題5問) 点数・・・文章問題が1問1点、イラスト問題が1問2点 合格点数・・・100点満点中90点以上 二種免許の技能試験について 二種免許の技能も学科と同じように、一種免許に比べて若干合格点も高く設定されていますが、これもお客様の命を扱う大切な免許ですので乗り越えなければならない壁です。教習所内では、V字・S字型の鋭角コース、旋回とそれ以外に縦列駐車か方向転換が出題されます。傾向として、二種免許取得に苦労する人は運転技術に自信のある方のようです。最短で取得するポイントは、いかに普段の出てしまう運転の癖を直せるかどうかです!再度、基本的な運転技術を改めて見直すことが大切です。 普通二種免許の技能試験概要 試験内容・・・教習所内での試験+路上試験 合格点数・・・90点以上(一種免許の技能試験は80点以上) 二種免許取得期間と金額について 二種免許取得までの期間と金額については、あなたがどうやって二種免許を取得するかによって異なります。1つは、ご自身で教習所に通い取得する場合。もう1つは、タクシー会社に入社してから付属の教習所(合宿の場合が多い)で取得する場合です。タクシー会社に入社してから取得(二種免許取得制度)する場合、費用の方は会社で全負担してくれるところがほとんどなので費用については心配することはありません。また、ご自身で取得する場合は、二種免許取得制度を利用する場合と違い少し金額が高いのがデメリットと言えます。 ①自身で取得する場合 金額・・・220,000円~250,000円前後(合宿/通い) 期間・・・10日くらい(通い)、7~8日(合宿) ②タクシー会社に入社してから取得する場合(二種免許取得制度があるタクシー会社) 金額・・・180,000円~200,000円前後(ほどんどの場合が合宿、費用はタクシー会社負担) 期間・・・7~8日(合宿) 関連記事 なぜ二種免許費用のかからない求人が多いの?退職する際は返還が必要? 地理試験について ちなみに、東京都、愛知県、大阪府内のタクシー会社へのご転職をお考えの場合、営業エリアによって二種免許に加え、地理試験の合格が必要になります。タクシードライバーは乗客を目的地までにスムーズにお連れする仕事なので、地理について精通している必要があるためです。地理試験は、地図で示された主要道路や主要施設を答えるものや、それに関連した応用問題が出題されます。地理試験は各都道府県のタクシーセンターで過去問が販売されているので、試験対策に利用することができますが、各社ともに研修の一環で地理試験対策を行っています。 関連記事 タクシー運転手になるにはどんな資格が必要?ドライバーの条件とは 関連記事 【地理試験の疑問】過去問・テキストの入手方法や受験場所・時期!タクシードライバーになるには必要? 二種免許取得支援制度について 二種免許取得支援制度は、二種免許取得までに必要な試験対策の実施や、掛かる費用を会社が負担してくれる制度です。会社が負担するという記載にはなりますが、各社さまざまな規定があります。所定の年数をその企業で勤続できれば、一切負担しなくて済むようなケースや、実質的な貸付扱いで、タクシードライバーとしてデビューしてから少額ずつ天引きされるシステムもあります。勤続年数の縛りが規定されている企業の場合は、その期間を満了せずに退職した場合、取得時に掛かった費用の負担を命じられることもありますので、詳細はタクシー会社に良く確認することをおすすめします。また、二種免許取得支援制度を使って免許を取得する場合、タクシー会社が提携する教習所に合宿形式で入校して取得するケースが一般的です。二種免許取得に掛かる費用は、合宿形式の場合約20万円、通いの場合は約25万円で、通いの場合だと合宿と比べて若干高い傾向があります。 未経験者は、二種免許取得制度のあるタクシー会社がオススメ! 二種免許をお持ちでない方がタクシー会社に転職されるにあたっては、基本的には「二種免許取得支援制度」のあるタクシー会社を選ぶのがおすすめです。二種免許取得支援制度のあるタクシー会社は、未経験者の方のための研修制度も整備されており、未経験からしっかり稼げる一人前のタクシードライバーになるためのノウハウが充実しているところが多いです。地理試験対策のための研修などもあります。二種免許や地理試験に不安がある、きちんと生活費を稼げるか?という不安がある方はぜひ一度検討してみてください!

時代の流れ?タクシー乗務員証の義務付け廃止

時代の流れ?タクシー乗務員証の義務付け廃止

国土交通省が、タクシードライバーやバス運転手などの乗務員に関する規則を変更しました。これにより、2023年8月1日からは、車内にドライバーの氏名や写真を掲示する義務が廃止されます。この改正は、個人情報の保護とプライバシーの確保を目的としています。 この変更は、国土交通省が乗務員証に関する見直しを発表した後の措置で、タクシードライバーなどの個人情報が漏洩する懸念が高まっていました。近年、SNSの普及により、個人情報が簡単に特定される可能性が増加しており、特に氏名と顔写真が公になっている乗務員証は、そのリスクを高めていました。 この改正により、運転者証の表面には登録番号のみが表示され、顔写真や実名などの個人情報は裏面に記載される形に変更されます。また、既存の運転者証から新しい運転者証への切り替えについては、経過措置が設けられています。 運転者証に関しては、利用者がスマートフォンなどで撮影し、SNSなどで拡散するなどの問題も存在しました。国土交通省は、「乗務員のプライバシーを尊重しつつ、旅客の利便性を確保し、安心して働ける環境を整備する」と述べ、今後も両立を図っていく姿勢を示しています。   タクシードライバーの「乗務員証」 タクシードライバーの「乗務員証」または正式には「運転者証」と呼ばれるものは、バスやタクシーの運転を行う際に必要な免許証のことです。この証明書を取得することによって、運転者は乗務する資格を得ることができます。 「乗務員証」は、1956年の省令によって定められ、バスやタクシーの運転者に対して、自身の氏名や車両ナンバーなどを乗客が容易に確認できる場所に掲示することが法律で義務付けられていました。特にタクシーの場合は、法的には「タクシー業務適正化臨時措置法」に基づき、運転者証には顔写真や運転免許証の有効期限なども表示されます。 要するに、この運転者証を持つことで、バスやタクシーなどの乗務員は合法的に運転業務を行う資格を持つことができるのです。 免許の交付 乗務員証(運転者証)は、各地域のタクシーセンターから交付されます。そして、タクシーの車内、通常は助手席のダッシュボード上などに掲示され、この証明書がなければタクシーの営業は認められません。 有効期限 乗務員証には有効期限があります。二種免許は運転免許であり、更新すれば問題ありませんが、乗務員証はタクシー会社を退職した場合に2年間の有効期間が設けられています。特に東京特別区のタクシードライバーは、2年以上経過して再びタクシー会社で働く場合、地理試験と法令・接遇の試験を再受験する必要があるため、慎重に管理する必要があります。   今後について 乗客にとって、乗務員の身元をまったく知らない状況は不安を引き起こすかもしれません。このような状況では、サービスの品質が低下する可能性も考えられます。しかし、一方で個人情報の保護も重要であり、これを兼ね合わせるのは難しい課題です。ビジネスネームだけではすべての問題を解決するわけではありませんが、サービス提供者と顧客の両方が安心できる制度を工夫することが今後ますます必要とされています。乗客の安心感とプライバシー保護、そして良質なサービス提供のバランスを取るために、慎重な対応が求められるでしょう。

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プロドライバーになるための定義・条件とは

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プロドライバーになる必要がある 前回の記事の中でも書かせていただいた通り、今後、日本のタクシードライバー(タクシー運転手)の需要は高まる一方です。しかしながらドライバー人口の減少には歯止めがかからず企業側としてはタクシードライバーの待遇改善・給与向上などを図り雇用を促進していくことが考えられます。タクシードライバーを積極採用したい企業側ではありますが、乗客に良いサービスを提供したいということを考えるとタクシードライバーをやりたい方であれば誰でもOKという訳にもいきません。優秀な人材といいますか、いわゆる「プロドライバー」を目指せる方、または素質がある方をなるべく採用したいと考えています。このページではプロドライバーとは一体何なのか?を説明していきます! 企業が「プロドライバー」を採用するメリット タクシー会社は採用に際してタクシードライバーに求めたい条件は複数ありますが、その中でも「プロドライバー」に求められる条件と、それが求められる背景を見ていきましょう! 事故を未然に防ぐ 単純に事故を起こさなければOK、危険運転をしていなければOKというだけではなく、事故を起こさないために何が必要か?を考えられる人材が求められています。事故はタクシー会社にとっては最大級のリスクの一つであり、企業一丸となって未然防止に取り組む必要があります。 関連記事 タクシードライバーが心配している事故後の運転手の対応は? 顧客満足度が高い 優秀なタクシードライバーは接客能力も高いです。良い接客を受けて満足度が高かった乗客は「また利用する時は、◯◯タクシーに乗りたい」と思うはずで後の売上向上につながります。このような能力の高いタクシードライバーは、各社から求められる傾向があります。 会社の信用力を担保できる タクシードライバーの運転スキルが高くマナーも良いことは好条件になります。タクシーは路上の歩行者にもよく見られています。危険な運転やバッドマナーのタクシーが目撃されると、「タクシーを利用する時は、◯◯タクシーは利用したくない」と思われますし、乗客でもなかった方からタクシー会社にクレームが入る場合もあります。こういった事が積み重なると、タクシー会社やタクシーブランドの社会的信用が失落し、後の売上ダウンに繋がっていきます。タクシードライバーの運転スキル、マナーは会社の信用力や後の売上にも繋がる大事なポイントです。 経費を削減する 昨今では帰庫時間が決められているのであまり無いですが、他のタクシードライバーよりも帰庫が遅く時間外手当が発生したり、運転スキルや車両設備の使用方法によって余計な燃費が掛かる場合などはタクシー会社から良い顔をされない場合があります。ここにまで気遣えるタクシードライバーはタクシー会社としては嬉しいものです。 成長意欲、達成意欲が高い 自分なりに高い売上目標を掲げたり、先輩や同僚に積極的に相談できる方は成長も早く活躍する傾向があります。タクシードライバー同士で互いに刺激し合って成長できるような職場環境は定着率も上がりますので、全社的な売上アップや顧客満足度アップにも直結します。 プロドライバーになるための重要な技術 タクシードライバーとしてはどのような技術を磨いていけば良いでしょうか。 運転スキルを磨く まずは基本的な運転スキルが重要です。運転技術だけではありません。道路交通法など関連法規に関わる基礎知識の理解、車の不具合の発見、点検・整備など事故を未然に防ぐ整備面の理解度も運転スキルに含まれます。 接客接遇スキルを磨く タクシードライバーは接客業の側面ももっていますから、乗客に対して良い印象を持ってもらえる方が顧客満足度は高いです。前述のとおり顧客満足度は後の売上アップに繋がります。 関連記事 タクシー運転手が知っておくべき接客やビジネスマナー いかがでしたか? 「プロドライバー」になるための条件、いかがでしたでしょうか。これから必ず来るドライバーの需要に応えられる人材に今からなっておくことが、将来のドライバーとして安定した収入、働きやすい環境を得るために必要になってくるのです。ぜひスキルを磨いていきましょう!

知らなかったでは遅すぎる!タクシー現任者・業界の転職事情

知らなかったでは遅すぎる!タクシー現任者・業界の転職事情

タクシードライバー経験がある・二種免許保有はタクシー会社転職に有利? 今はどこのタクシー会社も人手不足に陥っており、タクシードライバーの需要は高まる一方です。しかしながら、よく皆さんが勘違いされやすい点に、「タクシードライバー経験がある」「二種免許を保有している」ということで、どのタクシー会社でも入れるかというと決してそうではないという事があります。実はタクシードライバー経験者(現任者)は場合によっては採用選考において、未経験(養成者)よりも厳しく見られる場合があります。今回は当社のキャリアアドバイザーが良く耳にする現任者にだけありがちな転職事情の一つをご紹介します! 無料会員登録 養成者には優しく現任者には厳しいタクシー業界 前述のとおりタクシー業界は慢性的な人手不足にあり平均年齢も58才と高齢化が進んでいる状態です。ドライバーの若返りと、他業種からの採用・養成が業界全体としての課題となっていますので、未経験者には少しでも多くの方にタクシー業界に興味関心をもってもらうべく、入社時の負担になりがちな二種免許取得費用をタクシー会社で負担したり、入社支度金や入社祝い金を支給したり、乗務時数か月から1年の間、給料保障を行うというような優遇を行っています。その一方で、タクシードライバー経験者(現任者)を採用する場合は、もちろんタクシー会社にもよりますが基本的には選考基準自体が未経験者とは異なります。 関連記事 タクシードライバーの平均年齢!高齢化と勤続年数についてのレポート 関連記事 未経験でもタクシードライバー(運転手)に就職・転職できる? 現任者が受ける確認事項 では、具体的に現任者はどういった観点で厳しく見られるのでしょうか。キャリアアドバイザーが採用担当者から求められる確認事項の代表例を紹介します。 タクシー業界での経験年数 タクシー会社の経験社数(転籍回数) 退職理由(転職理由) 過去の営業成績 過去の違反内容 良く気にしているのは経験社数・在籍年数 その中でもタクシー会社の採用担当者が一番気にされるのは、経験社数と在籍年数です。この二点に加えた各退職理由は、面接の場でも具体的にズバズバと質問を受けることが多い箇所です。これはタクシー業界に限った話ではありませんが、特に1年未満での退職が複数ある場合などは良く確認を受けますし、正直かつ正当な理由を伝える必要があります。 どうしてもやむを得ない事情があるなら正直に伝えた方ががいいでしょう。 見送りになりやすい例 面接でよく見られる失敗例は、採用担当のストレートな質問や少し手厳しい聞かれ方に萎縮してしまって、返答に困ってしまったり、しっかりとした受け答えができなくなることです。例えば 「株式会社◎◎は、せっかく入ったのになぜこんなにすぐに辞めてしまったのですか?」 「この在職期間はとても短いですね、何かあったんですか?(辛かったですか?)」 「ウチは厳しいですが大丈夫ですか?」 などです。正直、退職理由や転職に対する不安の促しをストレートかつやや高圧的な態度で急に聞かれたら、平常心を保つのは難しいかもしれません。 しかしながら、採用担当も候補者であるあなたを萎縮させようとして威圧的な態度を取っている訳ではありません。こういった方法でストレス体制を見ていたりします。タクシードライバーの業務は接客業であるうえ多種多様な年齢、性別、性格の乗客の対応が必要になるほか飲酒された方も中にはいます。そういった環境下で、高圧的な乗客が居た場合にどう対応するのかを面接で試しているのです。ここは冷静に質問内容を見極めて、毅然とした誠意のある対応を心がけると好印象を持たれます。 転職回数の多さよりも、それぞれの理由を重視している 転職回数が多いこと自体が悪いというよりは、退職理由が不明瞭な職歴が多いと見送りになりがちです。退職理由はなるべく好印象をもたれるような話し方を準備しておくことが望まれますが、いつもいつも正当な理由ばかりでは無いケースもあります。そういった場合はとにかく正直に話すことです。自分の至らなかった箇所があれば反省している旨を添えることと今後に向けた意欲をセットで話すことで相手への印象はアップさせることができます。 各タクシー会社の採用要件における現任者の取り扱い 現任者の転職において、未経験者に無いものがもう一つあります。それは「現任の方は面接お断り」と、書類選考に通過できず、面接自体を受けられない場合があることです。各タクシー会社ともドライバー不足がある中ではあるのですが、これが実情です。 タクシー業界はとても狭い 専門的な業界でもあるせいか、タクシー会社同士は意外と関係が深く、経営者同士や採用担当同士が知り合いというケースは多々あります。他の業界にもある話ですがタクシードライバーを引き抜きするような行為は業界内でもタブー視されており、起きてしまうと会社同士でのトラブルになったり悪い評判が業界内に広がる恐れもあります。これを気にして、現任者の採用は慎重になるタクシー会社もあるということです。タクシー会社の採用要件における現任者に関わる部分を抜粋してご紹介します。 ◎社以上、別のタクシー会社で実務経験がある方は採用しない 特定の◎◎会社で実務経験がある方は採用しない(同じグループなど) 採用は可能だが、別のタクシー会社に在籍している間は面接できない(退職後でないとできない) ◎年以上、別のタクシー会社で実務経験がある方は採用しない 現任者は一切採用しない リファレンスチェック(前歴確認)がある 面接後にリファレンスチェック(前歴確認)を行う会社もあります。これは履歴書に記載された前職勤務先(場合によってはそれ以前の勤務先)に連絡をして、移籍で採用するかも知れないという挨拶を兼ねつつ、当時の勤務態度や成績を伺うものです。 タクシー業界は横の繋がりが大変深い業界です。これらを踏まえると、何があろうと退職の仕方は円満にしておくことに越したことは無いということがわかるかと思います。前の職場に迷惑を掛けて退職しては、転職先にもそれが知られる場合があるということです。ぜひ円満退職を心がけましょう。 関連記事 タクシー会社に就職・転職する場合の選び方 いかがでしたか? タクシードライバー経験者(現任者)の転職にあたっては、直接タクシー会社に応募するのもいいですが、ドライバーズワークのような転職支援サービスに相談してみることをぜひお勧めします。転職支援サービスを利用すれば面接に行かずに詳細な募集情報を知れるほか、匿名応募ができるので無闇に複数のタクシー会社に面接に行く必要もなく、希望が叶う必要最低限の応募で済むため効率的な転職活動を行えます。気軽にご相談ください。 無料会員登録

スタードライバーにインタビュー!Vol.1 【松本亮一さん(和親交通株式会社)】

スタードライバーにインタビュー!Vol.1 【松本亮一さん(和親交通株式会社)】

タクシードライバーインタビューのきっかけはネガティブキャンペーンを垂れ流すテレビに対抗 タクシードライバー(タクシー運転手)は不況業種で大変というネガティブな間違ったイメージがついてしまっているのを何とか払拭したいと考え、テレビなどが行うネガティブキャンペーンに対抗して、ポジティブキャンペーンとしてしっかり稼いでいる各社のナンバーワンの売上を誇る(つまりお給料も高い)タクシードライバーのインタビューを行っていこうと考えました。 今回のインタビュー記事を見て一人でも多くの方が、じゃあ自分もタクシードライバーやってみようかな?と思ってくださったら幸いです。 記念すべき第一回目のタクシースタードライバーのインタビューは和親交通株式会社の松本亮一さんです。 関連記事 タクシー運転手(タクシードライバー)になるには?年収、待遇など実は隠れた良い仕事! タクシードライバーになったきっかけ 「自分はずっと二十年以上トラックに乗っていました。大きい会社の配送路線に組み込まれた仕事であれば安定していますが、小さい会社ですとやれ問屋さんが潰れた、やれ取引先から来年からは5台じゃなくて2台でいいよと言われてしまえばあっという間に仕事がなくなってしまうような状態で非常に不安定なんです。それでも若いころは昼夜を問わずに働いていたけど、リーマンショックのあおりもあって、更に不安定さを増してきたのでこれはそろそろ見切りをつけなければいけないと考えました。 150人以上のタクシードライバーにインタビュー 同じ道路を使用して商売をしている仲間として、そこからタクシー運転手に片っ端からインタビュー試みたんです。その数150人は下らないと思います。そうするとみんな基本的には最初ネガティブな発言をするんです。でも最近は稼げないという事を言う人もよくよく聞くとバブルの異常な時と比べていたりで全然悪くない業界であるとわかってきました。そしてとある営業所でナンバーワンの売上を出しているタクシードライバーの話を聞いた時に、あなたがやったからと言って自分のように稼げるという訳ではないんだよと言われて逆に燃えたというか、いやあなたができるのに私にできない理由はないだろうと、よしやってやろうと思ったのが最終的なきっかけです。 関連記事 タクシー運転手が高収入を得るコツや稼ぎ方とは?【徹底紹介】 実際にタクシードライバー(タクシー運転手)になってみて思ったこと あれだけの人数をインタビューしてから入社したので入る前と入った後でイメージが違うという事はなかったのですが、和親交通を選んで正解だったなというのは後からより強く思いました。某大手の会社だと先輩の出庫を挨拶して見送ってからでないと後輩は出庫できないなどの体育会のような上下関係があったありするというのを実際に耳にするのですがそういう煩わしいことがうちの会社はないんで。 トラック運転手からタクシー運転手に変わる事への不安はなかったのか たしかにタクシー運転手に比べてトラック運転手の方が人と接触する機会は圧倒的に少ないです。人を乗せている訳ではないですから。ですから人と関わりを持ちたくないよというような人は確かに向かないでしょうし、それでもタクシー運転手になろうという人は不安も多いでしょうけど、私はそもそもおしゃべりですし、そして貪欲です。 どんな人でもそれこそホームレスの人でも自分の知らない何かを知っているに違いないと思うし何かを吸収したいと思っています。その時間を無駄にしたくないので。 タクシードライバーをやってうれしい瞬間というのはどのような時か そりゃやはり人間ですから、お客さんに褒められた時です。 お客さんの想定していたより早く到着したり、運賃が安く済んだり、話が弾んだりで褒めてもらえる時が嬉しいです。 先日もたまたま乗せたお客さんが、2日に1回はこの同じ場所で乗って同じ場所で降りているけど2,000円を切ったことは初めてですし、そもそもこんなに早く着いたことが無い!すごいプロですねと褒めて下さったのなんかは嬉しかったですねえ。 急いでくださいって人の要望にしっかり応えられるのはやはり運転のプロとしては一番嬉しいかなあ。 売上の高いドライバー≒事故も多いというようなイメージがあるがそれはあながち間違っていないと思います。どうしてもお客さんをたくさん乗せようと情熱を燃やしている人は、対向車線のお客さんさへ乗せてしまいたくなってUターン禁止のところでUターンしてしまったりとかがあるので。あくまで頭の中は冷静でいなければいけないと思います。 事故に関していえばこれはどれだけリスクを事前に回避できているかが一番大事だと思っています。私は周辺を走っている車のナンバーまで全部見ています。そして地方ナンバーの車の後ろにはつかないようにします。東京が不慣れで変な動きをする可能性が高いですから。 またこれは自分の経験則ですがファミレスから出てきた車の後ろにも入りません。満腹感からか漫然とした動きをして危なっかしいのです。このように事前にリスクを回避するようにしていけば事故は防げると考えています。 タクシードライバーやっていてキツイなと思う事 歩合制の部分が大きい仕事ですからやりがいもある反面、調子悪い日などには会社にも申し訳ないと思いますしそもそも自分のプライドが許せないです。こういうストレスは毎回ですのでこれがしんどいと言えばしんどいのですが、それはどの仕事でも一緒の話ですのでタクシードライバー特有のという事ではないと思います。 怠けようと思えばいくらでも怠けらえる仕事ですが、そうすれば自分の収入も減るのでどのように自分がなりたいか次第で大変さの種類も変わるのかなと思います。 自分が一番自慢できること 自分の売上が高いという事よりも、今その売上ナンバーワンをいつも競っている相手がいるんですけど、実は自分が連れてきた後輩なんです。最初半年くらいは本当にもう鬱陶しいと思われてるのはわかりながらも、細かくチェックして教えました。でもその彼に今はたまに負ける日も出てきていて、このことが私の一番の自慢です。 関連記事 タクシー運転手が「付け待ち」で稼ぐコツやポイントとは? 関連記事 タクシーの流しとは?コツを掴んで給料UPへ【流しのコツ10選】 後輩に教えた売上があがるコツ お客さんがどこにいるとか、このコースがいいとか、このイベントはねらい目だとかそんな事ではないんです。イベント情報を毎日チェックして例えば今日は東京ドームで野球の試合があるからその時間帯はいいのではなどと動く方がいますが、私はそのような動き方は一切しません。それは仕事ではなくて博打だと思うのです。 もしかしたらお客さんを乗せられるかもしれませんが乗せられないかもしれません。仕事は博打をする場ではないというのが私の考え方です。ですから私が後輩に教えたやり方は極めてシンプルでお客さんを降ろした場所で次のお客様を乗せるという事です。普段目指しているのは前のお客さんの体温がまだシートに残っている間に次のお客さんを乗せることです。 遠くまでお客さんを乗せた時に回送にしてまた一目散に銀座や新宿などに戻るタクシーを見かけますが私はそのような博打はうちません。結果取りこぼしが少なくなると考えているからです。私はイベント情報の収集などは一度もしたことがありません。 松本さんのタクシードライバーとしてのルーティン いつも14時出庫で休憩は決まった時間に取るわけではありません。眠くなったら休憩をするというようにしています。ただ割増料金になる夜の10時前までに食事休憩をとるようには心がけています。 あとはお客さんがあまり乗ってくださらない悪い流れの時はトイレに行くようにしています。そうすると不思議と流れが変わるので、まあ縁起担ぎですけどね。でも不思議と流れがかわるのでトイレは頻繁に行きますね。 さきほどの売上を上げるコツでもありますがやはりお客さんはどこにいるかわかりません。ですからとにかく目を広角レンズのようにしておくことが大事です。1点に焦点を合わせてしまっていてはお客さんを見過ごすことになってしまいますし、事故に回避にも結果的につながります。 体調管理について 私は山登りやバンド、スキーなど趣味が多いんです。でもそれらを楽しめるのも仕事があるからで、その器を用意してくれている会社のおかげです。ですから常に体調は万全で仕事に臨むことはプロとして当然の務めだと考えています。普段は会社に戻ってきてから1~2時間ほど軽く仮眠をとってから帰宅します。そしてその日は子供たちと一緒の早い時間に床につくようにしています。 タクシードライバーのここがオススメ! 私は特に不安定で不規則な職場にずっと勤めていましたので、それこそ妻や子供は自分の睡眠を邪魔する存在とまで思ってしまっていた時期があります。 それこそ帰宅して、シャワー浴びて4時間ねてまた仕事に出ていくというような生活もざらでしたので。 ところが今は、趣味のバンド、山登り、スキーにこれでもかと行くことができます。トラックの運転手をやっていた時も冬などもなんとか日にちをあけて月1ではスキーに行っていましたが今は週1回家族で行くことができます。 これもタクシードライバーの働き方の特徴だと思います。とにかく家族と一緒に過ごす時間が圧倒的に増えました。あの時と比べたら今は天国にいる気分です。 確かに楽な仕事ではないですが、大変なのはどの仕事でも一緒ですし普通のサラリーマンの方が週の大半を家族とゆったり夕飯を食べる事なんてできないでしょう? これからタクシードライバーを志す方々にアドバイス 良い意味でも悪い意味でも自分の裁量が大きい仕事です。 どのようなタクシードライバーになるのかのイメージをしっかり持つことが一番大事だと思います。いつお客さんが来るかわからない長蛇の列の駅につけてスポーツ新聞広げて待っているイメージを持てばその通りになるでしょうし、バリバリ稼いでそれでも無事故でというイメージを強く持てばその通りになることができるのがタクシーだと思います。 関連記事 タクシー運転手(タクシードライバー)になるには?年収、待遇など実は隠れた良い仕事! 新着タクシー求人を見る

タクシーの隔日勤務はきつい!?隔日勤務の働き方を詳しく解説

タクシーの隔日勤務はきつい!?隔日勤務の働き方を詳しく解説

多くの人がタクシー運転手の勤務時間が長いというイメージを持っていますが、それはタクシー業界独特の「隔日勤務」という労働形態に関連しているかもしれません。確かに、隔日勤務は長時間の勤務が必要で、最初は慣れないこともあるかもしれません。しかし、隔日勤務には知られざるメリットがたくさん存在します。今回は、タクシー運転手の特有の隔日勤務について、そのメリットやデメリット、さらには隔日勤務を快適にするためのアイデアについて詳しく説明します。   隔日勤務とは 隔日勤務とは、文字通り1日おきに勤務するスケジュールのことです。このスタイルでは、タクシー運転手は通常、朝から翌未明までまたは午後から翌朝までの長時間にわたって勤務し、休憩時間を挟みます。具体的な始業時間は会社や個々の勤務条件によって異なりますが、1回の勤務あたりの総拘束時間は通常約20時間で、実際の運転時間は18~19時間程度になります。この間には休憩時間が合計で3時間確保されます。 隔日勤務の特徴の一つは、勤務明けに必ず休みがあることです。そのため、月間の出勤日数は通常11~13日程度になります。この勤務スケジュールの利点として、休日が多く、長期休暇を取りやすいという点が挙げられます。従って、慣れてしまえば、多くのタクシー運転手にとって、隔日勤務は自分の時間を確保しやすく、働きやすいと感じることがあります。 タクシー会社は24時間営業しているため、タクシードライバーの出勤体制は多様です。全てのドライバーが同じ時間に出勤するのではなく、例えば朝7時からの勤務と13時からの勤務のように、複数の勤務パターンを同時に採用しています。出勤時間の組み合わせは、タクシー会社の営業エリアの地域特性によっても異なります。たとえば、歓楽街があるエリアでは夜間の需要が高まるため、ドライバーの出勤時間を午後からに設定することがあります。一方、大きな病院があるエリアでは、通院する高齢者をターゲットにするため、早朝の出勤が一般的です。このように、地域性に合わせてタクシードライバーの出勤時間が調整されています。   隔日勤務のメリット・デメリット 隔日勤務は拘束時間が長い一方で、一定のリズムを持つ働き方です。従って、慣れてしまえば、予測可能なペースで勤務することができます。このスケジュールはタクシー運転手の中でも一般的なスタイルであり、タクシー会社が専門的に隔日勤務のドライバーを採用する場合もあります。隔日勤務のメリットとデメリットについて、以下で詳しく説明します。 メリット 隔日勤務のメリットは、まず休日が多いことです。長い勤務時間を1回に集中するため、その分だけ自分の時間を確保しやすくなります。さらに、通常の日勤勤務では難しい連続した休暇を取ることも、隔日勤務の場合は実現しやすくなります。工夫次第では、長期連休を取得することも可能です。 また、昼間と夜間の勤務リズムを交互に経験できるため、新人ドライバーにとっては営業のコツを学ぶのに適しています。このように、隔日勤務はタクシー運転手にとって多くのメリットを提供する勤務形態と言えます。 デメリット 隔日勤務のデメリットは、何よりもその拘束時間の長さです。通常、1回の勤務が20時間以上になることは他の職種では稀であり、初めての経験者にとっては身心が追いつかないことがあるかもしれません。休日が多い一方で、新人期間は休息を取るだけでも精一杯で、家庭を持つ人々にとっては出勤日と家庭生活の調和が難しく、ストレスを感じることも考えられます。   隔日勤務は法的にも問題なし 労働基準法において、通常の会社員の労働時間は1日8時間、週40時間までと規定されています。1日8時間を超える勤務は残業とされ、それに対する規制が適用されます。ただし、これは基本的なケースです。 一方、タクシードライバーのような隔日勤務の場合は、変形労働時間制が適用されることがあります。この制度では、労働時間を1日単位でではなく、月や年単位で評価します。このため、1日平均が8時間以下であれば、週40時間を超えていても残業扱いにはなりません。 さらに、会社員には、連続した勤務の前後に必要な休息時間が法律で規定されています。通常の勤務の場合、8時間以上の休息時間が必要ですが、隔日勤務の場合は20時間以上の休息時間が求められます。 このように、隔日勤務自体は法的には問題ありませんが、ドライバーの疲労が蓄積すると、安全性に関わる問題が発生する可能性が高まります。タクシー業界においても適切な休息時間が確保されているかどうかを確認することは重要です。そのため、しっかり休憩が取られているかタクシー会社は日頃から管理を行っています。   隔日勤務に向いている人 柔軟性がある人: 隔日勤務は、勤務日と休息日が交互に設定される特徴があります。この柔軟なスケジュールに適応できる人は、隔日勤務に向いています。長時間の勤務日と自由な休息日をバランスよく過ごす能力が必要です。 睡眠管理が得意な人: 隔日勤務には長時間の勤務や夜間の仕事が含まれることがあります。睡眠の質を管理でき、適切な休息を確保できる人が成功する傾向があります。睡眠不足は安全や健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、睡眠管理は重要です。 孤独を楽しむ人: タクシードライバーは一人で運転し、自己管理が求められます。社交的な環境ではなく、孤独を楽しむことができる人が向いています。自分自身との時間を大切にすることができるでしょう。 長時間の運転に耐えられる人: タクシードライバーは長時間運転をすることが多いため、体力的に長時間の運転に耐えられる人が向いています。長距離運転に耐性があるか、運転中の集中力を維持できるかが重要です。 安全運転を重視する人: タクシードライバーはお客様を安全に目的地に運ぶ責任があります。安全運転を重視し、交通ルールや安全に対する高い意識を持つ人が向いています。安全性を最優先に考えることが必要です。   隔日勤務終了後は会社の設備を活用しよう 隔日勤務が終わって自宅に帰るタクシードライバーにとって、特に早朝は眠気が強く襲ってくる時間帯です。仕事が終了し、安心感からくる一種の緊張の解放や長時間の労働による疲労が、急に眠気を引き起こすことがよくあります。 幸いなことに、一部のタクシー会社では仮眠室や温泉などが提供されており、車で通勤するドライバーは仮眠をとってから帰宅することができます。勤務中は緊張感によって眠気を感じにくいこともありますが、勤務終了後に急に眠気が襲ってくることは珍しくありません。そのような場合、無理をせずに仮眠をとることが最善の選択です。眠気を抱えたままの運転は危険を伴いますので、安全運転のためにも休息をとることが大切です。   隔日勤務ドライバーの睡眠事情 隔日勤務ドライバーの場合、帰宅時間は朝にることが多々あります。多くのタクシードライバーは帰宅後、昼寝をとり、夜に再び睡眠を取ります。この働き方では、昼寝が3〜5時間程度で、夜間の睡眠が6〜8時間ほどとなります。 この勤務体系において、昼寝をすることで夜中に眠れないのではないかと心配する人もいますが、実際にはそうでもないと言われており、比較的安心して昼寝をとることができます。ただし、このスケジュールに慣れるまでには2〜4か月ほどかかることが一般的です。一度慣れてしまうと、隔日勤務の方が快適だと感じることが多いようです。 次に、日勤・夜勤の場合、1勤務あたりの拘束時間は約12時間で、出勤時間や仕事の準備なども含めると合計で約14時間かかります。残りの10時間は食事や家庭の用事に充てられ、睡眠に割り当てる時間は約6時間程度です。 ただし、個々の事情や生活スタイルによって異なるため、これは一般的な例です。タクシードライバーの勤務スケジュールは多様であり、個人の好みや体調に合わせて調整されることがあります。 隔日勤務をより快適に過ごすためには 確かに、初めての隔日勤務は適応に時間がかかることがありますが、仕事へのアプローチや考え方を変えることで、隔日勤務の利点がより明確に感じられることがあります。以下では、隔日勤務を快適に過ごすための3つの考え方について紹介します。 労働条件を比較してみる タクシー業界の隔日勤務は初めて聞くと過酷に感じるかもしれません。しかし、これを他の職種と比較すると、意外なメリットも見えてくることがあります。IT関連の仕事に従事していた方々や、一般の職場で残業や人間関係に悩んでいた方々と比べると、タクシーの隔日勤務にはいくつか魅力的な要素があるのです。 まず、タクシーの隔日勤務では最低3時間の休憩が義務付けられており、残業がないため、仕事が終わったら仕事を忘れてリラックスすることができます。また、勤務明けには必ず休息日が設けられているため、身体や精神の回復に専念できます。さらに、タクシー運転手は一人で業務を行うため、職場の人間関係のストレスを気にせずに仕事に専念できます。休憩時間も自分の裁量で取ることができるため、自分のペースで仕事と休息を調整できるのも大きな利点です。 一度の勤務で2回分!? 隔日勤務は、一度の勤務で実質的に2回分の仕事をこなすことができる高効率な働き方と言えます。また、タクシーの隔日勤務と類似性があるのが、消防士の勤務形態です。消防士は勤務→非番→公休を繰り返す現場勤務が一般的で、1回の勤務時間は長いものの、その後の十分な休息が確保され、緊張を要する業務にも集中して対応できるように配慮されています。タクシー運転手もお客様の安全を確保する仕事であり、緊張感が伴うことはありますが、毎回の勤務が終了すれば確実に休息が待っており、集中して仕事に取り組むことができるという点で、共通の特徴があります。 休日が多いという利点 前述の内容を繰り返しますが、隔日勤務は1回の勤務で通常の2回分の仕事をこなすことができるという特徴があります。確かに大変な面もありますが、この特性から休日が多く、自分の時間をたっぷり確保できるのです。前職では日々の仕事が続き、急な休日出勤や長時間の残業が日常的に発生し、家族や趣味に時間を割けなかったと感じていた方々も、タクシー運転手に転職することで、プライベートの充実度が飛躍的に向上するかもしれません。   まとめ タクシー運転手の隔日勤務についてまとめると、この勤務形態は柔軟性があり、睡眠管理が得意で、孤独を楽しむことができる人に向いています。長時間の運転に耐えられ、安全運転を重視し、自己組織化能力が高い人も成功する傾向があります。地理的な知識が豊富な人も重要です。 タクシー運転手の労働時間は、長時間労働のイメージがあるものの、実際は他の一般的な職業と大きな差はなく、法的にも問題ありません。睡眠管理がしっかりされており、過労を防ぐための厚生労働省の指導が厳格に行われています。ただし、一部の会社では業務終了後に追加の作業が発生することがあります。 隔日勤務のタクシードライバーは、帰宅後に昼寝をし、夜に再び睡眠を取るスケジュールを持ちます。慣れるまで2〜4か月ほどかかることがありますが、慣れれば快適に働けると感じる人が多いようです。 最終的に、タクシー運転手の勤務スケジュールは個人の生活スタイルや好みに合わせて調整されることがあり、適性や状況に応じて柔軟な働き方を選ぶことができます。 関連記事 タクシードライバーの勤務形態・勤務時間を勤務スタイルの例で徹底解説!

ハイヤー運転手(ハイヤードライバー)と役員運転手の違い

ハイヤー運転手(ハイヤードライバー)と役員運転手の違い

ハイヤー運転手(ハイヤードライバー)と役員運転手は、ぱっと考えると似た職業に見えますよね。いずれもプロの運転手であり高度な運転技術を持っていますが、彼らの役割と責任にはいくつかの重要な違いがあります。以下ではハイヤードライバーと役員運転手の違いや現実についてご紹介します。 ハイヤードライバー ハイヤードライバーとして働くにはタクシードライバーと同様に二種免許が必要です。これは普通自動車運転免許よりも高度な運転スキルが求められるため、誰にでもできる仕事ではありません。休日や祝日も含むシフト制での勤務が一般的で、特に休日や祝日は高収入を得る機会が多いため、収入を重視する方に向いています。ハイヤードライバーは、一般の顧客や企業のクライアント向けに、高級車やリムジンなどの特別な車両で運転を提供する専門の運転手です。 【予約に基づいた運転】 ハイヤードライバーは、あらかじめ予約されたお客様を乗せて、お客様が指定する場所や時間に送り届けます。予約が確定しているため、お客様を探す必要がなく、安定した業務が期待できます。 【多様なお客様】 ハイヤードライバーは一般の人々を乗せて、特別なイベント、エアポートトランスファー、結婚式、観光ツアーなどの様々な場面で運転を行うため、さまざまな人々と交流する機会があります。 【運転技術とラグジュアリーなサービス】 ハイヤードライバーは高級な車両を運転し、お客様に快適なサービスを提供します。安全運転技術とマナーや礼儀正しい態度が求められ、快適な乗車体験を提供することが求められます。   役員運転手 役員運転手の仕事内容は、企業の重要な役員を指定された場所に安全に運転することです。特に役員運転手としての資格は必要ありませんが、「第二種免許」が必須となります。安全運転に関するトレーニングやセキュリティ対策に精通していることが重要です。役員のスケジュールに合わせた柔軟な労働体制が求められ、平日だけでなく週末や祝日にも出勤することがあるでしょう。具体的な業務内容は以下の通りです。 【予定に合わせた運転】 役員のスケジュールに従って、指定の場所へ迅速かつ安全に移動します。これには会議、取引先への訪問、重要なイベントへの出席などが含まれます。 【待機】 役員が仕事を行う間、ドライバーは待機します。役員の仕事が終了するまで、指定された場所で待機し、急な変更にも対応する必要があります。 【役員へのサポート】 時には役員と共に食事を摂ったり、会話を楽しんだりすることもあります。役員がリラックスできるように心地よい環境を提供します。 【柔軟なスケジュール】 役員の仕事は予定が変更されることがよくあります。役員運転手は柔軟に対応し、急なスケジュールの変更に対処します。 【プロの運転技術】 役員の安全を確保するため、高度な運転技術と交通法規の遵守が求められます。   ハイヤードライバーの年収と役員運転手の年収の違いは? ハイヤードライバーと役員運転手の平均年収を比較すると、役員運転手の年収は約350〜400万円であるのに対しハイヤードライバーは平均年収が約500万円とかなりの差が見られます。ハイヤードライバーと役員運転手の年収差の背後には、それぞれの職種の特性や給与体系が影響しています。以下では、この差異について詳しく説明します。 ハイヤードライバーの年収 ハイヤードライバーの年収は、さまざまな要因によって大きく変動する職業の一つです。ハイヤードライバーの年収は、地域、仕事内容、乗客からのチップ、経験、評判、雇用形態など多くの要因に依存します。しかし、適切な条件下で働けば、年収が中から高い範囲に達することができ、安定した収入を確保することが可能です。以下に、ハイヤードライバーの年収に関する詳細をご説明します。 地域による影響 ハイヤードライバーの年収は、仕事を行う地域によって大きく影響されます。大都市圏では需要が高く、高級な車両やサービスが求められるため、年収も高い傾向があります。一方、地方都市や田舎の地域では需要が少ないため、年収が低いことがあります。 仕事の性質 ハイヤードライバーの仕事は、個人の乗客を運転するだけでなく、特別なイベントや結婚式などでのサービスも提供することがあります。特別なイベントでの仕事や長距離の旅行など、サービス内容が多様化する場合、そのたびに追加の報酬が発生し、年収が増加する可能性があります。 乗客からのチップ ハイヤードライバーは、乗客からのチップを受け取ることがあります。海外ではチップの受け渡しが一般的であるため、海外のお客様からいただく事が多いかもしれません。サービス品質や礼儀正しい態度によって、チップの額が増減することがあります。高額のチップを獲得することで、年収にプラスの影響を与えることができます。 経験と評判 ハイヤードライバーの経験と評判も年収に影響を与えます。信頼性やプロの態度を持っている運転手は、リピートクライアントを獲得しやすく、収入の安定化や増加に寄与します。 自営業と雇用 一部のハイヤードライバーは、自営業として独立し、自身の車両を所有・運用しています。自営業者は全ての収入を自身で管理し、費用を差し引いた純収入が年収になります。一方、雇用されている運転手は、給与とボーナスの形で収入を得ます。   役員運転手の年収 役員運転手の年収は、高度な運転技術とセキュリティ対策が求められる特別な職業です。役員運転手は、高収入を実現できる職業の一つであり、手当てや勤務条件、経験によって年収が大きく変動します。彼らは役員の安全とスケジュールを守りつつ、高度な運転技術を提供することで、その報酬を確保します。その給与は通常以下の要因に影響を受けます。以下に、役員運転手の年収に関する詳細を説明します。 基本給と手当の構成 役員運転手の年収は通常、基本給と手当てから成り立っています。基本給は月給の基本的な給与であり、手当ては特別な勤務条件やシフトに応じて支給されます。手当てには、早朝勤務、深夜勤務、休日勤務などが含まれます。これらの手当ては、非常に早い時間帯や休日に仕事をする際に、追加の収入を提供し、年収を増やす要因となります。 勤務条件とシフト 役員運転手は、企業の役員や重要な幹部の移動に合わせて柔軟なスケジュールで勤務します。役員の安全とスケジュールに対応するため、休日や夜間勤務も発生することがあります。これにより、手当てが増え、年収が向上します。 経験と評判 役員運転手の経験と評判も年収に影響を与えます。信頼性、プロの態度、セキュリティ対策への適切な対応が評価され、高い評判を持つドライバーは、収入の向上につながります。 地域差 年収は地域によっても大きく異なります。大都市圏では需要が高く、高い収入が期待されますが、地方や田舎の地域では需要が少なく、年収が低くなることがあります。 会社規模と業界 役員運転手の給与は、雇用主の規模や業界によっても変動します。大手企業で働く役員運転手は、一般的に高い給与を受け取ることができます。   ハイヤードライバーと役員運転手、向いている人の違いは? これまでに紹介したように、「ハイヤードライバー」と「役員運転手」は異なる職業であり、それぞれに向いている人物像が存在します。以下では、どのような人がそれぞれの職業に向いているかについて解説しますので、就職や転職の検討を行う際はぜひ参考にしてください。 ハイヤードライバーに向いている人 ハイヤードライバーに向いているのは、何よりも「コミュニケーション能力が高い人」です。ハイヤードライバーの特徴は、乗客が都度異なることです。したがって、乗客と円滑にコミュニケーションをとり、会話を楽しませることが非常に重要です。コミュニケーションがスムーズで楽しいと、お客様も車内の時間を快適に過ごし、また指名やチップの支払いなど、給料にもプラスの影響を及ぼすことがあります。ハイヤードライバーにとって、お客様との良好な関係を築くためのコミュニケーション能力は、業務の成功に欠かせない要素と言えるでしょう。 役員運転手に向いている人 役員運転手に向いている人は、まず第一に「ある程度の教養とマナーを身につけている人」です。なぜなら、役員運転手は日常的に役員との会話を交わす機会が多いため、適切な言葉遣いや振る舞いが欠かせません。役員が快適で安心感のあるコミュニケーションを楽しむことが重要です。さらに、相手を気遣う能力も必要とされます。役員運転手は役員が気持ちよく仕事に臨むことをサポートする役割を果たします。そのため、役員の状態を読み取り、疲れているときには静かにしておくか、退屈そうなときには会話を提供するなど、臨機応変な対応が求められます。柔軟性と配慮が役員運転手には欠かせない資質と言えるでしょう。   まとめ ハイヤードライバーと役員運転手、それぞれの職業に向いている人物像や特性について、詳細にお伝えしました。まず、役員運転手に向いている人は、高度な教養とマナーを身につけている人であり、役員とのコミュニケーションが多いため、不快な思いをさせないための気配りと配慮が必要です。柔軟性と臨機応変さも求められ、役員のスケジュールに合わせて柔軟に勤務できることが大切です。また、安全運転スキルやプライバシー尊重、ストレス耐性も必要とされます。役員の安全と快適さを守りつつ、円滑なコミュニケーションとサービス提供ができる人が役員運転手に向いています。 一方、ハイヤードライバーに向いている人は、コミュニケーション能力が高い人です。ハイヤードライバーはお客様が都度異なり、楽しい会話を提供することが求められます。サービス精神が旺盛で、お客様の要望に応えられる人が適しています。コミュニケーションスキルが高いと、お客様との円滑な関係を築くことができ、給料にもプラスの影響を及ぼします。また、高級車に興味がある人や、運転を楽しみたい人もハイヤードライバーとして成功する要因の一つとなることでしょう。

ハイヤー運転手(ドライバー)の給料・年収はいくら?

ハイヤー運転手(ドライバー)の給料・年収はいくら?

ハイヤー運転手の給与形態 ハイヤー運転手の給与体系は、通常、「完全歩合制」や「固定給与+歩合制」など、いくつかの異なる方式で決まります。 都心部では年収が700万円を超え、トップの運転手になると1000万円以上を稼ぐこともあり、地方地域よりも都心部での収入が高い傾向が見られます。 固定給+諸手当 ハイヤー運転手の給与体系では、通常、所属する会社が定めた固定給与が主要な収入源です。新人ハイヤー運転手の場合、主にこの固定給与に加えて諸手当が支給され、給与額が形成されます。 しかし、給与体系が変わるタイミングは、顧客と直接契約を結ぶ際です。運転手の努力次第では、ハイヤー運転手として活動し始めてから、早ければ半年程度で顧客との直接契約を交渉する機会を持つことがあります。この段階で、運転手の収入は所属会社が定めた固定給から変動し、契約に基づいた報酬が支払われることが一般的です。 契約時に給与の形態を話し合う 特定の顧客と直接契約を行う場合、給与の形態については契約時に詳細に協議されます。報酬計算方法は、距離に基づく方法や固定給与などさまざまな選択肢があります。 直接契約を行う場合、契約後に報酬額が変更されることは稀です。そのため、契約時の交渉が非常に重要です。契約内容については、細かい部分まで入念に確認し、検討することが大切です。   ハイヤー運転手の年収例 平均年収は500万円程度 例えば、国際ハイヤー(国際自動車株式会社)は、ハイヤー市場で15%のシェアを持ち、平均年収は500万円です。最初の年収は約400万円からスタートし、5年目には500万円に到達するまで、迅速に給与・年収が増加していきます。 ▼国際ハイヤーの平均年収 初年度 約400万 2年目 約472万円 3年目 約485万円 4年目 約490万円 5年目 約504万円 このデータからは、ハイヤー運転手の年収が、経験年数が増えるにつれて着実に上昇していることが明らかです。 また、年収の増加率が5年間で100万円というペースは非常に良好です。これは、多くの会社で「最低保障給制」と呼ばれる固定給や一定の給与が確保されているため、未経験者でも安心してこの職業に取り組めることを示しています。   ハイヤー大手は賞与支給あり ハイヤー会社は非常に希少ですが、以下の4つの主要な大手企業、通称「大日本帝国」と呼ばれる企業は年に2回の賞与を提供しているようです。賞与のような一括のボーナスが魅力的な場合、上記の「大日本帝国」のいずれかに就職することをお勧めします。逆に、賞与がない代わりに毎月の給与が高めに設定されている会社も存在します。毎月安定した給与が好ましい方には、賞与のない企業に就職することを検討する価値があります。 【賞与があるハイヤー会社】 大和自動車交通 日本交通 帝都自動車交通 国際自動車   高収入のハイヤー運転手になるための方法 収入を最大化したいと思うハイヤー運転手には、いくつかのアプローチがあります。高年収の運転手が多い会社に就職するのは一つの方法ですが、他にもいくつかの戦略が考えられます。 英語のスキルを向上させる 企業役員やVIPの運転手として活躍する際には、海外のクライアントを担当する機会も増えます。そのため、英語力を磨くことで、収入を増やすチャンスが広がります。 都内のあるハイヤー会社では、一般の運転手と比較して英語を話せるドライバーの平均年収が、約250万円高いことが報告されています。さらに、英会話手当を支給する会社も存在し、英語力を活かすメリットが多いです。 英語のスキルがあれば、仕事の幅も拡大し、他の言語も身につけることで、独自の価値を持つことができます。 VIPや企業幹部の専属運転手として選ばれる ハイヤー会社では、一回限りのお客様だけでなく、定期的な専属契約を持つクライアントも多数います。 このようなクライアントとの協力を通じて、自身の仕事ぶりが高く評価されると、直接雇用の機会が生まれるかもしれません。その際、提示される給与額は現在の収入よりも大幅に増加する可能性があります。ただし、クライアントの期待に応えるためには、常に彼らが何を求めているのかを考え、高品質のサービスを提供し続ける必要があります。   活躍できるハイヤー運転手 ハイヤー運転手として成功するためには、年収だけでなく、自身の適性や仕事への適性が重要です。以下から、ハイヤー運転手で活躍できる人物像を考えてみましょう。 卓越した運転技術 ハイヤー運転手は高級な車を運転し、安全かつ快適な移動を提供する役割を果たします。高度な運転技術とともに、高速道路や都市交通に精通していることが求められます。 高水準のビジネスマナー ハイヤー運転手は、高級な車両を運転し、高級なクライアントに対応するため、一貫したビジネスマナーが求められます。これには、清潔な外見、丁寧な言葉遣い、尊重と礼儀正しい振る舞いが含まれます。 接客スキル ハイヤー運転手は単なる運転者ではなく、お客様とのコミュニケーションも重要です。お荷物の取り扱いやドアのサービス、雨天時の傘の提供など、高水準のホスピタリティスキルが求められます。お客様と円滑にコミュニケーションをとり、彼らの要望に応えることが期待されます。 緊張感 お客様の安全と快適さを確保するため、ハイヤー運転手は常に緊張感を持って運転し、交通ルールを厳守しなければなりません。また、スケジュール通りに運転し、お客様の要望に迅速に対応することも重要です。 守秘義務 ハイヤー運転手は、VIPクライアントと接する機会が多いため、守秘義務が非常に重要です。クライアントからの情報や会話は機密情報として取り扱い、漏らしてはいけません。プロの慎重さと信頼性が必要です。 ハイヤー運転手には、運転スキルだけでなく、高水準のビジネスエチケット、ホスピタリティ、そして守秘義務を守る信頼性が求められます。また、クライアントに安心感と快適さを提供することが、成功の鍵となります。   まとめ ハイヤー運転手には、成功するために特定の資質やスキルが必要です。まず、卓越した運転技術が欠かせません。高級車を運転し、お客様に快適な移動を提供するために、高度な運転スキルが求められます。緊張感も重要で、お客様の安全と快適さを確保するために、常に運転に集中し、スケジュールを守ることも重要です。 また、高水準のビジネスマナーが不可欠です。高級なクライアントに対応するためには、身だしなみ、礼儀正しい振る舞い、尊重が求められます。接客スキルも必要で、お客様へのサービス提供が運転だけでなく、包括的なものであることを理解し、ホスピタリティスキルを養うことが大切です。 さらには、ハイヤー運転手はクライアントとの信頼関係を築くために守秘義務を厳守しなければなりません。クライアントから得る情報や機密事項を漏らしてはなりません。これらの要素を兼ね備え、高度なサービスとプロフェッショナリズムを提供できる人々が、ハイヤー運転手として成功することができます。 収入を増やすためには、まずは勤務先で真面目に勤め上げることはありますが、高額クライアントを獲得し、直接契約の機会を得られることがジャンプアップのポイントになります。また、英語力の向上や多言語スキルの習得は国際的なクライアントとの取引を促進し、収入を増やす手段となります。さらに、高品質のサービス提供と良好な評判を築くことで契約の継続にも繋がります。最後に、長期的なキャリアビジョンを持ち、自己啓発とスキル向上に取り組むことが、将来的にも高収入を維持する鍵です。これらの要点を組み合わせて、収入を上げるための成功戦略を構築しましょう。

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